アドリブな日々 Back Number 2005
 

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  2005.12.15    こないだ久しぶりに大阪時代のバンドのテープが出て来たので聴いてみたんですが笑っちゃったのがあったんでそれを。サックスもそうなんですがヴォーカルも基本的に喉を広げるようにして歌いますね。それを強くやりすぎると反射的に喉がウウッとなるんですがそのヴォーカルがですね、曲のサビ部分で声を張り上げて歌ってたんですわ。『オオー、ハピネスッ!(ズダダン!ドラム)ハピネスッ!!(ズダダン)ハピ・・・オエッ!(ズダダン)』 ふだんが穏やかなやつなのでというのとリズムにちゃんとハマって『オエッ』と、えずいてたところが笑えました。笑いは体の毒素を中和してくれるので健康にとってもいいんですよ。調子の下がっている時ほど沢山笑ってノリノリモードで過ごせたらいいですね。さて皆様、ことしもご愛読いただきありがとうございました。2005年もあとわずかですがゆく年もより健康に、来る年はさらに大笑いにて健康第一、風邪に気を付けてお元気にお過ごし下さい。  
     
 
  2005.12.01    季節が変わるとその時期おりおりの空気の匂いが変わります。何を隠そうわたくしは匂い研究家でもあります。香り、ではないのです。最終的には香りなのかもしれませんが、あくまで自然に発生している匂いについて私なりのランキングをつけてみました。冒頭の季節毎の匂いはもう王道ですから今回は置いといてまずわたしをなんとも爽やかな気分にさせてくれるのは、雨上がりの匂いです。これは今はやりのマイナスイオンとかいうものが辺り一面に出まくっているからでしょうか、なんかえもいえずすこぶる爽快ですね。次は夕暮れ時の匂いでしょうか。すこししっとりとした暖かい感じの家庭っぽいにおい。昼飯時のどこからともなく流れてくる焼飯の匂いとはまた違った、あれは歴然とした空気の匂いです。なぜ日没時にああいう空気の匂いに変化するのでしょうか。不思議ですね〜。次には製材所の前を歩くと薫ってくる木の香り。これはたまんないですね。脳天がいい感じでいつもクラクラッとなります。やはり緑は偉大なんですよ、絶対に。他には変わったところでは、食料品店を出た瞬間のモアッとしたいい匂い。これはクーラーの効いたスーパーなんかでしばらく買い物をした後によく遭遇する匂いです。鼻梁が適度に冷やされて外気のあたたかさに微妙に反応して匂うのでしょうか。誰か調べてみてください。他にはいわゆる百貨店に入った瞬間のゴージャス匂い。ニチイとかではなく高島屋とか敷居の高そうなとこですよ。特に一階が衣料品売り場となっているところはこのゴージャス臭と遭遇できますね。あと人間系ではオヤジモード炸裂意見として、シャンプーしたてやろといった感じの女性の髪のふわっとしたいい匂い。これは昔からいい匂いだなあと思っておりまして、で、自分でも髪を洗った次の日あたりにフワッと匂うもんですからよく首をグラングラン動かしては匂いを楽しんだりしたもんです。他には先日アメリカ系の老夫婦が私の先を歩いておられたのですがこれまたなんともよろしい爽やかなる香水のかほりが薫ってまいりましたの、オホホ。きっと向こうの方は香りのセンスが日本人と違うんでしょう。不思議なる香りでした。あとは自然系では海の潮の香りです。好き嫌いはあるかもしれませんがこれはもう私には無条件でいい匂いのトップです。みなさんはどのような香りがお好きですか?  
     
