平成13年度猟期


このページの最終更新日は2009/11/03です。

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このページでは平成13年度猟期に於ける狩猟を通じてドイツポインターの活躍をご紹介します。

猟期は平成13年11月15日より平成14年2月15日までです。

 いよいよ猟友会より今年度の狩猟者登録の案内が来て9月中に手続きを終え、後は狩猟者登録証の交付を待つだけです。
 今年は神奈川県の乙種と丙種を取ることにしました。合計41800円となりました。この中から狩猟者登録税、入猟税、狩猟者登録手数料を引いた残り14000円が会費となるわけです。この会費によって登録手続きの代行や放鳥事業等が行われることになりす。

(平成13年10月10日作成)

平成13年11月15日

 5時45分いつもの駐車場に着く、今年は先を越されなくて一安心。車の中でおにぎりを一つ食べて朝食とする。6時15分が今日の日の出時間である。あせる心を抑えて丁度日の出時間に猟場に着く、さっそく犬を放す。しかし、耕作放棄された畑は、葛がはびこり3年前より出没し始めたイノシシの掘った穴があちこちに空いていて驚く。

 しばらく進むとイノシシに追われて犬が戻ってきた5メートルほど手前、犬を挟んでイノシシとのにらみ合いが始まった。弾は6号、これでは半矢にもならず逆襲されたらやばいので思案しているとブウブウ言っていたイノシシが左側の藪の中に引き上げてくれた。何を思ったのか今まで怖がっていた犬がワンワン叫んでイノシシは何処かに消えた様である。その後しばらく犬はイノシシが飛び出して来くるのが怖いので私の後についてしまい猟にはならなかった。

 その後畑側を狩ったが何も出ず、途中谷に降りて行った犬が鳴き出し何か大きい動物が逃げる音がした、多分イノシシだと思う。畑の被害はひどくほとんどの畑で作物が被害を受け、サルもいてそこらじゅう荒らし回ったと農家の人が言っていた。

 結局2時間ほど狩ったものの出たのはイノシシだけで、諦めて別な猟場へ行こうと思い帰りがけ放犬場所の50メートル手前で犬がオスキジを出す。キジは高く飛び出し非常に撃ち易い方向に飛んだものの二発とも失中する。キジは谷を超え谷向こうの畑の方に消えていってしまった。原因は長時間鉄砲を持ち続けていて腕が疲れてしまい銃を構えるときに身体への引付が甘く頬に銃床が密着していなかったことである。また、キジが出たのは5メートル位手前だったが、葛の陰で犬の動きが全く見えず油断していたのがいけなかった。

 その後二箇所回って何も出ず、出たのはイノシシ3頭だけで犬も葛の藪を跳ねながら走ったので思いの外疲労が激しく11時15分本日は終了とする。車に戻って少し早い昼食を取っていると県の見回りが有り、話をしていると今日は出猟者はかなり少ないとのことである。午後は空気銃を持って出掛ける事にし、とりあえず家に帰る事にする。


平成13年11月16日

 解禁当初早く猟場に急ぐのはただ人より先を越したいだけで、本当は日の出1時間後くらいからが一番獲物に出会う確率が高いような気がする。特に霜が降りた早朝など獲物の臭いも取れず地面が暖かくなり、空気が流れ始めたほうが臭いに付き易いように思う。早朝から犬を走らせるとせっかく出てくる獲物を追い払っている様で気が進まない。

 そんな訳で今日はゆっくりと出掛ける事にした。8時頃昨日と同じ猟場につき同じ場所から犬を放す。犬は新しいイノシシの臭いの所で昨日の事を思い出したのか警戒をしている。葛の茂みを飛び跳ねて先を急ぐ、葛の茂みが終わり山林に変わる手前10メートルの所で犬がコジュケイの群れ8羽を出す。綺麗に扇型に広がって山林に向けて飛んだそのうち正面の少し出遅れたやつに照準を合せ引き金を引く。一瞬動きが止まり、惰性で葛の中に落ちる。次はと見ると右端に飛んだコジュケイは未だ山林の手前だったが、少しためらいが有り見送る。その後落ちたはずのコジュケイを探すが発見できずに終わる。辺りには羽毛が散らかっていて不思議だった。

 その後何の出会いもなく、猟場を換えて3時間ほどで終了とする。


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 葛がはびこりイノシシの寝床となってしまった耕作放棄地、右は暑さでバテ気味のベル。オレンジのベストはイノシシと間違われて撃たれない為の安全対策。

