本棚から張出した板の上を周回する、Nゲージ鉄道模型レイアウトの紹介ページです。
トレインスコープ 1  

 子どもをダシにプラレールを買いに行ったら、ドクターイエローにカメラが組み込んであるものを発見(安売りだったので購入〜)。けっこう面白いものでした。
 それから数年後、Nゲージに組み込めるカメラが、受信機込みで1万円程度になっていました。
 RF SYSTEM .LabのTC-9。医療用カメラのメーカーさんです。(なぜかホームページにTC-9の情報が載っていませんね)
 レイアウト建設ができるなら、コイツもぜひ欲しい!アキバに行ったついでに購入。
カメラ搭載のため、ボディの平べったいコキフ10000と、車内に載っけた時に具合のよさそうなE231の先頭車を中古で買ってみました。

 いろいろとネットで情報収集します。ちょうどニコ動が盛り上がり始めた頃。このカメラでの動画もたーくさんありました。・・・が、なにか違和感。


 角度
 鉄道模型は曲線半径が小さいですから、不自然なのは当然ですがなにかこう・・・「キュッ」と曲がる感じ。富士急ハイランドにあったマッドマウス っちゅー コースターに乗ってるみたいです。原因は、こうなんじゃないかと推測。

 ヘッドライトの光軸は車体の延長線と平行であります。
 直線上に車両がいるとき、この光軸と台車の向き、レールの向きはすべて平行です。
 曲線ではこれらが右の図のようにすべてずれるハズ。
(むかーし茨城交通のキハはカーブでライトが・・・)


 カメラを車体に固定した場合、ヘッドライトの光軸と同じところを撮ります。が、カーブでは、車両の進行方向は台車の動きにつれて、レールの向きに進みます。人間の目はカーブが来るとなれば、その進行方向を見ようとしますが、カメラはそっちを向いてくれませぬ。
 しかも曲線の入り口ではカメラは直線の延長をむいたまま、いきなり横向きのベクトルがかかりますので、弱いヒトはコレだけで酔えるんじゃないかと。
 

 カスタム
 自然に撮れるのがいいっ。てなわけで、ヘッドライトの点灯するカスタムなカメラカーを作ります。
 「カメラを台車に直にくっつけちゃえばいいじゃん!」と思ったあなた!
『かんじんなことをわすれている ● 4点』(by点取り占い様)。
 曲線が続く場合、カーブレールの向きは台車の向きより内側です。
台車の向きよりも、ちょいと内側を向かなくてはいけません。


 まずE231先頭車で集電構造のお勉強。(10数年の服役?期間 w)
 新品完成品の分解は、恐ろしくて躊躇しますが、中古で500円なら怖くはありませぬ。
フムフム、こんくらいなら「自作」できそうじゃん。
( Σ(゚Д゚;エーッ! 
       コキフは?
           E231は? )


 自作開始〜
 E231の台車は使います。床板はプラ板を切り出します。バネの通る部分は、ドリルで穴を開けて、細いヤスリで仕上げました。芯皿にはワッシャーをかませます。
 芯皿の横の小さい穴は、カメラ台の旋回中心点です。
 
 バネを受ける集電板は100均の銅板を切り、車体中央付近のみを両面テープで接着。












台車の先に、首振りのための腕をつけます。


 カメラ台をプラ版で作ります。台車につけた腕につながるリンクは、極小ネジとナットを固定してあります。

 腕とカメラ台の作用点は一緒ですが、支点が、カメラ台のほうが近い(回転半径が小さい)ので連動し、台車よりもちょいと内側を向くハズ。












コレに、カメラとヘッドライトをつけましょう。
コキフ10000は、こうなりマスタ。


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棚上レイアウト
Model Train Layout on Shelf

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レイアウト
棚上レイアウトの図面や、製作の様子など、数少ない貴重な写真(w とともに。

照明
LED へっぽこ素人工作です。参考にはならないでしょう。

トレインスコープ
RF SYSTEM LabのTC-9を使った自作首振りカメラカーの製作。

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