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updated 2016-10-26
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子育てと近年注目されているアダルトチルドレンの関係性は非常に高いと言われています。

父母の皆さんは家事をしているとき、幼稚園保育園小学生くらいまでのお子さんに「僕にもやらせて、あたしにもやらせて。」と言われた経験のお子さんをお持ちのこのページをご覧の皆様はこのようなとき、どう対応されているでしょうか? 手が離せないときなど「いそがしいから、あっちへ行って遊んできなさい。」「邪魔しないでちょうだい。」「お母さんは忙しいから。」お心当たりあるのではないでしょうか?

 
こういった対応を子供にするとその無意識には「邪魔だったのかな?あたしが悪いのかな?」「あたしのこと嫌いになったのかな?僕は必要ないのかな?」などと、脳の無意識に刷り込まれていくことになります
 
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もし、お子さんが家事のお手伝いをしたいと言ってきたときは、毎回じゃなくて構いません。少しでもお母さんやお父さんにちょっと時間があったり、物理的に余裕があるときには是非、まずはお子さんが怪我しないように「洗濯物をたたむ、簡単な拭き掃除、掃除機、お皿を洗う」など、そのようなレベルから手伝わせてみて下さい。そして、少しでもお手伝いがうまくいったときは「上手だねえ。よくできたねえ。ありがとう。」などと沢山褒めてあげて下さい。そして、頭を撫でて抱きしめて下さい。 子供はそこでお母さんお父さんに無意識レベルで安心感を抱きます。「あたしはお母さんの役に立てた。僕は必要な人間なんだ。僕は僕でいい。あたしはあたしでいいのね。」と感じて、無意識レベルでも自らを認めることができ、両親の愛情に感謝し、そして、「お母さんやお父さんに心から愛されている!あたしも僕も愛したい!」何となくですが、意味が理解できなくても、子供はその雰囲気を皮膚感覚で感じ取ることになります。

体での愛情表現、例えば、抱きしめたり、手を握ってあげたり、頭を撫でてあげたり、こういった体を通してのボディーランゲージはそれだけで強力な無意識への直接的な愛情の暗示になります。

10歳くらいまでこのような育ち方をした子供は、その後成長しても自己認識をさらに深めていき、自分の考えに自信や自分の存在を確かなものにしていくでしょう。更に、自分以外の人との距離感、付き合い方も今までの経験をもとに学んでいきます
 
例え、もし、お手伝いを失敗したとしても「頑張ったねーその気持ちがとてもうれしいよお母さん。」とまずは言ってあげて下さい。もう一度やりたいと言えば、余裕のある時はそのまま手伝わせてみて、余裕の無いときは、教えながら一緒に作業をしてあげて下さい。 その反対に、そこで「ほら、だから言ったでしょ。こんなにしちゃって。まだ無理だからお母さんに変わりなさい。だめでしょ。忙しいからママが今日はするわ。」良くあることではないでしょうか?これは逆に、精神的な体罰とも言える強力な子供の可能性を無視するマイナスイメージの直接的な無意識への暗示にもなり得るのです 赤ん坊の頃を思い出して考えてみてください。赤ん坊は言葉も理解できません。知能も発達していません。ですが、お母さんお父さんの腕の中に抱かれるとそれだけで自分は愛されていると理解できるのです。意識ではなく、無意識レベルで、抱きしめたときのお母さんの心臓の音、香り、声の感じ、暖かさ、お父さんの力強い腕、大きな背中、暖かさ、そういった皮膚感覚を何となく理解しながらどんどんその感覚を無意識に刷り込ませていきます。 お子さんの無意識にどんどん皆さんの愛情を刷り込ませる機会を沢山作って下さい。チャレンジ、体験できる機会を沢山与えてあげて下さい。体での愛情表現は体を通してのボディーランゲージはそれだけで強力な無意識への直接的な暗示になります。

更に成長し、中学高校生の子供へは更に見守ることが大切です。

お子さんが中学生高校生へと更に成長し、学校のテストで60点を取ったとしましょう。一般的には確かにもう一つ物足りない点数と思われることもあるでしょう。そんな時は見守ってあげて下さい

ここでも、まず、お子さんが頑張ったことに対して褒めてあげましょう。「よく頑張ったねえー。」そしてこれはよく聞きますが、「次回はもっと頑張って100点を目指そうね」というのが一般的でしょう。その気持ちもよく分かりますが、そこで押し留まって頂き、ただ黙って抱きしめてあげて下さい。 多感で反抗期のお子さんの場合は特に親からの過剰な介入にそしてスキンシップに拒否反応を起こしやすいことがよくあるのではないでしょうか?そんなときは「お父さん、お母さんも嬉しいよ。よく頑張っているね。とても誇りに思うよ。」とまずは自然な感じで、お子さんの目を見て伝えてあげて下さい。そしてしばらくは見守ってあげて下さい。
 