 

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奥道志湖、水面の黒い点がベル


  相模川上流に唯一残されていた鴨場が銃猟禁止となり、今まで一度も行かなかった奥道志湖へと行く。丁度紅葉の見頃で、対岸には鴨が隠れていそうなススキや潅木が茂り、足元にはかなりの数の薬莢が散らかっていた。かなりマナーの悪いハンターが来ていた様である。

  解禁後、しばらく経っていたのでみんな安全な所に移動した後のようで静まり返っていた。ベルに150メートルほど前方の対岸のススキの中を捜すよう命じたが何も出ないので呼び戻す。水面に見える黒い点がベルの頭である。ただ今後、北海道や日本海側に大雪が降れば渡ってきて面白いかもしれない。


コピー落葉.jpg (30173 バイト)


平成13年12月2日

 解禁後半月が過ぎた。葉っぱが落ち始めやっと視界が利くようになった。この間猟果はゼロである。

今年初め、猟期の終わった後の健康診断で右耳に異常があり、射撃を5月以降行っていないのがそもそもの原因では有るが、その元は空気銃の撃ちすぎのようである。全く耳栓(猟場で)をしていない上に、時々ボルトのロックを忘れて、右耳にもろに高圧空気の噴射を浴びたのが良くなかったと思われる。

  そんな訳でせっかくベルがポイントして押さえ込んでくれたキジを、目の前から飛び出したにもかかわらず5羽も外し、自分で踏み出した1羽とベルが追い出して頭の上を飛ばしてくれた1羽も外し、ついには自信を無くし見送るまでになってしまった。

せっかくベルの猟芸が去年から一段と円熟味を増してラウンド、忍び、コジュケイの郡鳥捌き、山鳥に対する出し鳴きなど実猟犬として一人前になってきたのに鳥を獲れないのでは全くおそまつな飼主である。

(平成13年12月12日作成)

平成13年12月15日

 解禁後一月が経った。 解禁日と同じ所に行く、付場を三箇所回り最後の付場に来たときには昼近くなっていた。

 何も出ないまま終ろうとしていた時、ベルが行方不明になってしまった。しばらく帰りを待っていると、右側の草薮の方から時々ベルが草むらの中を走る音がかすかに聞こえた。右側からは農家の人が燃やす焚き火の煙が上がっていて、左側に行くつもりでベルを呼びながら左方向に進むとベルが戻ってきた。2メートル位手前に来ると背を向け付いて来いと言いたげな顔をしている。仕方ないので付いてしばらく行くと、前をトコトコ歩いていたベルが突然感度を示し、前方の藪を中心に輪を描いて回り、反対側でポイント姿勢を取る。すぐ弾を込め、体勢を整えて準備をするが、突っ込んでくれない。どうやら狙いが定まらない様である。こうなったら仕方ないのでベルがラウンドを掛けた輪の中に入った。すると左横から二羽のコジュケイが後へ抜けてしまった。遠くまで飛んだので引き金を引く事も出来たが、安全の為見送る。

 ベルはまたラウンドを掛けて同じ場所でポイントに入る。こちらは鳥の飛んだ方向に2メートルほど下がり待機する。狙いが定まっている様でタイミング良く突っ込みコジュケイ1羽を出す。正面方向に飛んだが二発とも外す。

 この間ベルは再びラウンドを掛けポイントに移っている。さっそく弾を込め体勢を整えてベルの突っ込みを待つ、藪の中に全力で突っ込むのですぐ分かる。今回もタイミング良く突っ込んでくれて、鳥は少し右方向に飛ぶ、そしてやっと命中する事が出来た鳥は前方10メートル位先に落ちる。しかしベルはまたもラウンドを掛けてポイントを繰り返す。今度出た鳥は藪に隠れるように飛び少し先で表れたが二発とも外す。

 その後ベルはラウンドを掛けたが臭いが消えてしまったのか突然ぷぃっと落ちた鳥のほうに行き咥えて来た。


コジュケイ.jpg (34387 バイト)

今年初めての猟果


平成13年12月16日

 去年までは疲れた時や、朝寝坊した時、出勤前には家から車で10分も掛からない相模川の猟場に行けばそれなりの猟果があり、ベルの運動も出来たので助かっていたが、今年ついに銃猟禁止になってしまった。最初これを知った時には「もう来年は山梨県にするぞ。」などと思っていたが、(別の機会に詳しく書きたいと思います。)これも仕方の無い事と割り切ってキジ中心の猟場の開拓を思いついた。

