40.音楽を少しずつ聴く日々

2016/12/2

出張で小田原へ。良かった。

用事が終わってから喫茶店・邪宗門へも行ってきた。

小田原市の外れのバス停までは歩いたのだが、途中、青物町という通りがあったが、さびれている感じだった。

小田原よりも国府津に近くて、延々バスに乗ったが、まあ海沿いの道で心地よかった。

邪宗門・三寶寺の入口

 店に入ると、パラゴンが置いてあり、「オーディオマニアの方へ 触らないでください」と表示してあった。Feastrexの音は、よかった。部屋が広くて、響きが良い感じ。音自体もひずみが少ない感じ。低音が豊か。音量は控えめ。普通に会話できる。常連らしい人がランチを注文していろいろお姉さんに話しかけていた。

 音のほうだが、小編成のジャズを控えめな音量でかけていて、透明感が高く、ひずみが少ない。ソースもよいのだろうか?小編成ならダイナミックレンジはそれほど大きくならないし、マイクも楽器の近くにおけるし、よい録音ができるのでは?今後、室内楽も開拓しようかと思った。

 

12/11 今度は親睦旅行で日光へ。鳴き竜を見、聴いた。とても良い音だった。よかった。

 お堂の真ん中へんに張り出している部分があるので、あのあたりは共振周波数が高くなり、それで中心で音を出さないと反響しないのだろう。

2週続けて旅行していいんだろうかと思ってしまった。


 12/25

 五味康祐の「西方の音」を読んだ。今までは内容が古そうで敬遠していたが、読んでみたら良かった。表現力があり、文学的で、読みごたえがある。オーディオについても言っていることは今でも正しい感じ。タカギ先生の装置をそのまま入れても良く鳴るとは限らないだろう。 だいたい、マルチチャンネルのオールホーンの音が必ずしも良いとは思えない。複雑すぎる。
 タンノイはシンプルな2ウェイだ。古いから真空管アンプとの相性も良いはず。フォールデッドホーンなら箱鳴りもあって、情報量の不足を補ってくれるはずだ。

 音はスピーカーが出すのではない。部屋の空気が出すのだ。これも正しいと思う。
 クレンペラーがもったいぶり屋だというのはあまり感覚が合わないが、カラヤンへの疑問などは合うところもある。
アメリカのオーディオ製品に不信感を持っているようだ。イギリスのほうが良いと。日本製はまだまだだと(当時はほぼそうだったか)。ただし、シュアーV15Ⅲの主任技術者は日本人であると。
 それで、今日、病院の帰りに石神井公園に行き、松の風公園に行ってきた。毎月1回のレコードコンサートは予約がいる。

12/27

 子供のピアノの先生の教室が田端なので、送って行ったが、待ち時間が長くかかった。近所の公民館でアマチュアが第9の練習をしていた。近所の田端新町商店街をぶらついて楽しんだ。下町で、よかった。また行きたい。

新年(2017)

 石神井公園へ。バスを乗り間違え、少し遅れて松風公園に着く。五味康佑のタンノイでオーマンディのチャイコ4番を聴く。広い部屋で、大きなスピーカーで聴く音は格別だ。フォルテの高音域はやっぱりつぶれる感じ、は仕方ないな。
 他にモーツァルトのピアノコンチェルト21番や、ロンド?を掛けた。
よかったが、「1812年」では寝てしまった。
 帰りは商店街を歩いた。次回からは、往復歩きだな。 

1/15

 12月末に、カートリッジを205cmk3に替えたが、聴く時間がない。まいったね。
  リスニングルームのアップライトピアノを家内が磨き立てたが、音響的には、ピアノが少し共鳴することがわかった。通常の音量なら、さほどのことはない(?)と思うが、多少の色付けにはなりそう。 

1/22()
 朝、ふたりを送り出してからBISのベートーヴェン皇帝、ロナルド・ブローテイハム・ノールショピング
SOを聴いた。

 改めてジャケットをみると、解説書には録音機材が明記してあるし、オケの配置図まである。
 音は、空気感の強い感じ。よく響くのに近くから聞こえる感じ。

 
小田原の邪宗門で感じたのだが、良い録音ソースを使うと、良い音が出るということ。
 あそこでは、小編成のジャズを流していた。クラシックでは、室内楽だろう。オーケストラはダイナミックレンジが広く、楽器が多いのでどうしても音が濁る率は高いだろう。
 というわけで、病院の帰りに新宿オーディオユニオンに寄り、BISのベートーヴェン弦楽トリオを買ってきた。 RVWの南極交響曲・ハイティンクも買った。
 家に帰り、ベートーヴェンの1楽章だけ聴いたが、狙い通り良い音だ。曲も良い感じ。

2/25

 ある週末、子供と食事をするときに、テレビを消して、CDを聴いた。セル・クリーブランドの第9だ。
 昔のレコード評では、独唱だか合唱が良くない、という評価があったと思う。
 
聴いていると、演奏がいい!そろっている。音がいい!きれいだ!ふたりで、そう言いながら聞いた。セルの全集を買っておいてよかったと思った。 しばらくすると、耳に第9が入ってしまったのがわかった。
 

 翌週、日曜日、家内が出かけた間にジュリーニ・ベルリンの第9をCDで聴いた。これも良かった。 まだまだ、耳に残っている。長い曲だが、また聴きたい。

 翌々週も、寝るときにPCに保存した第
9をミニスピーカーで聴いた。よかった。
 

4/9

 戸田交響楽団の定期でチャイコフスキー5番を聴いた。 良かった。近年の戸田響ではがっかりしたことが無い。

感動的な演奏で、音量も大きく、満足。 フィナーレは、やっぱりテンポは上がらずにゆっくりめだった。それもよかったけど。しかし、実演でも、大音量時には濁ったり、ひずみっぽい音になったりするんだよな、と改めて気づいた。そりゃそうだ。


