相手のフォアカットの球種はΘカーブ・カットであるが、各種ラバーに応じて回転の程度が異なることから、それぞれに対応した返球を採用する。
裏ラバーのフォアーカットは、Θカーブ・カットの回転なので、 シュート・ドライブを加えて、相手のバック側にドライブで打ち抜く。これはチャンスボールである。
① 裏ラバーのフォアカットはⅠのΘカーブ・カット(ΘRB)で向かってくる。
② 自分のコートに入ったⅠの回転にシュート・ドライブ(LT)を加える。
③ 相手のコートにはⅡのドライブ(T)となって返球される。
自分が掛けるシュート・ドライブは、相手の回転の極にあたり、球を制御し易いのも特徴だ。
振り方は3.2.2 横回転(カーブ回転)のドライブ返球技術:フォアの振りを参考にして欲しい。
表ラバーのフォアーカットは、ナックルに近いΘカーブ・カットの回転なので、カーブ回転を加えて、 相手のフォアあるいはバック側へカーブとして返球する。この返球は相手が想定しているドライブ系の回転と大きくことなり、 その上方向の回転反力を使うことが出来ないので、相手の次の打球で球がショートしネットする。あるいは、回転を制御出来なくてテーブルオーバーする。
① 表ラバーのフォアカットはⅠの弱いΘカーブ・カット(ΘRT)で向かってくる。
② 自分のコートに入ったⅠの回転にカーブ(R)を加える。
③ 相手のコートにはⅡのカーブ(R)となって返球される。
表ラバーの球は、球のスピートも高く、反力が大きいことから、ラケットは立てて振り、球との接触時間を長過ぎない打ち方とする。
振り方は3.8.2 表ラバーに対する振り:フォアのカーフ回転を参考にして欲しい。
粒高ラバーのフォアーカットは、ナックルなので、カーブ回転を加えて、相手のフォアーあるいはバック側へカーブ回転として返球する。 この返球は相手が想定しているドライブ系の回転と大きくことなり、その上方向の回転反力を使うことが出来ないので、球がショートしネットする。 あるいは、回転を制御出来なくてテーブルオーバーする。
① 粒高ラバーのフォアカットはⅠのΘナックルで向かってくる。
② 自分のコートに入ったⅠの回転にカーブを加える。
③ 相手のコートにはⅡのカーブとなって返球される。
粒高ラバーの球は、球のスピートも低く、回転反力も小さいことから、ラケットヘッドは前方にして振り、球との接触時間を長くした打ち方とする。 飛びすぎる様であれば、ラケットヘッドを立てる。
振り方は3.8.1 粒高ラバーに対する振り:フォアのカーフ回転を参考にして欲しい。