条件は車で1時間以内で行ける場所で選択に入り、候補地は5ヶ所になった。このうち2ヶ所が鴨で、残りの3ヶ所がキジである。キジの3ヶ所の内、今現在2ヶ所に犬を入れてみたが、2ヶ所とも解禁日以降かなり経っていたが、ベルにポイントを許してくれた、しかし腕が悪く外してしまった。鴨の2ヶ所の内1ヶ所は上に書いた通りで有るが、もう一ヶ所は相模川下流部に残された猟場である。先週京都に遊びに行った行き帰りに新幹線の窓から見てこれなら行けそうだと判断してのことである。

 狙いは当然キジと鴨である最初どこから河原に出れるのかよく分からず地元の人に聞いてやっとたどり着く。ここまで来るとさすがに河原が広くススキが密生して視界が利かず、しかもそのススキの中から突然すぐ近で銃声が何発もして何を撃っているか分からず、怖い思いをした。ベルに話し掛けながら撃たれないように川岸を攻めるが何も出ない。大体ベルにしても臭いが無いのか、真剣身が感じられない。中州を攻めるように指示するのに、なぜか今日は言う事を聞かない。その内、中洲にハンターが一人現れた。挨拶をすると、手を上げて答えてくれた。

 ※後で分かったがこの人物は隠れている鴨を追い出す係りで、いわゆる勢子鉄砲を撃っていたのである。勿論違法行為であり、この下流に鳥屋が有り、そこに仲間が居た。この人たちはここを縄張りにして毎年鴨を獲っているようである。今はここも禁猟になり、そろそろ書いても問題なさそうなので書く事にした。平成17年5月1日追記 。

 結局何も出ないまま戻る事にした。銃声も聞こえなくなったので今度はススキの中を通ってキジでも探そうかと思い中央部を行くと視界が開けて、青草が所々茂った所に出た。キジが居るならこの辺と思っていると、ベルが何かの臭いに興奮して走り回っている音がススキの向こう側でして来た。その後、突然キジが「ケーン、ケーン、ケーン」と三回鳴きながら飛び出した。右側から左へ腹を見せながら高さ5メートル位の所を飛んで対岸の方向へ飛んで行った。当たるかどうかは別にして非常に撃ちやすい所を飛んでくれた。しかし弾が銃禁内に落ちる位置だったので見送る事にした。

 後で分かったが、先ほどの中州のハンターはデコイ猟をしている人のようであった。ベルを中州に送り込まなくて本当に良かった。

 その後、車で場所を移動して下流へ行くと、河原にたくさんの猟犬を繋いだ人達がいて、トライヤルの訓練中との事である。猟期中にこんな事をしている人達が居るなんて信じられなかった。また、今一人ハンターが入っているとの事であった。ここから下流側の至る所に犬の足跡があり、ここではキジは無理な気がして来た。そしてついに河原が終わろうとした所に川の流れに取り残された水溜りがいくつか点在していた。ふと、右側を見るとコガモが2羽飛び立とうとしていた。すかさず後の方の1羽に狙いをつけて引き金を引くが初矢失中、二の矢で落とす。その間に左側の水溜りの方に居たベルが鴨を咥える為に戻ってきていたが、キジ用に6号だったので鴨は落ちたものの水面を泳いでいるのですぐに3号を詰めて狙い打ちにして止めをさす。後で羽をむしって見ると皮の下から6号の散弾がたくさん出てきた。

 この場所はとにかく広くてつかみ所が無いのだが、付場と時間を守れば出会いは有りそうである。


コガモ.jpg (37986 バイト)

今年初めての鴨


(平成13年12月18日作成)

平成14年1月12,13,14日 

 正月を挟んで色々有ってやっと狩猟三昧の三日間を満喫しようと思っていたが、周りの反対から実質二日間に減ってしまった。一日目は丸一日、二日目と三日目は午前中だけ近くの猟場にしか出猟出来なかった。この間オスキジ3羽に出合ったが、撃てる状況ではなかったので諦める。コジュケイは群れ三つに出会い、10羽近くポイントして出してくれたが、結局仕留めたのは1羽に留まった。一回は太陽がまぶしくて見送ったら次の1羽をベルがポイントの後、突っ込んで逃げるコジュケイを咥えてしまった。結局この三日間の猟果はベルの獲った1羽を加えてコジュケイ2羽に留まった。

