このページではHコークやFコークをドライブやカットで返球する方法を説明する。 この回転はペンフォルダーの相手が、よくカットと見せかけて繰り出すサービス、あるいは回転を熟知しているシェイクの相手がカットと見せてかけて出すサービスの回転だ。 この対応が適切に出来ないと容易に相手に主導権を握られてしまう。
回転のベクトル図から分かる通り、ドライブで戻すには、
Hコーク回転にはFコーク・ドライブで対応し、
またFコーク回転にはHコーク・ドライブで対応する。
カット回転で戻すには、
Hコーク回転にはFコーク・カットで対応し、
またFコーク回転にはHコーク・カットで対応する。
では、打球の順番を追って見てみよう。
① 相手がバック側にHコーク(H)のサーブを出した。
② 自分のコートに入ったⅠの回転に②のFコーク・ドライブ(FT)を加える。
③ 相手のコートにはⅡのドライブ(T)となって返球される。
方程式は以下の通りとなる。
ドライブ = Hコーク + Fコーク・ドライブ
英語の頭文字で表記すると,
T = H + FT
振り方は3.7.1節 「Hコークをドライブで返球する技術」を参考にして欲しい。
① 相手がバック側にHコーク(H)のサーブを出した。
② 自分のコートに入ったⅠの回転にFコーク・カット(FB)を加える。
③ 相手のコートにはカット(B)となって返球される。
方程式は以下の通りとなる。
カット = Hコーク + Fコーク・カット
英語の頭文字で表記すると,
B = H + FB
振り方は3.7.2節 「Hコークをカットで返球する技術」を参考にして欲しい。
① 相手がバック側にFコーク(F)のサーブを出した。
② 自分のコートに入ったⅠの回転にHコーク・ドライブ(HT)を加えた。
③ 相手のコートにドライブ(T)となって返球される。
方程式は以下の通りとなる。
ドライブ = Fコーク + Hコーク・ドライブ
英語の頭文字で表記すると,
B = H + FB
振り方は3.7.3節 「Fコークをドライブで返球する技術」を参考にして欲しい。
① 相手がバック側にFコーク(F)でサーブを出した。
② 自分のコートに入ったⅠの回転にHコーク・カット(HB)を加える。
③ 相手のコートにはカット(B)となって返球される。
方程式は以下の通りとなる。
カット = Fコーク + Hコーク・カット
英語の頭文字で表記すると,
B = F + HB
振り方は3.7.4節 「Fコークをカットで返球する技術」を参考にして欲しい。
<前後軸回転のドライブ返球の法則>
前後軸回転をドライブで返すには、相手からくる回転に対抗する回転を、下から上方に向かって手前半球45°を擦る。
覚え難いので、少し、言い方を変えると、
前後軸回転をドライブで返すには、相手のスイングの入口側を下から上方に向かって手前半球45°を擦る。
<前後軸回転のカット返球の法則>
前後軸回転をカットで返すには、相手からくる回転に対抗する回転を、上から下方に向かって手前半球45°を擦る。
覚え難いので、少し、言い方を変えると、
前後軸回転をカットで返すには、相手のスイングの出口側を上から下方に向かって手前半球45°を擦る。