八年目-二 
                        2011年3月7日   
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                        (例のあのかたがあの修行してたとこから帰ってきたときの妄想漫画的なものです(い、いまさら?!)。続き) 
                         
                         
                         
                         
                         
                        ばきっ 
                          
                         
                         
                         
                         
                          
                         「い、痛いじゃないかね、蕾」 
                         (・・・期待していたわけではないけれど、やっぱりこうなるよね・・・) 
                         
                         
                         「いけ好かないお前がいなくなってせいせいしていたというのに、なにが優秀だ、何が最短記録だ、軟弱者め、たった8年足らずで戻って来おって!」 
                         
                         
                         「・・・」 
                          
                         
                         「・・・そうだね、修行を始めた当初から、100年という月日が耐えられなかったのは認めよう」 
                         
                         「ふん、情けないヤツ。」 
                         
                         
                         「私にはそれだけが耐えられなかった。だから多少無理してでも修行に打ち込んで、短期間で終わらせてきたかったんだよ」 
                         
                         
                          
                         「君に逢いたかった。それしか考えられなかった。 
                         だからこそ今、こうして戻ったのだよ」 
                         
                         
                          
                         「・・・で、君は?最初の私の質問に、まだ答えてくれていないようだけれど。」 
                         
                         「・・・ちっ・・・(余計なことを・・・)」 
                         
                         
                          
                         『それは、お前が』、 
                         私が、何だい? 
                         
                         教えておくれ、蕾」 
                         
                         
                         
                          
                         
                         「・・・お・・」 
                         
                         「うん?」 
                         
                         「お、お前があんなふうにいなくなったもんだからっ、 
                         ちょっと気になって俺の花気が高まらなかったんだっ!!だから、お前のせいなんだから、別に『職務怠慢』などと、お前に偉そうにいわれる筋合いはないわぃ! 
                         あー、腹が立つ!!」 
                         
                          
                         ばきっ 
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                          
                         「・・・だから痛いってば・・・ 
                         
                         まったくもー、相変わらず素直じゃないね蕾は。逢えてうれしいなら嬉しいとそうおっしゃい」 
                         
                         「何ぃぃい?!?!東雲、きさま、何を寝ぼけたことをしゃあしゃあと・・・こっちに戻ったんならとっとと仕事に戻らんかっ!!!」 
                         
                         「ハイハイ、わかったよ、」 
                          
                         
                         それでも 
                         わたしはやっぱり 
                         君のそばがいいのだけど 
                         
                         
                         
                         
                         
                         私の手元にある、先ほど手にしていた梅のつぼみが、今、そっと花開いた。 
                         
                          
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                        ―――――――――――――― 
                         ということで、いかがでしたでしょうか、今週の 
                         「なんという脈絡の無い話」。 
                         脈絡が無い以上に、資料が無いまま描ききったわけですが。たぶん、原作ではこの辺、小さい蕾だったような・・・違ったっけか・・・。 
                         
                         使いまわしイラストばかりではありましたが、好きにお話を考えられるので楽しいです。・・・いろいろ雑ですけれどね! 
                         
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