ラテンアメリカの独立革命
 
 
 

 「独立革命」は米国でもそうだが、ラテンアメリカ(ラ米、以下同)でも繰り返し語られる。革命とは、主体的に既存の社会体制を転覆し、新しい社会体制を築き上げることだ。スペインのアメリカ植民地(イスパノアメリカ)には、4つの副王領と、一応副王が管掌する形にはなるが、4つの一定の独立性が認められた軍務総監(以下、総監)領の、計8ヵ「国」があった。いずれもスペイン国王を戴きながら、夫々が王国と見做されていた。「独立」とは、当該領域を宗主国の植民地支配から「解放」することだが、先ずは夫々の王国の自治権を現地人が獲得することだった。しかし解放は自治権獲得を越えて主権国家としての独立に突き進むのは自然な展開だった。正しく「革命」である。ブラジルはポルトガル王国の皇太子によって独立した君主国になった。しかし宗主国による支配という既存体制を転覆した意味では、やはり革命といえる。 
 ここでは独立前夜の十八世紀末から建国期までを概観する。旧ポルトガル植民地がブラジル一国に対し、旧スペイン植民地は18ヵ国だ。その経緯についても確認しておきたい。
 
各国の独立記念日は古いものから以下の通り(人名は青字で、また一覧の国名を赤字で示す):
 
各国の独立は下記パターンに分けられよう。
 

1 解放者たち
日付:
2008/03/12
2 独立革命の前夜
日付:
2008/03/12
3 独立革命の年表
日付:
2008/10/21
4 ラ米独立革命のまとめ
日付:
2008/03/12


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