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〜ここでは、BUDの音の世界について語っております。
 真新らしいことは何もないのですが、ご興味あればご覧くださいませ〜
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2010年2月3日
6. (ラジオとドラマパート紹介「花喰い花 第三話」です)

 ラジオ放送第四回、ドラマ『花喰い花』 第三話の紹介です。内容に触れますのでご注意を。ドラマ部分をお読みになる方は反転願います。

 始まりのDJパートは、今回からの新コーナーだという「フラワーパワー」の紹介。どうやら花占い、みたいな感じらしい。続いて「男の花言葉」コーナー。そしてドラマパートへ。

【ドラマ語り始まり】

 『花喰い花』第3話。
 やはり今回の話の冒頭も、前話とのつなぎ的な小話が入っています。

「負礼堂に封じておりました朱光妃に逃げられてございます」
「下界へか」
「はっ、まことに申し訳ありませぬ」
 蕾に頭を下げる紅花将軍。

 その後の話語りは先回同様薫様。
「下界では、天界聖仙郷から放逐された御大花将蕾様を連れ戻すどころか、もっと大変なことが起きてしまいました。天界で封じられていた、朱光妃という花精が逃げ出してしまったのです。「(紅花将軍:)負礼堂に封じられている長き歳月のうちに、闇の中で、花精から妖花へと変化したのでございましょう。いまや彼女は、花気を喰らう妖花と成り果ててございます。」 ・・・下界は今、春の盛り。花にとっては、一番咲き誇れる時期です。下界に降りてきた朱光妃が、辺りかまわず花を喰らっては、地上の花はすべて滅んでしまいます。そのような事態を食い止めるのも御大花将様のお勤め。・・・と思えば、少しは天界に戻られるのが遅くなっても、いた仕方ありません。しかし、蕾様を天界につれて帰るという私のお役目は・・・。嗚呼〜、日々悩みは募るのでございます・・・。」

 蕾を天界に連れ帰れなくて頭を悩ます薫様。しかし、天界を「放逐」されたとは、また・・・。意味的には合っているんでしょうけれど、「放逐」って、なんだか。蕾には、「落っことされた」のほうがしっくりくるのは、なぜでしょう。そうそう、朱光妃は花精、なのですね。また間違えた・・・すみませぬ。実は未だに花仙と花精の違いが分かっておりません。天界にいるのが花仙?下界にいるのが花精?うーん、私はまだまだ勉強不足ですなぁ。


 ここからはCD『花喰い花』第3話となります。薫様と蕾が、下界の朱光妃の情報を集めようと、ビルの屋上で風達に問います。
 ここ、原作では蕾一人だったような・・・。ラジオ(CD)ドラマは、原作と比べるといろんなところが編集されているようなので、ちょっと違和感を覚えるのです。とはいえ、逐一原作とつき合わせて確かめてはございませんで(勉強不足)、どこがどう違うか論じることはありませんですけれど。

 風たちが去ると、(風が蕾のことを「我らが王、玉風大帝を父とするおかた」と言った事に対して)「おれは父の顔すら知らぬがな・・・」とこぼす蕾。『空心鳥』を経験した今となっては、何かと父にゲンメツしてしまった感のある蕾ですが、当時は、父帝に会ったことがまだなく、ある種の憧憬や焦燥感を抱いていたのでしょう。それをよくあらわす一言。

 田科研究所の一室では、孝行を操った朱光妃が、次々に所内の鉢植えの花を枯らせる。美しく咲くためにさらに外の桜並木を食べたいと、外に連れ出すよう朱光妃にうながされた孝行は、不穏を感じてそれを止めようとする英子を部屋に閉じ込め、朱光妃の実体を外に連れ出す。

 一方、紅花将軍は、持ち場にもどれと命じられたものの、蕾が朱光妃を探すための助力を求めて、人間界の東雲さんの部屋をたずねます。と、紅花将軍が本題を話し始める前に、朱光妃を探すのを手伝えばいいのですね、と仰る、察しの良すぎる東雲さん。・・・紅花将軍がびっくりしていますよ・・・。これに対する東雲さんの言い訳は、
「そんなに意外な顔をしないでください、下界で起きたことは大抵知っています。それなりに、蕾の動きも見てますし・・・。こういう話は伝わるものです。それに、私は蕾の幼馴染です。幼馴染の危機とあれば、手伝わないわけにはいきません。そうでしょう?」
「あの・・・」
「朱光妃は花気を食らうのでしょう。あなた方花仙にはかなり手ごわい相手だから、蕾を心配して天界に戻るに戻れず、私のところに来たのではありませんか?」
「どうか、御大将にお力添えを・・・」
「頼まれなくとも。下界は今、花の盛り。それを食い荒らされては、東皇使の私の面目が立ちません。」

 ・・・この時の紅花将軍の戸惑い、いかばかりか。「それなりに蕾の動きも見てますし」って、どこをどうしたら知れるんですか東雲さん。第一蕾は最近下界に落っことされたばかりでしょうに東雲さん。そしてまた強調しましたね「私は蕾の幼馴染」って東雲さん。「頼まれなくったって」助力する気満々な東雲さん・・・いやぁっ、おまわりさーん!蕾ストーカーがいらっしゃるわぁ!!(←だから東雲さんに謝れと何回言ったら・・・)
 まさか東雲さんがこんなに蕾のことを気にしているとは、当時は気がつきませんでした(ほんとです)。なんか、この頃から蕾に(無意識にでも)御執心だったのですね。なんか、色々、納得。

 公園では、桜並木にとり憑く朱光妃の姿が。そしてそれを見つけた蕾が飛び込んできます。桜の花気を得て力を増した朱光妃に、蕾も、そのあと駆けつけた薫様も、太刀打ちできず、どうなる、といったところで第三話終了でした。
【ドラマ語り終わり】

 このあと再度DJパート。冒頭の「フラワーパワー」花占いコーナー。どうやら、実際の花に秘めるパワーを紹介するのがメインのようです。BUDらしいような、無理矢理感が漂うような・・あ、イエイエ。
 それから、ラジオドラマを収録したCDドラマ第一巻『花喰い花』の、発売日延期のお知らせ。そういえばそんなことがあったなあ。そしてここでCD内容の紹介が。CDには、「BUDBOYなかよしクラブ」なるおまけトークが収録されていて、今回は「蕾と東雲編」だと(←「編」を、「変」って変換しそうになった)。やはり当時は全然気にしてなかったのですが、このおまけトーク、実は色々物議をかもす内容で・・・それについてはまた後日。
そしてラジオは次の番組にバトンタッチして終了。

・・・だらだら書くの、次こそ改めマス;(←ほんとか)。
 次回は、ラジオ放送第五回・ドラマ花喰い花第四話のご紹介。よろしければまたお付き合いくださいませ。

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