48.サブウーファーの製作と追加
 「よく働き、よく遊ぶ」を決意したので、よく遊ぶほうの一環でサブウーファー製作を決めた。
 設計だが、書斎兼寝室でパソコンやラジカセの音源を聴くためのものなので、ある意味気軽に考えた。
1.置き場所がないのでベッド下のスペースに置けるようにする(絶対条件)。
2.そのため、体積はなるべく小さくする。
3.ベッド下設置型なので環境自体がハイカットフィルターになるはず。
 ハイカットのコイルは入れない。ASWにもしない。これなら体積の面でも有利だ。
4.FE-83なら能率が高くないので、サブウーファーも能率はあまり心配せずにユニットを選び、設計ができる(する)。
5.サブウーファー、スーパーウーファーには左右のユニットを一つのキャビネットで共有する方法もあるが、片方だけに低域の信号が入った時に反対側ユニットがドローンコーンのような動作をするといやなので、左右は独立構造とするが、体積の関係で一体キャビネットとする。ということでできたのが、この設計図(構造寸法)(拡散ホーン用のサブバッフルを含む)だ。
 これで、新潟の日曜大工応援隊・ストーリオさんに発注した。

 2/16 昨日まで掃除に明け暮れた。ストーリオから木材が届いた。弟が住んでいる実家へ送ってもらったのだ。9:30に車で出発。11:00前に着いた。しかし、いつものコインパーキングは無くなっていた。弟は留守なので部屋をざっと掃除し、組み立て用の線を書いてから昼飯に出かけた。 しかし、代田橋の沖縄料理店は臨時休業、万来軒はとうとう無くなっていた。コントも休み。さぬきやまで歩いて生姜焼きうどん付き定食を食べた。やっぱりあそこのうどんはうまい。京王ストア代田橋店も2階はダイソーになっていた。そこでドライバーを、立花屋でおみやげのいちご大福を買い、スリーコンカフェで自分用のフルーツサンドを買って戻った。組み立てを始めたが、4か所だけ釘を1本ずつ使い、あとは上に重しをのせておいた(BearHorn方式)。うまくいけば、水曜にフロントバッフルを接着だ。完成すれば、部屋でもシンフォニーをそれなりの音で聴ける(はず)。 サブウーファー用のユニットだが、12cm程度で、安くて、紙コーンで、磁石の大きい(重量がある)ものを探し、これにし、秋葉原のコイズミ無線で買った。グラスファイバーコーンだが、紙もファイバーだから、良いことにした。なにしろ、ベッド下に置く予定だし。
 FaitalPRO 13cmウーファー 5FE100-8【13cmグラスファイバーコーンウーファー】インピーダンス:8Ω、再生周波数:63Hz~6.3kHz、出力音圧レベル:88dB/W/m、重量:1.12kg

 2/24 サブウーファーは弟の家に3回通って完成した。写真でわかるように、ダクトの奥がせまくなってしまっている(スペーサーを入れておけばよかったな)。また、計算違いで予定より12mm長くなってしまった。これで共振周波数は下がり、効き目も弱くなってしまいそうだが、ASWと違い、ユニット側からも音が出るのでサブウーファーとしては大丈夫だろう。
 今日はその音を聴きながらほぼ一日家にいる。あっぱれ。かなり低いところまで出ている。びっくりだ。曲によっては「びっくり」するぐらい違う。ド迫力!といってもよい。オルガンやオケも問題ない。ただし、オルガンの低いゴーっという音はポーッになってしまうのはやむを得ない。スーパーウーファーでは無いからな。
しかし、テストCDを聴いてみると、予想以上に低いところまで出ているようだ。
ただ、曲によっては、ほとんど変わらない。低音の入ってないソースでは変わらないというか、効果なしなのだな。また、低音の入っているソース、いないソースについても録音年代はあまり関係ないようだ。長岡鉄男もそう言ってたっけ。
 サブウーファーはまだベッド下ではなく「とりあえず」の変な場所に置いているが、中音域の音量が低いので定位の乱れはあまりない。耳を近づけると中音域も出ているが、ヒアリングポジションではメインスピーカーの音にマスクされてしまう。ウーファーユニットを使って正解だった。
スーパーウーファーの低音では方向が分からないからどこにおいてもOKよ、というのを昔読んだが、本当にそうかもしれない。ただ、違和感がまったくないわけではない。理想はメインシステムだけで低音域までカバーすることだろうな。しかし、今回はメリットの方がはるかに大きかった。板材が1万円ちょっと(拡散ホーン用のサブバッフルを含めて)、ユニットが9000円弱だ。 これでこんだけの効果があるなら、皆さんにもお勧め、そして本格スーパーウーファーもやるべし!ということになるが、地下のメインスピーカーは低い方の音域まで出ているので必要ないか・・・(2020/2/29)
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