この節で扱う戦術図は、球の回転はベクトル図で表している。 複雑な問題を思考するのには、従来の球に回転方向を図示した方法では煩雑になりすぎるからだ。
少し、説明しておこう。
① カーブ・ドライブでサーブする。
Ⅰのカーブ・ドライブのサーブに対して、相手が粒高でレシーブする、即ちナックルでレシーブするので、Ⅱではカーブ・ドライブがそのまま戻ってくる。
③ シュート・ドライブで打ち抜く。
Ⅱのカーブ・ドライブに対してシュート・ドライブを加えて、Ⅲのドライブとして相手を打ち抜く。
⑤ カットもくしはシャクリで攻撃的に繋ぐ。
相手のブロックは、ⅥのΘカットとなって戻ってくるので、攻撃的なカットもしくはシャクリによって返すと、Ⅴでナックルとなる。 相手がうまくレシーブできれば、それはⅥで①の状態に戻ることになる。