 
  2005.11.16    われら善良なる市民の安全を日夜守ってくれる警察官。個人的には今までにいきがかり上いろいろとありましたが、ま、それはおいといて、今回はおまわりさん職質に至るまでの観察日記といきます。新宿は都庁周辺は石原君の働くとても重要なエリアらしくこの回りの道路の取り締まりはかなり頻繁にやっているようです。本日も用事があってこの辺りに来たのですが15分ほど早く着いたので時間をつぶすために路上停車しておりました。でしばらくしてふとバックミラーに目をやるとどこから現れたのかすう〜っとパトカーが近付いてきているんですな。まるで忍者。でいままでの経験上、私のナベキャロルは未だに大阪ナンバーなのであちらさんとしてはかなりソワソワと気になるみたいなんですわ。で、(あ、こりゃまた何か聞きにくっかなあ〜)と思ったのですが15分ほど早くついて退屈だったので(いいよ〜)と思ってました。でもその時はそのままスウーッと行ってしまったので(あららー)でした。で、だんだんと約束の刻限に近くなってきたのでそろそろと思った矢先にマタ!後ろからスウ〜ッとさっきのがぐるっと1周してきたんでしょな、2周目ということで再び近付いてまいりました。今度は時間なかったので(あ〜もう)と思ったとたん、赤色灯がクルクルクルッと回り始めました。そう、いっつも間が悪いんです。彼等と僕は。で、時間がなくてイライラして揚げ句に言い争いみたいになるのが今までのパターン。でも今回は瞬間的に方針を変えました。いかに警察官の職質を短時間に終わらせるか!これに主題を置きました。そうこう考えてるうちにうまいもんでパトカーをこっちが逃げられない様にナベ号の右前方を遮断するように止めてお二人さん早速降りてきました。私は、よくいるようなアラいきなりでびっくりしたけんどもが、でもニコニコッ、はいはい何でしょうかといったような、いかにも人の好さそうな人を装いました。 警『すいませ〜ん、ちょっといいですか』 ナ『あ、はいはい〜♪(ニコッ)』 警『大阪からこられた?』 ナ『あ〜ナンバーでしょ。うちね、今こっち住んどるんですが、このクルマの本拠が大阪なんですわ。(自分で言ってて意味不明)それで、大阪ナンバーなんですよ』 警『あ〜そう。で、今日ここには何しに?お仕事?』 ナ『ええ、今から人と打ち合わせでね。時間早よついたからヒマつぶしですわ、ハッハッハッ(必要なら笑う)』 警『じゃあちょっと免許証みせてくれる?』 ナ『あ、はいはい』すかさず出す。ナ『はい、どうぞ♪(ニコッ)』 このあたりでおまわりさん、はたしてコイツのクルマを検査するかどうか考え中です。 警『・・・・・』 ナ『・・・・・・・』 警『今日はこれからお仕事?』 ナ『(さっき聞いたじゃん)ええ、これから人と会うんですわ。ちょうど時間になったからね(でもニコニコニコッ)』 警『・・・じゃいっか・・・』ともう一人に小声で言いました。なんと今回1分半で終了!よっしゃあ、クリアー!どうもすいませんねえ、凶悪犯とかじゃなくて、はりあいがなくって。でもどうもゴクロウサマでした。以上、ナベの職務質問され日記でした。  
     
 
  2005.11.03    こないだ用事ついでに廃線跡を見てきました。。そこは横浜の港の近くなんですがクルマ社会が到来する昭和40年ごろまではそこら一帯はきっとアミの目のように港中に貨物側線がはりめぐらされていただろうと思われます。以前まだ現在のようにみなとみらいが再開発されつくされていない状態の時には主要な道路の脇あたりで忘れ去られたかのようなサビた線路が雑草の中に埋もれて見られたんですが今は開発も進みなあんだか全体的に妙にこぎれいになってそういう風景もなくなってしまいました。私は個人的には上野のドヤ街とか中野のアヤしいアーケードとかが好きなんで何でもかんでも現代風に変えてしまえば納得する今の日本人の建築センスはかなり趣味悪いんではないかとひそかに危ぶんでるのですがまあそれは置いといて、で今回は以前立ち寄って気になっていたところに行ってみました。数年前来た時はなんと道路上に堂々と廃線ふみきりがあり線路が脇の方に残存していました。その線路が伸びていた先は駐車場だったのですが線路は撤去されることなくアスファルトに埋め込まれていてそのまま奥の施設の裏手に伸びている様子でした。なんだか昔の栄華を極めた時を彷佛とさせる風景で今思い出してもなんとなく懐かしさを感じます。でも再開発が進みそのあたりもしきりに工事されるに及びいつの間にか踏み切りもなくなっていたので、それからはそこを通過する際には横浜再開発責任者及びその関係者一同に対して「何でもかんでも新しくすりゃええってもんじゃネーゾー。古いものをうまく再利用してこそモノを大事にする日本人の面目躍如ってえもんじゃろが。おのれら破裂してまえ〜」と心の中で超ボロクソに悪態をつくのが習慣になっていました。でも今回なんとなく立ち寄ってみたところ、なな、なんとあの廃線がまだ奥の施設裏に生き残っているのがてるのが判明いたしました。あの風情ある廃線駐車場は上からさらにアスファルトで埋められていたのですっかり線路は見えなくなっていたのですがそのアスファルトが切れたところから先にニョキッと線路がまだ伸びていました。丁度ポイントで2線に分岐する途中でアスファルトから出てきているので妙にそそる感じでしたね〜。奥に伸びている線路はそのまま駐車場として利用されているようでなかなかイイ感じでした。社会生活をささえていた鉄路との距離が今よりももっとずっと近かった時代から人々の変遷をずっと見つづけていた廃線跡がひそかにまだそこには残っておりました。それはひそかな贅沢なひとときでした。  
     
