再作成日は2010年 2月28日
このページの最終更新日は2012/05/29です。
実猟編を二つに分け、猟法編を新たに作りました。また、質問の多い項目に関してはこのページで回答して行きたいと思っています。(2010.02.28)
ここに書く内容は、私の経験と主観に基づいて書いております。よって、この内容が全ての場合に当てはまるとは限りませんし、最適でない場合も有ります。 そこは個人の判断でご利用下さい。
キジバト編
キジバトは早朝から塒を飛び立ち地面で餌を漁りますが、9時から10時頃には見遠しの良い気の枝に止まって餌の消化を待ちます。朝、餌を取りに出た鳩を出鳩(デバト)、木で休んでいる鳩を待鳩(マチバト)と呼びます 。この出鳩は初めに、餌場近くの木に止まって辺りを警戒してから、地面に降ります。この木に止まった所を鳥屋に隠れて撃ちます。また、待鳩は鳥屋に隠れて撃つか忍び寄って撃 ちます。
地面で餌を漁っているキジバトは動き回り、撃つのは中々難しいですし、群れている場合が多いので1羽の為に他の鳩を逃がして次のチャンスを失ってしまうのも問題です。
出鳩(デバト)
待鳩(マチバト)5羽います
この為、鳩が飛来したら出来るだけ早く、木止まっている内に撃つ事が必要です。少し遅れて飛んで来た片割れも撃つチャンスが有るかも知れません。飛びながら片割れが落ちるのを見た鳩は、近くの枝に止まって怪訝そうに下を見てる場合が有ります。そして午後になると また餌を漁りに出て、3時頃にはもう塒に戻ってしまいます。
散弾銃で狩猟をすると良く判りますが、キジバトは2羽単位で行動します。雌雄を調べた訳では有りませんが、多分雌雄だと思います。2羽でいる時は警戒していますが、安心して餌を取っています。それが、片割れを失うと警戒心は強くなるものの、集中力を欠いて簡単に撃ち取れます。どんなに大きな群れでもこの2羽が基本単位になっているようです。つづく。
ただ今製作中です。
待鳩猟
キジバト猟にはこれから紹介する待鳩猟や塒撃ち、その他には流し猟のように車で走って、木の枝で休んでいる獲物を見つけたら車から降りて物陰から静かに接近して狙撃する方法等が有ります。まずは待鳩猟ですが、キジバトが良く来る木(場所)を見つけ、そこから離れた狙いやすい場所に鳥屋を作り、その中に隠れていて、飛んで来て、木の枝に止まるキジバトを撃ち落す猟法です。これにはまず鳥屋を作ります。銃の性能や鳥を見やすい位置で決めます。この時は30mですが、弾のドロップ量を計算しないで済む距離が適当だと思います。
まず、ベースになる折り畳み式の木枠を起きます。奥に見える四角い物がクッションで、木を背もたれにして座ります。木枠は銃を乗せる台としても使えます。
次にカモフラージュシートを掛けます。風除けにもなりますが、あまり風で動いていると反対に警戒されてしまいます。さらに 頭上を覆う様に カモフラージュシートを掛けると完璧ですが、目的のキジバトは30m先の木に止まりますから顔を見られない様にすれば大丈夫です。
キジバトが来る条件はその下が餌場になっている場合が多いので、地面を見てキジ( キジ鳩ではなく)が砂浴びや餌を探して落ち葉を掻いて地面が出ているような場所が有れば市販の鳩の餌を良く土に混ぜて餌場を作ります。しかし、すぐには効果は有りませんから、定期的に土に混ぜて置く必要が有ります。
次にデコイのセットですが、これも適当にやると逆効果ですし、キジバトは偽物と分かると逃げて行ってしまいます。ストーリー的には地面で餌を食べるキジバト二羽とその上から見ている1羽、さらに遠くから鳩を呼び寄せる為の4羽になります。但し、目的の木からは距離を取って設置下さい。この二羽は餌を食べている所ですが、 餌場からここも離しておきます。数珠掛鳩(シラコバトを少し小さくしたような鳩)を繋いでおくとさらに効果が有ります。
これは餌場に降りようとしている鳩の積りです。このデコイの位置は特に注意しないと逃げられます。
あとは、遠くからキジバトを呼ぶ為のアンテナに設置したデコイです。アメリカではこのアンテナも製品として売られています。
猟場の全景です。後は飛んできたキジバトが怪しんで逃げ出す前に撃ち落す事です。
折畳式のシャベルです。餌場を作ったり、処理したキジバトの内臓を土に埋める時に使いますが、一つ有ると便利です。
但し、最近は一日中こんな事をしている暇が無いので、目立たない普段着のまま木の根元に座り、飛んで来た鳥を撃っています。要するに人間の体の中の目立つ部分を極力相手に見せない事と体のシルエットをぼやかす事で、ブラインドに近い効果が得られます。 特に素肌と歯は見せない事です。人間の肌は白く目立ちます。但し、顔は専用のフードをかぶらない限り隠し様が有りませんが、フードをかぶると飛んで来た鳥の羽音が聞こえず撃ち逃す事も有ります。特に目には(視線)威力が有りますからじっと見つめたりし てはいけません。、目が合いそうになったら目を閉じてしまう事も有効です。 閉じると言っても半眼にして動きを見ます。これは鷹の仕込みに使う技法です。
塒撃ち
これは狩猟法の中では結構せこい狩猟 法かもしれません。キジバトは非常に臆病な鳥なので、何かに驚くと必ず決まった隠れ家に逃げ込みます。その隠れ家にも二種類有って、一時避難場所と本当の避難場所(塒)に分かれています。一時避難場所は常緑樹や杉、ヒノキ、竹薮が使われます。そしてしばらくすると又餌を求めて飛んで行きます。木の状況にもよりますが、3mから5mほどの高さの枝の間に入ってじっとしています。キジバトの淡い色合いは木陰に入ると判断が付きにくくなります。
