46.トゥイーターの設定を調整
 Yahooオークションでオンキョーの拡散ホーントゥィーター・TW-610Bを9250円で入手した。単品ユニットのTW-1800A同等品という。調べたら、1800の方は内磁型に見えるが、実はフェライトマグネットなので、後ろにカバーがあるかないかの違いのようだ。なお、TW-1800Aもオークションに出ていたが、落札価格は3万円オーバーであった。
 オンキヨーの拡散ホーンは、当時ソフトドーム全盛だったが、そのブームに逆らうような、指向性の広いホーン、という製品群だ。俺は当時、これにシビレた。反骨精神というか、執念を感じた。しかし、それらは高根の花だったな。
 明確な使い道も考えずに入手してしまったが、地下のメインシステムにT-90Aの代わりにつないで聴いたところ、なかなかいい雰囲気だったので、実際に使用することにした。610Bで聴き、T-90Aで聴き、トゥイーター無しで聴いたりした結果、そもそもT-90Aの設定自体をもう少々精密にヒアリングして決めたいと思った。いまなら、SACDソフトでワイドレンジな音により聴き比べできる。T-90Aも6年以上使用しており、エージングは十分だ。まあ、ヒアリングの時間が足りないので、長い期間をかけて同じソフトを使って気長にやっていくしかないな・・・と、思った。(2019・7)
 7/21 メインシステムでトゥイーター(T-90A)あり、なしのヒアリングをした。
長岡外盤A級で比べたら大きく違いが分かった。ローマの松でもわかった。もうすこし弱くしても良いかも。トゥイーターなしだと素朴な音になる・・・。 本日のソースは、ショパン・ビアノコンチェルトNo.1(LP)、外盤A級ライセンスNo.1,NO.2、レスピーギ・ローマの松(エベレスト・SACD)
 7/24 カートリッジをピカリングに替える。エージングを兼ねてサンタナのアブラクサスを聴く。いい感じ。こういうのにはピッタリではないか?トゥイーター有り無しも聞き比べたが、トゥイーターがあった方が高域が伸びて華やか。全体の迫力も違う。ただ、もう少し控えめでもよいかもしれん。
 7/28 今日はかなりの自由時間があった。メインシステムのトゥイーター用コンデンサーを0.33mF・ムンドルフとやらに替えた。やたら大きなコンデンサーだ。配線全体をチェックし、はんだ付けがぼろくなってたのも補修しSACDを聴いた。その結果、以前(FOSTEX0.47mF)より自然になった。だいぶ変わった。以前はトゥイーターがやや効きすぎと思ったが、少しレベルが下がった感じで自然になった。トータルでこんなに変わるものかと思った。
 一方、TW-610Bの方は、メインシステムにのせて使うにはけっこう大きくて使いにくい。抵抗を入れてレベルを下げ、寝室のバックロードホーンに使うことを検討し始めた。
 8/15 メインシステムでじっくり音楽を聴いた。まずは、ベートーヴェンの弦楽3重奏SACD第1楽章、コルトレーンのバラード第2(?)楽章、エベレスト録音のローマの松をスーパートゥイーターあり、なしで聴き比べた。
 ムンドルフ0.33uFにしてから、あり・なしの差は小さくなったが、曲によっては違いが大きく出る。20KHzまでのはずの通常CDの「バラード」でも大きく違いが出た。しかし、この音でちょうどよいのではないか、という実感がしたので、調整とそのための聴き比べは終わりにした。
 12/30 秋葉原コイズミ無線へ向かう。FaitalPROの13cmウーファー、ネジ、ターミナル、端子を買った。店員さんにFOSTEXの新製品の音を聴かないかと言われた。帰りに御徒町近くでインドカレーを食べた。量がちょうどよかった。ごはんが長粒米だった。よかった。
なぜウーファーを買いに行ったかというと、書斎兼寝室のバックロードホーン用にサブウーファーを製作しようと決意したからだ。
 12/31 寝室兼書斎の8cmバックロードをテストCD(駆動はラジカセイヤホン端子+FOSTEXアンプ)で周波数特性チェックしたが、低域は100Hzくらいまでだった。予想通り。音源のひとつであるラジカセをヘッドホンでテストレコード聴いたら、30Hzくらいまで出ている。サブウーファーは有効と思われる。(2019.12)
47.寝室のバックロードホーンに拡散ホーントゥイーターを追加

 正月休みは3日までのんびりした。カートリッジをDENONのDL-301Ⅱに替えた。
 仕事はじめに「今年の抱負は?」と聞かれたので、思い付きで「よく働き、よく遊ぶ」と答えたが、その通りにすることにした。
 書斎兼寝室のパソコン・ラジカセ用の8cmバックロードはカマボコ型の良い音なのだが、じっくり聞いているとヴァイオリンコンチェルトなど、もっと高音域が伸びても良いなと思った。低音は無理だと思い、室内楽やコンチェルト系を中心に聴いているのだ。TW-610B(オンキヨーの拡散ホーン・トゥイーター)を片方だけ仮に載せてみた。すぐに使えるコンデンサーが1個しかなかったので片方だけだ。しかし、高音域は伸びて、きもちいい!なめらかな音だ。見かけ上は、8cmフルレンジよりトゥイーターの方が口径が大きくて(!)変だが、やっぱりフルレンジにはトゥイーターを付けた方がクオリティは向上すると思う。
 あとは、まえから思っていたのだが、低音域をちゃんとしたサブ・ウーファーで補強したい。そうすれば交響曲も書斎で聴けるというものだ。今だって聴けることは聴けるが、下が100Hzまでだからなあ。せめて50Hz、60Hzまで出したい。

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