It's really nice of you to come!!  about Sounds
* bud pictures
〜ここでは、BUDの音の世界について語っております。
 真新らしいことは何もないのですが、ご興味あればご覧くださいませ〜
10  (old) ← → (new) 12
2010年3月30日
11. (ラジオ放送第9回とラジオドラマ『星屑草』第三回目のご紹介。)

 ラジオ放送は第9回目。DJお二人のよくわかんないポエム語りのオープニング・・・(察してくださいまし)。続いて「男の花言葉」コーナー。透役さん「女装のときはパンストをはく」発言。あ、お芝居の役で、だそうですが(なんでそれが花言葉につながるんだろう・・・)。
 続いてラジオドラマ「星屑草」第三話

【ドラマ語り始まり】
 今回もはじまりはCDには収められていないパートから。深い森の中で木々の枝葉の生い茂る隙間から空を見上げる瞬間を音に編成したようなBGMにのって、薫様の前回までのあらすじ紹介。優雅な、かつ荘厳な、黎明殿の東雲様を思わせるこの曲が大好きです(『花曲集』 'healing green')。
 「シロツメクサを必要としている透様のお気持ちを察した蕾様ですが、いかに蕾様といえど、四季独特の花を自由に咲かせることもままならず、一番苦手な東雲様にお願いにあがったのは、私も少なからず、いえ、たいへん、驚きました」。(・・・「一番苦手な」、ですって。蕾は、一番苦手なんですって東雲さん!(失笑))
 「・・・ですが、そこは東皇使東雲様のお役目もあって、いかに幼馴染の蕾様の頼みとあれど、聞くことはかないませんでした。蕾様の落胆、いかばかりか。わたくしも、お二人の胸中をお察しすると、涙なくしてはおれません。夕姫様、透様の運命やいかに。・・・え、話を楽しんで無いかって?そりゃあもうこんなにヒトゴトが楽しいとは・・あ、いえいえ。それでは星屑草最終話です。」
 これ以降はCDに収められている通り。
 ゾクに絡まれる透に、蕾が加勢する。ここは任せろ、と、透を逃がし、蕾は族と対峙する。
 一方東雲さんは、星屑の光に宿る仙女の宵光姫様のところへ。河原いっぱいのシロツメクサをお願いするために。東雲さん、ここでも東皇使の職権乱用、じゃ無くて、威力を発揮。「星屑の輝き光を司るあなたにしかお願いできないこと」「あなたの清らかな光」「四季折々の花のめぐりを見守るだけの私には管轄外で」などなど、ことお世辞がつるつると・・・あ、いえ。そんな東雲さんに、「お上手ですのね、そこまで言っていただいたら、お話だけでもお伺いしなくては・・・。」と、宵光姫様。うまく丸め込みましたね東雲さん(←人聞きの悪い・・・;)。
 そして夜半、夕姫を窓辺に迎えにくる蕾。ここからは、音響、演技とも演出が見事、コミック2巻の『星屑草』のあの名シーンと劣りません。星屑の光のシロツメクサで満ちる静かな河原に、夕姫ちゃんと透がよりそっている様が目に見えるようです。ここは何より、透役さんの演技の賜物、って感じです。
 そして翌日。天界の御用時を終え下界に戻ってきた薫様が、不在のおりには蕾様のこと色々お世話になりまして、と東雲さんにお礼を言う。これには、「イエイエ、たいしたお守りもできなくて(お守りとは何だ!という怒りを買いながら)」などと相変わらず一言多い返事をなさる東雲さん。そこに、透がやってくる。夕姫ちゃんが無事手術を終えたと報告する。ここで透は薫様と初対面。自己紹介する薫様。フォローのため東雲さんは透に「蕾が子供だから保護者みたいなものだよ」と薫様を紹介するわけですが、それは東雲さんあなたもね・・・。そして、蕾の正体がどんなでも愛してるぞー!っと大胆告白して去っていく透。そんなとこが透らしい。
 「よいお友達ができて良かったですね」と喜ぶ薫様に、
 「それは薫殿の采配の賜物じゃないですか」
 「イエイエとんでもない」
 と、このたびの一件を振り返る二人の会話に、ついに蕾が口を開く。
 「・・・宵光姫の件は恩にきる。その、世話をかけっぱなしと言うのは気持ち悪いから、何かほしいものはあるか薫」
 照れながら一生懸命謝意を示す蕾に、蕾様がよい子でいてくださればそれだけで・・・と涙ぐむ薫様。そんな感動のシーンにすかさず、
 「それはぜったい無理ですねぇ。なんせ、薫殿不在の間に、酒は飲むわゲームはするわで・・・」と、蕾の悪事をチクりはじめる東雲さん。そんなことしとらん、と蕾は反論するも、東雲さんの報告はさらに続く。
 「それから、人間を相手に乱暴狼藉、立ち聞きはするわタバコも隠れてすってたよねーそれに喫茶店でビールを飲みまくってーその店のビール全部飲んじゃってー酒屋からそれをあらためて取りよせさせたんじゃなかったっけー店主脅かしてー首根っこ捕まえてーそれから夜中にそら飛んで・・・」東雲さんの流暢なセリフでフェードアウト。『星屑草』終了です。
 聞き取れなかったけど、夜中に空飛んで何したんだ蕾・・てか東雲さん・・・ご自分も夜更けに宵光姫のとこに言って甘い言葉で星屑草をお願い事をしていらしたじゃないの・・・。