 本当に今年はキジが多い。例年なら正月を過ぎると出会いが極端に減るのに今年は定石通り時間を替えて出猟するだけで顔を拝めるのだからこんなにすばらしい事は無い。しかもコジュケイも多く、これがどうゆう訳かよく飛ぶので安心して引き金を引ける。


 (平成14年1月16日作成)

平成14年1月19日


 いつもの猟場にキジ狙いに行く。キジバトが久しぶりたくさん出ていてついつい撃ちたくなるのを我慢してキジ探しを行う。この時期キジバトが出ているとキジに出会う確立が高いので期待出来そうである。この猟場の前に入った畑では農家のおじさんにさっきまでキジがそこで餌を啄ばんでいたと教えられるが、もうもぬけの殻であった。他にコジュケイが出ただけでこの畑を切り上げて、本命のこの猟場にやって来たのであるが、キジバトがたくさんいてこんなにも生き残っているのかとびっくりしたくらいである。

 さて、猟の方だがいつものコースを少し替えて攻めてみたものの反応なし、下に降りる所まで来てベルはいつものようにこの先を攻め様と言うように先にいって人の顔色をうかがっている。普段ならここで切り上げるのだが、今日はキジバトがたくさん居 たし、農家の人が引き上げてだれも居ないので足を伸ばす事にした。ベルはそそくさと100メートルほど先の鈴竹が茂っている崖の上で何かの臭いを取っている。崖の下は谷川でその周りに人家があり、キジが出ても谷側に飛ばれると撃てない場所である。そのスズ竹に接して一箇所だけ雑草の茂った畑がある。周りはちゃんと作物を作っているのにここだけ耕作放棄されてキジが居るならここしか無いというような場所である。ベルにここを探すように合図を送る。谷を背にしていつ出てもいい様に準備をする。

 ベルはゆっくり雑草の中を忍びを掛けて進み始めた。次第にその動きからキジの居るのが分かってきた。しかし、今日は何の芸も無く、ただ真っ直ぐ獲物に向って歩くだけである。10メートルも行ってベルの動きが緩慢になった時、ベルの鼻先からオスキジが高く上に飛び出しこちらに向ってくる。すかさず安全を外し、正面45度で腹にめがけて初矢を掛ける。又外したと思ったら、右側の畑にドスンと落ちてきた。やっと当たった。これまで十数羽のキジを外したり見送ってきたのでとてもうれしかった。ベルにキジが落ちた場所を教え、一年振りにキジをかませてやることが出来た。


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 初物のキジ


(平成14年1月21日作成)

 15日が仕事で休めそうも無いので2月10日を持って今年の猟期を終了する事にした。この8、9、10の三連休が最後となった。

中9日はベルを休ませ、今年あまり行なっていなかった空気銃猟に行く事にした。今年は猟期最終日までキジとの出会いが有り、例年ならば正月明けからはキジも居なくなり、鴨猟中心になるのに鴨が撃てなくなり、しかもなぜかキジとの出会いが多く山にばかり通っていた。

 今年は二回降雪に見舞われ楽しい猟を経験したが、残念ながらカメラを忘れたので良い写真が撮れなかった。この時初めて入った猟場でうっすらと雪が積もった後、ベルが落とし穴に落ちてしまった。始めはベルの悲しい小さな鳴き声が聞こえるだけで解からなかったが足跡をたどって見つけた時にはびっくりした。地面が割れてその間からベルの鳴き声が聞こえて来るのだから、もし鉄砲を持ったまま落ちたら死ぬかもしれないと思った。

 穴は深さが2メートル以上あり、直径は1.5メートルほどで人間が落ちても這い上がるのが難しい作りで、それも三つ並んで仕掛けてあった。イノシシを獲るのが目的なのだろうが、非常に危険なわなである。幸い近くに脚立があったのでベルを救出出来、怪我も無かったので助かった。この様な違法な罠を仕掛ける連中が最近多いように思う。

 最終日の10日にはオスキジ2羽、コジュケイの群れ2つで10羽以上の出会いが有り、キジも逃げるのが上手になり一羽はベルが認定して近ずく所で飛び出し、距離が射程範囲ぎりぎりの上、オスだと思っていたが逆光で確認出来たときにはもう遅く逃がしてしまった。もう一羽も早立ち後、木をうまく使って逃げていくのでそのまま見送った。しかし、これが来年の出会へと繋がると思うと無理に引き金を引く気にならないのが不思議である。


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