ラ米における人種分布 |
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米国CIAによるThe World FactBookの2008年人口見通し(現在2009年の見通しも出ているが、敢えて08年の数字を使用する)をもとに、下記する。同書が明記しない4ヵ国分の人種構成は、他文献を参考にした。 先住民が国民人口の4分の1以上
上記5ヵ国は総面積で470万平方キロ、ラ米全体の24%、総人口で1.75億人、同32%に相当するが、先住民59百万人だけをとれば95%にもなる。 メスティソ(白人と先住民の混血)が4分の1以上
上記11ヵ国は総人口で2.5億人、同45%に相当し、ラ米全体のメスティソの93%を占める計算だ。総面積では660万平方キロ、33%となる。パナマとコロンビアを除くとムラート(白人と黒人との混血)も含むので要注意。 アフリカ系人口が多い国々
パナマを除く上記6ヵ国で、ラ米における黒人人口の96%を占める。コロンビア、及びニカラグアを除く4ヵ国の人口は大国ブラジルを含むにしても2.4億人、同43%、総面積958平方キロは48%に相当する。ベネズエラ(66%が混血。ムラートの数字は上表では不明とした)の過半数は、メスティソと思われる。 ヨーロッパ人種(白人)の多い国々
国として白人が最も多いのはブラジル。アルゼンチン、ウルグアイ、コスタリカ及び、上記には入れていないが感覚的に白人国のチリを含めた4ヵ国の人口は、6,500万人、全体の12%で、面積は375万平方キロで19%。白人人口だけでみると4ヵ国合計約5千万は全ラ米の4分の1以上。先住民はケチュア系マプチェ(チリ及びアルゼンチン)、グァラニ系(ブラジル、アルゼンチン及びウルグアイ)、アラワク系(ブラジル)及びチブチャ系ブリブリ(コスタリカ)などがいる。 *最新のThe World
FactBookでは、キューバの白人比率65%、ムラート比率25%、と大幅に変更した。私個人の実感もこれに近いが、一般的に通っている2002年のCensusをここでは採用した。
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