 そして残念なのが、ラジオドラマの編成の都合でしょうが、原作の最後の名?シーン、東雲さん:「蕾、言いたかないが、今回の件は私に礼を言うべきだろう?!」薫様:「ごもっとも」蕾:「(そう思ってたとこなのにっ//)」、が、無かったのです。あれは東雲さんらしくて、再現してほしかったです。でも、あのチクり東雲さんも面白いので、私の中では良しかなぁ、と。

【ドラマ語り終り】

 ドラマ後、ラストは蕾役さんと透役さんの歌うエンディング曲の「Mighty Dream」。これ、始めの頃に取り上げたとおり、歌詞は全然BUD意識して無いだろうって感じですが、曲調が『星屑草』にピッタリ。番組途中にはこのCDドラマの宣伝もかかってまして、そのCMでは、この曲をバックに透の「シロツメクサを、探してくれないか?」というセリフからCD紹介になり、最後に「蕾、俺、お前に会えてよかったぜ」と締めくくるんですけども、もうほんとうに『星屑草』の雰囲気が漂うCMでした。

 続いてラジオDJパート。「フラワーパワー」花占いコーナーでは、恋を盛り上げる媚薬パワーのある「グラジオラス」等の花を紹介。コイノビヤクパワーって・・・東雲さーん出番ですよー!!この紹介ナレーターはやっぱり貴方でなくては!!!(笑)
 そしてこの年の6月5日発売だったCDドラマ『小夜曲』と、続いて6月6日の原作第5巻発売の紹介。そしてラジオBUDBOYのお時間終了。・・・そう、このころ5巻発売だった・・・『百花宴』で東雲さんが「私自身が舞姫を見たかっただけ」と言って蕾をだまして皇女舞を躍らせたり、『秋色御褒美』で東雲さんが透に花精を見せてあげながら「この術は聖仙なら誰でもできるわけじゃないよ、私には造作も無いことだけど」と優等生ぶったり、同じく『秋〜』で高校のテニス部のカナちゃんに告白されたのに「特定の人と特別なおつきあいをしたいとは思っていないんだ」と返事したり、『無垢花』で東雲さんが何故か北国温泉に一緒についていって透とハジけたり(春日が見たら卒倒するぞと蕾が心配するほど・・・)、『夢幻花王』で行方不明の透を夜通し探してびしょぬれになった蕾にシャツをかしてちょっといろっぽ(自粛)、同じく『夢幻〜』で「人間と(透と)友達になるなんて考えてもみなかった」と告白してみたり、何かと目白押しの5巻、発売のころでした・・・(取り上げる項目が東雲さんに偏りすぎている)。

 うう、今回は脱線ひどすぎました反省・・・。
 次は、ラジオ放送第10回、『無垢花』。よろしければまた、お付き合いくださいませ。

10  (old) ← → (new) 12