カットマンに対する一般的に対策はクロックやCクロックを与えてカットをドライブ系の回転に変えてラリーで対応するものだ。 私はこの対応が好きになれない。ラリーを続けること自体カットマンの戦略にはまっていることだからだ。
ここで説明する対策は、ラリーを続ける対策ではない。早めに勝負を付けてしまう戦術を紹介する。こちらの都合で戦う技だ。
6.1 カットマンのラバーと球の回転
カットマンの球質は、カットする選手のポジショニングとラバーの種類とにより決まってくる。
ポジショニングとは、ラケットの振る位置がフォア側でクロス狙いの球なのか、バック側でクロス狙いの球なのか、 ミドルでミドル狙いの球なのかにより、カットマンが何処を擦るかが決まり、回転の方向が決まる。
さらに、ラバーの種類により回転の程度が決まる。
ここでは、その回転の種類と回転の程度に対して、どう攻めれば合理的なのかを考える。
6.2 ミドルカットに対する基本戦術★★★
相手のミドルカットの球種はカットであるが、各種ラバーに応じて回転の程度が異なることから、それぞれに対応した返球を採用する。ここでは裏ラバー、表ラバー、粒高ラバーに対する戦術を紹介する。
6.3 フォアカットに対する基本戦術★★★
相手のフォアカットの球種はΘカーブ・カットであるが、各種ラバーに応じて回転の程度が異なることから、それぞれに対応した返球を採用する。ここでは裏ラバー、表ラバー、粒高ラバーに対する戦術を紹介する。
6.4 バックカットに対する基本戦術★★★
相手のバックカットの球種はΘシュート・カットであるが、各種ラバーに応じて回転の程度が異なることから、それぞれに対応した返球を採用する。ここでは裏ラバー、表ラバー、粒高ラバーに対する戦術を紹介する。