作成2005年6月28日
このページの最終更新日は2009/11/03です。
日本では禁止されている鷹の捕獲の様子をご紹介します。但し、密猟防止の為詳細な捕獲方法は省略しますが、なかなか普通では見る事の出来ない貴重な画像です。
なお、密猟を防ぐ為、詳細な説明及び詳細な写真は使用出来ませんのでお許し下さい。
1.毛鞠猟
まずは捕獲法の1です。撮影した時は実際に鷹が飛んでいなかったので、別の鳥に演技してもらいましたが、自然にこうなってしまいます。本当に不思議です。
準 備 1 |
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毛 鞠 有刺鉄線の様に見えるのは 草です。 |
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準 備 2 |
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これで準備完了。 |
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いよいよ獲物を求め 放たれました。 |
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300mも飛んで下に 降ります。 |
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おいしそうな鳥だなー |
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僕にもちょうだい。 |
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絶対放さないぞー |
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最後にご褒美をもらって 今日は終りです。 |
2.片無双網猟
宮内省式部職編「放鷹」に鷹捕網と紹介されているのと全く同じ方法である。私は片無双網と言う呼び方の方が好きだが、パキスタンの鷹狩は日本のそれと非常に近い特徴が有る。そのうち 訓練方法をご紹介したいと思うが、彼らは鷹狩は日本から伝わったと信じている位、不思議と似ています。
撮影の為、目の前で再現してもらった物だが、特に説明はいらないだろう。 実際こんな近くで獲っている訳ではないし、それなりの設備が必要だが省略した。
準 備 開 始 |
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準 備 中 |
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網の反転1 |
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網の反転2 |
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反転完了 |
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展開状況 |
3.ループ猟
イスラム圏で最もポピュラーな隼捕獲法です。鳩めがけてつ込んで来た隼が鳩の回りにめぐらされたくくりワナに脚を掛けて捕まるというものです。単純だが隼を見つけてからすぐに設置可能だし、値段も安いので何処の家の壁に掛けられています。
くくりワナを設置した所です。 |
4.張網猟
日本のオオタカ用の張り網と比べると隼を捕獲するために特殊化した設置方法をとっています。網や支柱に身体をぶつけて隼が怪我をしない工夫の様です。張り方はV字型に張り、中央に囮の鳩を繋ぎ遠くから鳩を動かして隼を誘う方式で、鳩の動かし方は日本の方式とそれほど違いは有りません。
張り網の設置中 |
この時期になると彼等は仕事そっちのけで1ヶ月間、鷹を求めインドとの国境地帯に広がる土漠 (砂ではなく土です)でキャラバンを続けがら鷹の捕獲をします。捕獲した鷹は売ったり自家用にもしますが、彼らもかつての日本と同じで、鷹(セーカ)は年切り(一猟期だけ使い放す事)で使っています。つづく
※写真データの変換が終わったら、また内容を充実したいと思います。
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