 
  2005.10.18    さて今回は私の幼少時代の恐怖体験おばおひとつ。これは実話です。それは幼稚園にはいって間もない頃のはなしです。私の幼馴染みに陽平君というのがいまして、お隣さんなのでよく彼のお家で遊んでおりました。陽平君ちは二階建てで一階は自営の美容室なのでオバチャンの仕事の邪魔にならないようによく二階のお部屋で二人でいろいろと遊んでおりました。でもふとある時期からでしょうか、3部屋あるお部屋のうちのひとつのお部屋、そこはいつも雨戸が締まっていましたが、その部屋で遊んでいると必ずかすかな笑い声が聞こえてくるようになりました。最初はこども心にも空耳かな、と思ってほうっておいたのですが、だんだんとあんまりハッキリと聞こえてくるようになったもんですから一緒に遊んでいる陽平君に「なんか声が聞こえるっちゃが、ヒッヒッヒッヒてゆうちょる。」と言うと「なんも聞こえんが」とアッサリ否定されました。あるいはカセットテープとかで陽平君がいたずらしてるのかな、とも思っていたのでそうでないと分かると急に恐くなってきました。そうして2人で遊んでいるさなかでも『ヒッヒッヒッヒッ』という声がどうも押し入れのあたりから確実に聞こえてくるんですよ。「ホラ!聞こえるが!」どうにも恐くなってまた陽平君に訴えるのですが「なんも聞こえんて!」と、うざったそうに言うだけです。それからその部屋で遊んでいると毎回必ず、かすかに『ヒヒッヒッヒッ』という声が耳に届くようになりました。あきらかに自分にたいしてだけ『オイ、そこのオマエ、オマエだよ!ヒッヒッヒッヒ』というあまり歓迎したくない意志を明らかにその笑い声には感じました。とってもとっても恐いんですが、なにせ自分しか聞こえないしあんまり怖がっていると臆病なのをからかわれるのも嫌なので必死に我慢していました。思い込みとかでそういう風に聞こえたにしてもああもクリアーに聞こえるものかな、しかも自分だけ、と今でも不思議に感じています。子供の頃の話なのでそれがいつ頃まで聞こえていたかは憶えていません。ただ小学生になってしばらくした頃に遊びに行った時にその部屋に一人で入ったことは憶えています。少しお兄さんになってたし、勇気を試したい気持ちでその部屋にはいってみた記憶がありますがその時にはもう何も聞こえてはきませんでした。いったいあの無気味な笑い声は何を意味してたのでしょうか?よくこどもはそういうのに敏感といいますよね。仮にそういう異層の世界があって異界の住人がいたとすれば、(コイツまだワシらの声がきこえるらしいぞ。じゃあひとつ怖がらせてやろう)、と面白がってあんなことをしていたのかな、と。いずれにしてもあの無気味な声も妖しの気配もすっかりなくなってしまったあの部屋は、ただしんと静まりかえり、ゆっくりと午後のときを刻んでいただけでした。かなりコワかった幼少時の懐かしいお話しでした。  
     
 
  2005.10.01    さて以前に私はスリム大作戦なるものを始めた〜と白状しましたが実はもう一つ白状しなければならぬ事があったのです。それは何かといいますと、ジャジャン!!実は腹にまく減量ベルトなる物に手を出してしまった〜のですわ。御存じない方のために説明いたしますと、それはテレビショッピングで『ナ、ナ、ナント!一日わずか30分!お腹に巻くだけでOK! たったこれだけで一ヶ月後には憧れのスレンダーボディがあなたのモノに!男は逞しいカラダに、女は魅せるカラダに!』なんつう売り文句で毎日よく宣伝している商品なんす。それにフラフラ〜ッといっちゃったんですな。そのモノはといいますと腹に巻くとおヘソまわりと両脇腹にシリコンパッドが吸い付く様に張り付いてスイッチオンで電気ビリビリ〜腹筋ハア〜ッてな感じで強制的に筋肉が一時的に引き締まるベルトなんですよ。で、そうなるとナベは結構マメなので毎日朝晩30分ずつ巻きました。慣れてくると次第に物足りなくなってきてパワアアップスイッチで増量したりして結構一ヶ月間楽しみました。おもしろいもんですよ、ビリビリビリ〜ハアア〜って感じで、じいさんがあっついお風呂の刺激を好むのと似たようなモンでしょうか、肉が面白いぐらいにつるような感覚でよじれるんです。そして結果発表〜〜〜!!全く変化なし!!。速攻ご返品いたしました。一応受け付けお姉さんに電話して、効果なかったんです〜なので返品してもいいですか?と聞いたところ『ハイ、まだ渡辺さまはお試し期間中ですからモチロン結構ですよ!』と明るく言われました。きっと儲かっているんやろうなあ、受け付けの方の口調に儲かっている会社の余裕を感じました。マメに返品する人ってあんまりいないのかな。まあでも元は医療用リハビリ器具らしいのでそれなりの効果はあるんでしょな。深夜ラーメンを汁まで飲み干し、趣味が昼寝と睡眠という人間の腹を陥とすには3万円ベルト君の実力を持ってしてもキツかったのでしょう。という訳でテレビショッピングにも見放された私ですが、しつこく新しいことに挑戦しつつ頑張りたいと思います。5Kgの減量に成功したらふたたびお目にかかることと思います。それまで皆さんお元気で〜。戦いは終わらない、ヒュ〜〜(風の吹く音)。なんちて。  
     
