普段、我々は裏面ラバーと対戦することが圧倒的に多いので裏ラバーの相手を基準して考えることに慣れてしまっている。裏テンション、裏粘着、裏高弾性、表、粒高、アンチの特質と自分のラバーと特質を考慮し戦術を構築する必要がある。

5.1 ラバーの性質と基本戦術★★★
ラバーを同じ角度と同じ力加減で打った時の裏テンション、裏粘着、裏高弾性、表、粒高、アンチの軌道の特性を比較し、また、自分が加えた回転が相手のラバーとの摩擦の違いから、戻ってくる回転に差が生じることから、それらに基づき各種ラバーにの基本戦術を考察している。

5.2 粒高ラバーの攻略法★★★
粒高とのラリーでは、自分の回転がそのまま戻ってくることから、先に与えた自分の回転を頼りに、次の打ち方を決める必要がある。 そうしてラリーを続け、チャンスを作り打ち抜く。

5.3 表ラバーの攻略法
フォアー側の表ラバーは、こちらの回転の影響を吸収してしまうので、反撃される確率が高くなる。半面、バック側でのブロックは飛びすぎる欠点があるので、基本的にはバックに横回転でテーブルアウト、あるいは軸回転でネットに引っ掛かけるサービスで攻め。戻って来た球を3球目攻撃する。

5.4 粘着系裏ラバーの攻略法
粘着ラバーは摩擦が大きく、彼らが送り出すレシーブの球の回転は強い。君が受けると下回転であればネットに掛かり易く。上回転であれば不注意に受ければ台を飛び越えてしまう。ここでは特に、回転の速いドライブをテーブルアウトさせないで攻めに転じる方法について述べている。

5.5 粒高ラバーに対するより洗練された戦略★★★
戦略名に「壁」とか「床」とかの名前がついているが、これは座標を表している。 壁はカーブ、シュートを使った戦略であり、床はHコーク、Fコークを使った戦略だ。 三角形は3球目攻撃であり、ダイアモンド(ひし形)は5球目攻撃であり、ラケットで擦る方向を示している。

5.6 裏/粒高ラバーの裏ラバーサービスに対する攻略法
粒高(Long-pips)と裏(Inverted)ラバーとの異種ラバーの組合せでは、異種ラバーの相手がサービスの単調さを避けて裏ラバーでサービスするケースが多い。ここでは積極的に相手の戦法に乗ってサービス以降は粒高ラバーに向かって打ち込む戦法を述べる。

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