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* bud pictures
〜ここでは、BUDの音の世界について語っております。
 真新らしいことは何もないのですが、ご興味あればご覧くださいませ〜
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2010年3月30日
10. (ラジオ放送第8回とラジオドラマ『星屑草』第二回目のご紹介。)

 ラジオ放送は第8回目。よくわからん寸劇オープニングではじまり。続いて恒例のリスナーのお悩みアドバイスコーナー「男の花言葉」。栃木弁で花言葉を送ったり、マリモの命名をしたり・・・フリーダムなコーナー・・・。
 続いてラジオドラマ「星屑草」第二話

【ドラマ語り始まり】
 薫様の、前回のあらすじ紹介。これもCDには収められていないパートです。天界の用事で、まだ下界に戻っていない薫様が、下界の蕾たちの様子を事細かに知っているのは、天界の魔法の鏡のおかげなのですって。
 これ以降はCDに収められている通り。
 放課後の学校(コウヨウ高校、だったか)で、 蕾が校内を歩いている。前回、「学校の標本室にシロツメクサの押し花だったらあるかも」という東雲さんのアドバイス(むしろからかいの色が濃い)を受け、標本室を探しに来たものの、場所が分からず次々と教室のドアを開けてみては、よく分からん、とぼやいているところに。
 「・・・開けたら閉める!」
 「うわぁっ;」
 ふいに不気味な声が響いて驚く蕾。
 「わからないのなら、ちゃんと私に聞けばいいものを。」
 蕾を驚かした不気味声の持ち主はもちろん東雲さん。
 ずっと見ていたのかおまえ、と、あせる蕾に、私がそんな底意地の悪いことをするわけ無いじゃないかね、と東雲さん。しかし蕾は「する」と即答。
 「ちっちっち、猜疑心を抱いちゃいけないなー。君を見かけたので教えてあげようと思ってついてきたけど、話しかける機会を逸してしまっていただけなんだよ」、と、蕾に弁解する東雲さんです。ああ、ここでも、『好きな子は構いたい』気持ちを抑えきれなかったようで・・・だから蕾に、底意地の悪いやつ、と思われちゃうんですよ・・・(しみじみ)。
 もういい、自分で探す、と、去ろうとする蕾に、「植物標本室は目の前のその部屋だよ」と教えてあげる東雲さん。そして去り際、「開けたら、閉めようね」、と蕾に言葉をかけていくんですが、これがまた甘い調子で。ほんと、東雲さんのお声担当の飛田さんというお方に、東雲さんが乗り移って喋っていたんじゃないかと、本気で思います。
 しかしよく考えればこのやりとり、東雲さんが高校に初めて来た蕾を見つけた時点で、「やあ蕾、よく来たね。植物標本室を探しに来たのだね?標本室はこの部屋だよ。」と、言って、ドアを開けてあげればよかったんじゃないでしょうかね。たしか原作にはこんなやりとり無かったから、ラジオドラマオリジナルのシーンでしょうが、とにかく東雲さんの「蕾かまいたい病(=イジワルさ)」が強調されているような気がする・・・(失笑←え)。

 続いて透のマンション。父親からの留守電メッセージが流れていたが、キレイ事を、と切ってしまう透。そこに蕾が訪ねてくる。部屋に招き入れられ、標本室で手に入れたシロツメクサを透に渡すが、蕾の手を離れ花気を失った花は透の前で見る間に枯れてしまう。こんな真冬の時期だものしかたがない、とあきらめる透。その後何故透がシロツメクサを探しているのかという話題に及び、事故で入院していたときの夕姫とのやりとりの回想場面にうつる。透と夕姫との出会いと、シロツメクサの花冠のことを知る蕾。
 透は、彼女が目前に迫った大手術を乗り切れるように、シロツメクサで元気付けたい、という。そこに、入院中の夕姫から電話がかかってくる。手術を前に、元気をなくした様子の夕姫。透は彼女を案じ、一人病院に向かう。

 窓から蕾が訪れ、新潟の菊水の一升瓶をおもむろに机の上に置く。場面は夜。田科研の東雲さんのお部屋。
 「深夜に押しかけた侘びだ」
 「イカでも炙って一献傾けながら私と幼少の日々を語り合おうとでもいうつもりかい?」
 チョイスがオヤジ渋いですよ東雲さん・・・。と言うか、たとえ幼少時代を語り合っても、あのときはこれこれで殴られた、このときは言われもなくたたかれた、とか、そんな思い出しかないんじゃ・・・(失礼)。じゃなくて。
 「そんなのはまっぴらごめんだ」
 「それはこっちのセリフだよ」
 「何だと?!いちいちつっかかるな!」
 「つっかかってるのはそっちだろう」
 呑みの誘いはあっけなく蕾に拒否されちゃうわけですが、さすが東雲さん、言葉の応戦(からかうこと)に関しては一歩も引きませんね。そういうとこでは、蕾は敵わないとわかっていて、最後は折れるんでしょうな。(で、よけい蕾に、いけすかない奴、って思われちゃう。そしてウさ晴らしに殴られる。・・・悪循環!)
 「なにィ!・・・いや、おれは遊びに来たわけではない。頼みがあって来たのだ。」
 東皇使のお前ならば、春の野草のシロツメクサを咲かせるくらい簡単だろうと言う蕾に、大地の体内時計を狂わせるわけにはいかないよと諭す東雲さん。蕾はそれでも、どうしても駄目なのか、と食い下がるが、すまないができない、という返事しか引き出せず。
 「・・・邪魔したな、かえる」
 埒が明かないと、帰ろうとする蕾。東雲さんは引き止めるが、蕾は、そうか、お前は飲まんのだな、と、さっきの酒を持ってまた帰ろうとする。と。
 「あ、いえいただきます、私も飲みたいときくらいありますよって、そーじゃなくて」
 ですよねー、色々と気苦労(主に想い人に対する)が多いですもんねー飲まなくちゃやってられないときもありますよねー東雲さん(←そんなことは言ってないって)。・・・この『星屑草』は折に触れて東雲さん(というか飛田さん)の口達者ぶりが聞けて面白いのですが、なんと東雲さんのひとりノリつっこみまで聞けます。そのお声で、「ヘマしましたスミマセン」も言ってもらいたいものです(『獣地蔵』)。
 で、蕾が心配な東雲さんは、手伝えることもあるかもしれない、いい酒もあることだし、ゆっくり事情を聞かせておくれ、と引きとめますが、そんな暇は無い、と、飛んで行ってしまいます。
 ・・・結局、お酒はいただいたのかしら東雲さん・・・(疑問はそこ?)

 最後は夕姫の病室。容態の悪い夕姫を見舞う透。シロツメクサさえあれば・・・東雲に土下座しても、シロツメクサ手に入れてやる、と決心し、透は病室を後にする。が、その途中、ヤクザに絡まれてしまう。

【ドラマ語り終り】

 続いてラジオDJパート。「フラワーパワー」花占いコーナーでは、告白の力がある「ガーベラ」等を紹介。そしてラジオBUDBOYのお時間は終了。

 うう、今回は語りすぎた・・・。
 次は、ラジオ放送第9回、『星屑草』第三話。よろしければまた、お付き合いくださいませ。

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