これから、球の回転について更に踏み込んだ内容を書いていこうと思っている。
そこで、読者には、自分の球に、経度と緯度を書いてもらい、球の回転を身近なものにして欲しい。
自分の球に次の、経度と緯度をマジックインキで書いて欲しい。
Fig-1.4.1
今、球が縦の方向に時計回りに回転しているとする。赤道線が最も早い接線速度で回転している。 一方、両側の極では接線速度はゼロだ。そうそう、球の赤道線は地球と違って、縦方向にも、横方向にもなる。
Fig-1.4.2
接線速度は、角度(θ)が90°から45°まではゆっくりと下がるが、45°からは直線的に下がっていく。
回転している相手の球の接線速度は、縦赤道線付近では速いが、極の付近では遅い。
相手の見えない回転による運動量に翻弄されないで、自分の意図した方向へ飛ばすためには、
球の極付近を触れば、相手の回転に左右されないことが分かる。
回転している球の何処を打つかは、相手からの球の回転を利用するか否かで使い分ける。