そうやって様々な場面でコミュニケーションをしていくと、自然に子供は更に自ら考え出します。「どうして60点なのに文句を言わないのだろう?次は頑張れると信じてくれているのかな?」
「なんか今回はあまり集中して勉強してこなかった気がする。」
「なんか、お父さんお母さんにいい点見せてみたいな。クラスのあいつを目標に頑張ってみようかな」「じゃあもっと点を取るにはどうしたらいいのだろう?」「この学科は苦手だけれど、あの学科はもっと頑張ってみよう。」あるいは、「勉強は苦手だけれど、他の事で頑張ってみようかな。」「僕は運動の方が音楽の方がやっぱり好きだ。」「じゃあ運動や音楽ををもっと頑張ってみよう。」「今回はあまりいい点取れなくても仕方ないな。部活動で疲れてたな、でも将来のためにも勉強もしっかりしなきゃなあ。じゃあもっとうまい勉強法があるはずだ。いい点取ってるやつに聞いてみようかな。それでも駄目なら親に相談してみよう。」等と、子供は自ら作ってきた自己認識、そして皮膚感覚を頼りにもっと積極的に自ら動き出していきます。

子供から助けを求めたり、アドバイスを求めたりするまでは、一般常識外の行動以外は、自ら考えさせ、介入せず、必要最小限で口を出さないでそっと見守ってあげる事が青年期には更に大切です。
 
青年期には勉強に限らず様々な悩みを抱えるものです。学校、友達、恋愛、趣味、遊びなど様々な出来事を子供は五感で感じ、時には汗を流し、涙を流し、喜び、悲しみ、それを意識レベルでも無意識レベルでも経験し、その時の気持ちを自分の世界観と比較して納得しながら無意識に覚えこませていくことがとても大切です。


青年期には更に広がる世界の中で、人との出会いを通し、沢山の成功や失敗を繰り返してその度に学び、自分の価値観、自己統一感を自分とその周りの人とのやりとりや様々な情報の中で、何が大切で、何をすればいいのか?これからどうしたいのか?などを模索し、自己認識もより成長させていく時期に入ります。親に見守られている、信頼されている。という安心感をバネにして、責任感も自然に生まれ、自分で考え、行動していくことになります。
 但し、もし、お子さんの様子が明らかに精神的にも肉体的にも経済的にも物理的にも親から見て助けが必要なときは見守りながら、適度にアドバイスをしてあげて下さい。そんなときは沢山会話をし、沢山愛情を心でも体でも表現し、その時の問題をできるだけ子供の力を使わせて自分で解決するように導いていく。そうすれば、お子さんはそれを大きな心の体の財産として、更に自分に自信を深め、自分を理解しそして無意識レベルでも納得しながら、自己認識を確立させていくことでしょう

このように育てられた青年期の子供、及びそれ以降の大人は、更に複雑になる人間関係や様々な経験を通し自己認識を確立させ、ありとあらゆる場面で、わき上がる感情と自然に向きあい、自己認識が成熟し、自己価値観や自己統一感も違和感なく定着し、自信が生まれ、自分のはじき出した考えに心から納得し、行動にも責任を持ち、時と場面に応じて柔軟性を持って人とコミュニケーションができるようになっていきます。何かに挫折したとしても、その人はそれまで培ってきた様々な人間関係、友人、同僚、家族、恋人や、それまでの五感を使ったありとあらゆる人生経験と共に育て上げた自己認識。それまでの人生で築いてきた無意識の情報。あるいは、今の自分との相互間でのやりとりの中で自然に円滑にその時のピンチを時には柔軟に周りに助けを求めたり、時には自分の責任の上でアドバイスを受け入れ、独自のペースでストレスを感じないように自ら乗り越えていく術を身につけていくことができるようになっていくでしょう

近年、世間を騒がせている若い世代の様々な残虐な事件などの加害者達とその彼らの親や兄弟、家族親戚との関係などを記事やニュースを見る度に、もし、加害者がこれまで話したような育てられ方をしたらどうなっていたのか?カウンセラーの立場としてどうしてもそう感じてしまいます。 このコミュニケーションは是非、学校の先生方にも参考にして頂ければと思います。教育の現場でもこの方法はぜひ試してほしいと切に願っております。
 
最近、頻繁にマスコミなどでも話題になっているAC(アダルトチルドレン)と言われるこの概念は、前項のような成長過程を通らないままの育ったケースが多いと言われています。

(詳細はこちらのリンクからご覧ください。)
 
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自己認識が未発達のままで成長していったアダルトチルドレンと呼ばれるこの概念に該当する人は、自分は自分だという自信が持てず、心と体の居場所、自己統一感、価値感を自分で判断すること、認識することが困難になり、精神的にも肉体的にも様々な形で問題が表面化してくると言われています。

自分以外の人が自分をどう思っているのか、人とどう接したらいいのかが分からない。両親、友達、恋人、同僚、同級生、更に自分を含めたすべてにおけるコミュニケーションの仕方に障害が発生しやすくなる傾向にあります。「自分はだめだ。自分は絶対勝たなきゃだめだ。無視されている。まわりは自分を見ていない。自分だけが苦しい。」その他いろいろありますが、あらゆる世界観のとらえ方の選択肢が上述のように見守られながら育てられた人に比べてどうしても乏しくなる傾向にあります。 自ら自分で築き上げてきた確固たる自己認識がないため、自信が持てず、自らの選択肢の狭さと、その狭い世界観で繰り広げられる周りとのコミュニケーションに難しさや息苦しさを感じ、更にそこから来る自己不一致感、自己価値観の不透明さ等、これらのストレスフルな要因はその未発達のままの自己認識の下で構築され続けます。 そして、その自己認識の下で構築した世界での独自のコミュニティーの中で、マイナスのイメージを無意識に刷り込ませ続けていくことになります。その結果、例えば、パニック障害、抑うつ、不眠症など、その他にも様々な症状や問題を引き起こすと考えられています。

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