これは一時避難場所に避難したキジバトですが目が慣れないと結構見つけるのは至難の技です。この場合、手前に枝が無いので良く見えますが、枝が有れば発見は出来ません。
次に拡大した写真ですが、日陰の枝の色の中に溶け込んで保護色になっているのが分かると思います。塒撃ちの難しい点はここに有ります。しかし、ここは一時避難場所ですからこちらが姿を表して探しているうちに飛んで行ってしまうかも知れません。それにここで幾ら待っても1羽位しか撃つチャンスが無いと思います。
さて、本題にはいります。塒撃ちで狙う場所はこの様な一時避難場所ではなく、本当の避難場所(塒)に使っている竹薮です。ここでは腹が一杯になった鳩が休んだり、夜の寝床にもなります。冬場の塒ですから、10羽から20羽位が一ヶ所に集中して夜を過します。一ヶ所と言ってもくっ付いて寝て居る訳では有りません。 さて、この場所はここから100m位離れた所に畑を持っている農家の方から教えてもらいました。農家にとってキジバトやヒヨドリは害鳥なので色々な情報を提供して貰えます。昔、親戚の人とこの山の境を見に来た記憶が有り、確認した所この竹薮も親戚の土地でした。私の場合結構親戚の土地 を使わしてもらっています。 竹やぶの中を良く見ると鳩の糞が集中して落ちている場所が有ります。下には鳩の羽も有ったりしてここが塒である事がすぐに判断付きます。但し、竹薮ですから射程距離は5m位しか取れません。本当は10mは欲しい所ですが、それでは竹に邪魔されて撃てませんし、また発見も出来ません。待つ事しばし、鳩が飛んできて竹の枝に止まります。射程5mですから、狙い越しはスコープのクロスした所から15mm位下に着弾します。頭が見える様なら頭の天辺、人で言うと百会の上に照準を合わせます。これで100%外す事はないでしょう。一羽討ち取ってもそのまま動かずにいて下さい。片割れの一羽が様子を見に来るかもしてませんし、動いて位置を教えてくれるかも知れません。発見できるのは、鳩が飛んで来て枝に止まる時か移動した時ですからこのチャンスを逃さない様にして下さい。
同じ塒でも杉やヒノキの中の塒は全く視界が利きません。下枝を伐ってある林だと木の下から狙う事は可能ですが、真上を狙う事になり枝が邪魔をして狙いにくい上に、相手からは丸見えですから、結局逃げられてしまいます。なお、塒撃ちの時には目立たない普通の服で大丈夫です。特にカモフラシートで隠れる必要も有りません。
ただ今製作中です。
ヒヨドリ編
ヒヨドリ猟にはみかん畑が一番いいそうですが、この辺にはみかん畑が有りません。神奈川県西部にはみかん畑が広がっていますが、その辺は詳しくないのですが、一日に40羽も50羽も獲るそうです。私の場合、焼き鳥屋に売る訳では無いのでそんなに獲る必要は有りませんが、みかんを食べているヒヨドリは美味しいそうです。
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コール猟
一番問い合わせの多いのがこのコール猟ですが、コール猟で一番有名なのが北海道のエゾライチョウのコール猟ではないでしょうか。但し私の場合、知り合いから話を聞いただけなので、省略します。さて、本題であるヒヨドリのコール猟ですが、ヒヨドリは 良くバードコールに良く乗ります。吹き方には二種類有って、一つは縄張りを宣言すると言うか自己主張型の鳴き声と、もう一つは仲間を呼んだり嬉しい時に出す喜怒哀楽型の鳴き声が有ります。前者をA型、後者をB型とします。B型でもヒヨドリにしてみれば違う鳴き声なのかも知れませんが、私の耳には同じ様に聞こえます。つまりB型でも怪我(半矢)をして助けを呼ぶ声と餌を見つけて鳴く声 が同じに聞こえてしまいます。
このA型とB型ですが、 どちらも長く伸ばす様に鳴きますが、この他にヒヨドリは短い鳴き声連続して鳴いたりしすが、この辺は研究の余地が有りそうです。しかし、A型とB型さえ出来れば問題は 有りません。
ただ今製作中です。
プラスチックの笛が鳩用で、金属製の丸いのがヒヨドリのコール猟に使う物です。 ヒヨドリはこのバードコールに良く乗ってすぐ近くに来て反対に撃てないと言う事が良くあります。但し、鳩笛は未だ使いこなすレベルには達していません。
カラス編
ただ今準備中です。
コジュケイ編
さて、台湾でコジュケイ猟を見てきました。これに付いては別の機会に紹介したいと思いますが、その時にこのバードコールを使います。オスの鳴き声用とメスの鳴き声用の二つが有り、時と場合により使い分けてコジュケイを呼びます。さて、日本での狩猟に使えるでしょうか。
平成23年度猟期の終り頃、コジュケイの群れが隠れている藪を見つけました。さっそくその藪に向かってオスの鳴きまねをした所、程なく一羽が藪の中からもう突進して出てきました。藪の切れ目に来たところで目が合ったとたん脱兎のごとく今来た道を引き上げて行きました。距離的にして1.5m位で射撃の対象にこそなりませんでしたが、可也の威力が有りました。どの様に使ったら良いのか研究が必要です。
犬だとコジュケイを木上げして簡単に撃たしてくれたりしますが、空気銃の対象とずるには同じ様に木上げ出来れば良いのですが何方か良い方法を知りませんか?
ただ今準備中です。
コジュケイ用バードコール
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