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安曇野の四季

正月が過ぎると、三九郎や御柱など、道祖神にちなんだお祭りがあちこちの部落で行われます。安曇野の冬は冷え込みは厳しいけれ ど、雪は少なく30cmつもることが一冬に数回といった程度です。
でもわさび田の雪景色はなかなかの見物です。また、晴れた時の厳冬期 のアルプスの姿は荘厳そのものです。
物思いにふけるには最適の、落ち着いた静謐な季節です。


3月になれば寒さもゆるみ、春めいてきます。4月はじめのわさびの開花を皮切りに、次々と花が咲き、緑萌える、安曇野がもっとも 輝く季節です。
天候も安定して、残雪のアルプスも連日のように眺められます。暖かいのでのんびり歩いたり、サイクリングしたり、どこへ行っても美しい風景 に巡り会えます。


梅雨は6月半ば頃から、若葉の美しい季節です。雨に濡れた緑も捨てがたい趣を感じます。
梅雨が明けるといよいよ夏本番。日中は日差しも強く、暑いけれど、湿度が低いのでとてもさわやかです。夜はぐっと涼しくなり、過ごしやすいです。


9月下旬、山では紅葉が始まります。(上高地・美ヶ原・八方尾根は10月はじめが盛り)里では稲の刈り入れが始まりますが、黄金 に色づいた安曇野を歩くのも素敵です。
野の紅葉は10月末、澄み切った秋の光の中を、紅葉が一枚ずつ風に舞い、散っていく光景は、この上なく美しいもの です。11月にはいると、山にはどんどん雪が降り積もり、時折晴れ渡る空に浮かぶアルプスは早くも冬の姿をのぞかせます。