 ホールにもよるのだろうが。
ビリビリ言ったり、濁って聞き取り難くなったり。これはレコードでも同じ。
 しかーし、ショルティ・シカゴの録音だけは大音量時でも(しかも相当の大音量だ)濁らない。ひずまない。クリアだった気がする。だからなのだな。評論家がシカゴ響来演時に「高性能のステレオ装置の音を聞いているようでした」という感想を残したのは。

4/30(日)今日も疲れた感が強く、腰が痛い。なおらんな。午前中は二人が出かけたので、バロックを聴き、ベートーヴェンの8番(ケンペ)を聴く。8番は面白い。昼はシチューの残りを食べる。疲れたので野球見ながら過ごす。3時頃昼寝して、4時に起き、散歩に行く。天気よく、緑濃く、家族連れ多く、さわやか。

6/4 疲れているが、まあまあ。オーディオは、聴く時間が少ない。しかし、205CMK3にして、すっかりその魔力にまいっている。これが一番だ。今日はスピーカーの裏側にあまったスポンジを張り付けて吸音材とした。スピーカーの背面の壁は測定上は定在波の影響が出やすい。しかし音楽再生ではあまり関係ないらしい。だからそういう吸音処理はあまりしないと思うが、スポンジは余り物で、じゃまにもならんのでね。 

6/10(土)

 昨日まで多忙・エアコンによる頭痛。しかし、よく温まり、よく寝たらなおった。

 家内がPTAで朝から出かけたので、ブルックナー7番をクレンペラーで聴いた。よかった。

 靴の修理と、スピーカーの処理をした。

 スピーカー背面に吸音材をセットした。画鋲で古タオルを止めただけ。

 右スピーカーは外側の側面にタオルをぶら下げた。すぐ外側が壁で、まったく吸音処理をしてないからね。

 これで、すっきり度が上がるのではないか?

 音出しは、次回だ。

6/16(金)帰宅後、一瞬時間ができたので、ツィーターキャビネットの補強を試みた。

 内側に鉛シートを貼ろうとしたのだが、肝心のシートに粘着力がなくなっており、うまくいかない。ツィーターの下面にだけブチルゴム経由で鉛シートを敷いた。

 これでツィーターキャビネット下面は、板(集成材)、薄い鉛シート、ブチルゴム、厚い鉛シート、防振ゴム、ツィーター本体、という構造になった。まあ、下からくる振動が一番大きいはずなので、これでいいと思う。

 次に、ツィーターキャビ・リアバッフルの内側にも、ブチルゴムを貼った。もともと内壁全面に薄い鉛シートを貼ってあるのだが、その上にシート付ブチルゴムだ。(表面に紙シートをはったまま)これで、ツィーターの端子(つまみ式のネジ)がじかにリアバッフルに触れずに済む。振動の伝達をカットできるはず。これはいいだろう。

 それから外郭キャビネット、ツィーターの隔離用ではなく、もともとのキャビネットの側板だ。ツィーターキャビは6面体ではなく、3面体を外郭キャビネットの前・上・内側(左右入れ替えれば内側になる)に取り付けているので、残り3面は外郭キャビネットで囲われている。(簡易な構造だ・・・)ここにもブチルゴムを貼った。が、これは大した効果はなさそうだ。

 音質の変化だが、作業途中で二人が帰ってきたので、当然あと片づけをしただけで、音は出せなかった。残念!

 どうも、音を聴けない時に限っていじりたくなるから、困ったものだ。

 翌日の土曜日、時間があったのでカリオペのCDとBISのベートーヴェントリオを聴いた。どちらもよい音だった。しかし、ツィーターへの処置やリアバッフル周りの吸音処置の効果があったかどうかは、まったくわからなかった。しばらく音を聞いていないんでねえ。

6/25()

午前中時間取れて、外盤A級ライセンスCDを掛け、そのあとでマーラー4番・クレンペラーのLPを聴く。

すごいいい音。というのは、低音の動きがよくわかる。今までと比べてどうの、というのではないが、とにかく低音が聴きとれる。

もしかして、もしかすると、背面に設置した吸音処理の効果か?

定在波については、長岡鉄男は気にしなくてよい派(ただしケースバイケース)、無線と実験系は気にして吸音処理する派だと思うが、両方の説がある。山水電気での話を読むと、吸音材は低音には効果がないという結果もあった。メーカー製のスピーカーで背面(外側)に吸音材を貼ってあるのは見たことがないので、だいたいのメーカーは背面の吸音はあまり意識していないのか?

 しかし、スピーカーからは背面にも低音から中音域まで放射されている・あるいは回ってくるので(なぜなら、聞こえるもんね)背面の吸音材は中音域はある程度吸音するだろう。すると、中音域の反射レベルが下がった分だけ、低音域がよりよく聴こえる、ということはあるかもしれん。

 とにかく、すごくクォリティが高い感じの音なんですよ。音域のちがう楽器がかわるがわる登場する感じで。まあ、曲がそうなんだけど。

 今日は、そう感じました。・・・・しかし、翌日思ったのは、最近、このリスニングルームで聴く機会が激減していて、居間のシスコンアンプ+FE126バスレフや、自室のPC用アクティブスピーカーの利用が多い。だからリスニングルームの本格オーディオが素晴らしく良い音に聴こえたのではないか、とも思った・・・。


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