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活動記録

こちらのページでは、まてりあの活動報告を随時行っていきたいと思います。

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【2011年12月27日(火)〜29日(木)】

「石巻に行ってきました! 」

12月27日から29日まで、石巻に行ってきました。 「夢みの里デイサービス談話室&Cafe桜さくら」と「なかやしきっさ」で、箱庭体験会をさせていただきました。 雪がちらちら舞っていましたが、明るく穏やかな石巻でした。
27日は「夢みの里デイサービス談話室&Cafe桜さくら」で、 10名ほどの利用者さんとスタッフの方が待っていて下さいました、若い頃住んでいたところを作った方、 津波の話をしながら、逃げている鹿をおく方、自分の家のあった海辺を置いた99歳の元漁師さん。 初めは緊張していた皆さんも時間がたつうちに、楽しそうにスタッフの方と合作したり、 冗談を言い合って大笑いのうちに終わりました。お一人お一人の作品と一緒に写真をとってお渡ししました。



 この日は、中屋敷にあるお宅に泊めていただきました。 ここは遠方から来るボランティアの方の宿舎として提供されており、仮設住宅の炊き出しの拠点でもあり、 子供たちや、近所の方たちの居場所にもなっています。 夜は、この家のご夫妻、近くの学校の先生とお話しする機会がありました。 震災当日の様子や、その直後からずーっときてくれている大学生を中心とする若いボランティアの人たちの話、 子供をなくした母親を支える学校の先生たちの事など、沢山のお話を聞かせていただきました。
 翌日は、「なかやしきっさ」で、ご近所の方々と、箱庭を作りました。 子供たちは、いつでもどこでも箱庭が大好きです。 ドアを開けて入ってくるなりワーッと言ったなり、箱庭に没頭し、終わると楽しかったといってくれます。 大人は、なかなか近づいてくれません。 でもひとたび始めると、楽しそうにいそいそとミニュチュアを選び、お互いの箱庭を見て笑いあったり、 冷やかしたり、最後は大笑いになります。 仮設住宅から来た方は、写真を大事そうに持って帰られました。 大人も童心に返って心が軽くなったような気がします。

 夢みの里の皆さん、なかやしきっさの皆さん、暮れの忙しいときにありがとうございました。 また箱庭の道具を持って、石巻に行こうと思っています。またよろしくお願いします。



【2011年12月13日(火)】

「デイサービス みんなの広場に行ってきました! 」

12月13日、デイサービス「みんなの広場」に出張箱庭に行って来ました。 体験されたのは、80代の高齢者の方々13名。こちらは7名のスタッフで行きました。 皆さん車椅子か杖が必要な方々でしたが、ミニチュアを選ぶ際も、砂の上に置く際も、 施設スタッフの方がマンツーマンで付き添い、丁寧に介助して下さったので、スムーズに体験して頂くことができました。

選ばれるミニチュアは大きめのもの、家や木、花、動物など、実際の景色を再現するような具象的な物がほとんどです。 出来上がった作品とご本人を一緒に写真に収めて差し上げると、大変喜んで下さり、 「あなた美人に写ってるわね~! 」とお互いに見せ合っていらっしゃいました。

また、最後にスタッフの方々も作られたのですが、それを皆さん、にこにこ楽しそうに見守っていらしたのが印象的でした。

箱庭体験は、どんな年齢層の方でも楽しめますが、好まれるミニチュア、置き方など、年代によって傾向が異なるので、 それぞれのニーズに合った箱庭体験会の工夫が必要だと改めて感じました。

特に高齢者施設に伺う場合は、事前に施設スタッフの方に、利用者の年齢層、ハンディの程度を伺い、 テーブルの配置や箱の置き方、こちらはどの程度補助するのかなどの確認をしておくとよいようです。

毎回、新たな発見がある箱庭体験会ですが、何よりも利用者の方々がとても 生き生きとした笑顔を見せて下さることが私たちの一番の喜びです!




【2011年11月19日(土)/20日(日)】

「いちょう祭りに出張箱庭行ってきました!」

11月19日、20日の2日間は八王子いちょう祭りでした。数年前から毎年、このいちょう祭りのわくわく広場で、無料箱庭体験会を行っています。

会場は長房市民センター。
19日はあいにくの雨で、人出も少なかったのですが、熱心な箱庭ファンたちが訪れてくれました。
20日は一転して好天、午後はかなり込み合い、2日間で延べ63名 (ほとんどが子どもたちですが、中には大人の方も) が箱庭を作ってくれました。

今年らしいなと思った作品は、小学生の男の子三人で作った作品。
作り終えて、「テーマは何かあるの?」と聞くと、「津波」と答えました。
確かに、大波、担架で運ばれる人、倒れた建物などなど、それらしき光景です。
直接の被災者でない子どもたちの心にも、爪痕を残しているのだなと改めて感じさせられました。

箱庭を体験された皆さんは老若男女を問わず一様に、「面白かった」、「楽しかった」とおっしゃいます。
たくさんのミニチュア類や重い砂などを持ち運ぶのは正直一仕事ですが、そんな声を励みに、これからも少しずつ活動範囲を広げていきたいと思っています。


【2011年10月30日(日)】

「サイエンスフェスタに出張箱庭行ってきました!」

10月30日(日)、「東京国立高専 de サイエンスフェスタ2011」で無料箱庭体験会を行いました。
昨年までは夏休みに開かれていたサイエンスフェスタですが、今年は秋の学園祭と同時開催という形でした。

朝準備のため会場に着くと、ブース名が「ミニチュア庭園をつくろう」となっていて、一瞬「エッ?」と思いましたが、なるほど確かにミニチュアの庭園だわ、と納得。
おそらく主催者側で子どもたちにわかりやすいように工夫して下さったのでしょう、私たちには思いつかない柔らかいネーミングです。

当日はたくさんの子どもたちが訪れ、朝10時から4時までで、56名の子どもたちが箱庭を体験していきました。

毎回思うのですが、子どもたちが本当に楽しそうに箱庭作りに夢中になる姿を見て、こちらも元気をもらいます。作品に一つとして同じものはありません。一人ひとりの個性が発揮されるところが箱庭の面白さですね。




【2011年9月28日(水)】

「高齢者向け出張箱庭(療法)体験事業を行っています。」

今年度は八王子市より市民企画事業補助金を受け、「高齢者向け出張箱庭(療法)体験」事業を行っています。
これは主に外出しにくい高齢者の方を対象に、デイサービスや老人ホームに箱庭の道具、多種多様なミニチュア類一式を持参し、体験して頂くというものです。

9月28日(水)、多摩軽費老人ホームに公開講座という形で出張箱庭に行ってきました。
まず箱庭療法とはどういうものかをスライドを使ってご説明し、その後グループに分かれての体験。
時間に制限があったので、お一人お一人ゆっくり体験して頂くことはできませんでしたが、それでも皆さん、人形や家、樹木など、さまざまな種類のミニチュアを置いて楽しまれていました。

高齢者の方は、箱庭をきっかけに昔のことを思い出されて、懐かしそうにお話を始める方も多く、私たちも時間の許す限り、そんなお話に耳を傾けたいと思っています。

この事業は来年3月まで無料で行っております。
老人会などにも伺いますので、お気軽にお声かけ下さい。