作成2006年11月15日
このページの最終更新日は2010/04/13です。
このページでは平成18年度猟期に於ける狩猟を通じてドイツポインターの活躍をご紹介します。
猟期は平成18年11月15日より平成19年2月15日までです。
ベルも今猟期で10歳と5ヶ月になる。体力も衰え実猟に連れて行くには年々厳しくなって来た。特に山の畑では水がほとんど無いので初猟時にはさらに厳しくなる。走らせても1時間が限度である。それ以上走らせると翌日に影響が出てしまうし、寿命を縮めてしまう事になる。
去年は長期出張の予定が入っていたので登録は空気銃(第二種)だけにして、ベルには散歩(2時間程度)で我慢してもらっていたが、今年は多分ベルにとっては最後の猟期になると思うので、第一種(装薬銃)の登録をして最後の猟期をベルと 一緒に過ごす事にした。
平成18年11月15日
朝、7時にベルを放す。場所は16年度猟期で紹介した所である。放犬してすぐ、5メートル歩いた所でオスキジが10メートル前方から突然飛び出す。初矢(一発目)で見事に落とす。自分でもよく 当たったと思う。そう言えば昔、同じ場所で全く同じ条件で獲った事が有る。鳥が変わっても行動パターンは同じなのだと不思議に思わされた。
未だ草が青く背が高いので、ベルの動きが良く見えないし、初猟期の鳥は早立ちするので鳥の羽音が頼りである。その後、 腸抜きを済ませ帰ろうと思ったらベルが先に行ってしまったので、とりあえず猟場を一周してみる事にする。反時計回りに歩き、山側に来た所でベルを見るとかなり下の笹薮を探してに居たが、後ろに戻って狩り始めた所でオスキジを出す。距離は20メートル位、振り向きざまに 真後ろの立木とフェンスの間に見えるキジを撃つが失中。フェンスが出来たおかげでキジが高く飛ぶ様になり、意外と撃ち易くなっている事に気付く。いつもなら低く飛ばれて 矢先が心配で撃てない所で有る。考えてみると、このコースも前に獲ったキジと同じである。その時は後ろではなく正面だったが、その後50メートルも歩いて 、そろそろ引き上げ様と思っている所でまたもやベルが10メートル手前で鳥を出す。左から右方向に飛び、これも運良く初矢で落とす。 これもフェンスのお陰である。キジが出た先は崖で、下に沢が流れている。以前ならば1メートルも飛び上がって沢に突っ込めば済むのにわざわざ3メートル以上飛び上がらないと安全な場所に行けなくなってしまったのだからキジにとっては大変である。 但し、これ以上獲るとここでは乱獲になるので、キジは撃ち止めとする。
平成18年11月15日初猟
今猟期は幸先が良く、30分で定数を獲ってしまった。この猟場は常に5,6羽は居るので、その内2羽捕獲して1羽失中、あと鳴き声を聞いたので4羽は居た事になる。但し、全体の半分を回っただけなので、今日はもっと出ていたかも知れない。
時間が余ったので、谷を一つ隔てた隣の猟場を覗くと 、ベルがオスキジを1羽を出す。ここは居ても最大2羽までで、帰る途中さらにもう一箇所覗いたら(この時は車)オスキジが車の前をゆっくり歩いて横切って行った。今年は数が多い気がするが、 実際は気候的な影響で未だ鳥が出ているだけの様な気がする。農家の人から良く言われるが、こないだまではすぐそこで毎日見られたのに解禁日になると一羽も居なくなると。
平成19年1月10日
今年は亥年なのでイノシシに登場してもらいます。実は、このイノシシは罠に掛って居ました。今日、山に行ったらベルが見つけて騒いでいたのですが、家で飼いたいと思う位とってもカワイイやつでした。体長60cm位の子供のイノシシです。(私は罠はやっておりません。)
山ではイノシシが増えすぎて、農作物に大きな被害が出ていますが、その一つの原因は林業や農業離れで荒れた山野が、イノシシの生息に適した環境になってしまった事です。そ して、さらに農業被害が増え、耕作放棄される畑が増えて行く悪循環が続いています。温暖化も一つの原因の様ですが。
猟場にて
解禁日にはかなり疲れていたベルですが、今は全く問題無く仕事をしてくれます。未だ未だ現役を続けられそうです。年末から年始に掛けて出張が有り、十分相手をしてあげられなかったのですが、今日はコジュケイを一羽出しただけで終わりました。
霜柱
ヤマドリの居る谷の入り口に、冬になるとこの霜柱が咲く場所が有ります。100本位は有ります が、この植物の名前がシモバシラなのです。(白いのは本当の霜です)
今日で猟期も終わりです。今年は仕事が忙しく、暖かな気候のせいで畑仕事を前倒しして行わなくては行けなくなり、あまり出掛けられませんでした。今日も仕事が忙しくなければ会社を休んで出掛けたかったのですが、残念です。もう一つの原因はベルをニ日続けて使う事を止めた事も有りまが、来年はどうなるか分かりません。ベルが生きている内は他に犬は飼わない積りなので、来年も続きを書ければ良いと願っています。(平成19年2月15日)
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