3. 基本戦術を支える振りの技術

3.6 下回転のドライブ返球

ここでは、2.4節 「下回転をドライブで返球」の振り方を紹介している。
相手からのΘカット(ΘB)は、バック側の球にはHコーク(H)を加え、フォア側の球にはFコーク(F)を加えると、 その結果としてドライブ(T)となるのであった。
しかし、打球点が、台上か、台外かで振り方は制約を受ける。またカットマンの強い下回転には別な技術も必要だ。

3.6.1 台上の振り

これらの打ち方は台上の振りとしたが、フォアの振りは台外においても出来る。

(A)バックの振り

台上バック側の下回転をドライブ返球(1)

Hコーク回転を与える。すなわち球の左側を下から上に擦る。
ラケットヘッドを前方水平にして、右回転させて突き出す過程で球の左側を上に擦る。

(B)フォアの振り

台上フォア側の下回転をドライブ返球(2)

Fコーク回転を与える。すなわち球の右側を下から上に擦る。
ラケットヘッド前方平にして、左回転させて突き出す過程で球の右側を上に擦る。

もどる

3.6.2 台外の振り

バック深い所の下回転を、中国女子の張 怡寧(チョウ イネイ)はどう打つのだろう思いビデオ録画した画像 を分解して図にしたものだ。

(A)バックの振り

台外バック側の下回転をドライブ返球(1)

Hコーク回転を与える。すなわち球の左側を下から上に擦る。
大きいスイングなので少し勇気がいるが、球が台から飛び出すことはない。心配はいらない。やってみよう。

(B)フャアの振り

台外フォア側の下回転をドライブ返球(2)

Fコーク回転を与える。すなわち球の右側を下から上に擦る。

もどる

3.6.3 カットマンとの繋ぎ

カットマンとの対戦では、強い下回転をドライブで繋ぐ技術が要求される。

(A)バックの振り

台から離れた下回転をドライブ返球(1)

カットマンの下回転(ΘB)ドライブ(T)で返球するにはHコーク回転(T)を与える。
カット回転はネットに引っ掛ける可能性が高いので以下のように振る。
① ラケットを前方に倒し、肘関節を90°に固定し肩関節で回転させ振り上げる。球の左側を上向きに耳元辺りまで擦り上げる。
② バウンド直後にラケットを当てる事でカット回転を弱めることが出来る。

(B)フォアの振り

台から離れた下回転をドライブ返球(2)

カットマンの下回転(ΘB)ドライブ(T)で返球するにはFコーク回転(T)を与える。
カット回転はネットに引っ掛ける可能性が高いので以下の様に振る。
① ラケットを前方に倒し、肘関節を90°に固定し肩関節で回転させ振り上げる。球の右側を上向きに耳元辺りまで擦り上げる。
② バウンド直後にラケットを当てる事でカット回転を弱めることが出来る。

(C)フャアの振り(カット回転を打ち抜く)

台から離れた下回転をドライブ返球(3)

Hコーク・カーブ・ドライブ(HRT)回転を与える。相手のカット回転(ΘB)に対してドライブだけでは、同じ方向なので球を掴むことが出来ないのでHコーク・カーブを更に加えて掴み、球をコントロールしHコーク・カーブ・ドライブ(HRT)回転として返す。

もどる