 
  2005.09.17    皆さんはどうなんでしょうか?私だけのですね、変なくせなんでしょうか、これは。ちょっと聞いてください。よくNHKなんかの趣味の番組なんかで水彩画の描き方なんかあるとするじゃないですか。で、それをぼ〜っとながめておるとですね。妙に気持ちよ〜くねむた〜くなるんです。細い筆で絵の具を画用紙にペタペタペタペタ....とこのピタピタピタピタという感じがなんとも気持ちいいんです。似たような現象としては背中なんかに文字を書かれたりすると気持ちいいじゃないすか、あの感じです。特に疲れたりしてる時はてきめんですね。フワ〜っとあちらの世界に飛んでしまいそうになります。わたしは多分低血圧っぽい(朝は超ダメダメ人間です)のでこのフワ〜っとした感覚に弱いのかなあと思うんですが皆さんそんなことってないですか。こないだはガソリンスタンドでお兄ちゃんにフロントガラスをきれいに拭いてもらっているだけでフワフワきてました。(実は毎回。結構楽しみにしている)あるいは駅で草むしりをしているおっちゃんのチマチマしたむしり方をぼんやり見てたら脳が痺れてきて仕事行きたくなくなりました。なんだかスローな動きや妙にペタペタチマチマした人の手先の動きに反応するみたいです。それ以外ではなんだかポコポコした喋り方をする人の話し声を聞いてても動きがとまっちゃいますね。他に実はSAXの生徒さんでその人のサックスを聞いてると気持ちがポワンポワンしてきていつもそのまま心地よくガクーとしたくなる人もおります。わたしは昼寝が大好物ですがよくよく考えてみると眠りに落ちる直前のあのフワワ〜ンとした感覚ととても似ています。人の叩いているパソコンのカタカタいう音もいいですね〜。寝れます。であんまりにもフワフワする機会が多いので多少不安になって皆さんにも聞いてみたくなったのですよ。お返事お待ちしております。また、これは寝れる!という何かをご存じの方もお返事お待ちしております。これって睡眠フェチですかなあ?  
     
 
  2005.09.02    わたしの今年の夏の自由研究は『セミ救助大作戦』。まあ毎年のことなんですが私の住む団地は夜中じゅう電気があちこち点いているのでセミがずっと騒いでおりまして朝になると力尽きたのか、ただ疲れて寝ているのかよくわからないセミ君が廊下にしょっちゅう転がっております。ヘタすると誰かに踏まれるので指を近付けてしがみつかせて近くのおいしそうな木に連れてって止まらせてやります。何の木かわかりませんがタテにゴワゴワにひび割れている木がセミの世界では人気の様でよくたくさんとまっております。中にはしがみついてる自分の指を木と勘違いして吸おうとする奴もおりましてなんとなくかわいいもんです。まあそうやって無事成虫になれた子はラッキーでして今年は脱皮に失敗した奴と脱皮はできたものの乾燥がうまくいかず具合が悪そうな子を保護しました。でもできることはアリさんから守ることぐらいで他にできることは何もなく結局は残念な結果だったんですが、思ったのはすごく繊細な生き物なんだなあ、ということです。野生の生き物なんで結構タフなんかなと思っていたのですがほんのちょっとしたトラブルで、たとえばアリにちょこっと噛まれたというようなささいな事でもうアウトになってしまうんですな。ですから人の手でよかれと思ってしようとしたことが結構致命的になるようなので、何か救助の手を差し伸べる時はかなり慎重に扱うよう心掛けることにしました。セミレスキューの心得という訳ですな。でも思うのは私が子供の頃は今みたいに簡単にセミを見つけることは困難だったということです。宮崎ではクマゼミが主流でこちらみたいにアブラゼミは少数派だったですがそれでもクマよりアブラは逃げ足は早かったですよ。こっちのアブラゼミときたらなんんかぼんやりしているのか電柱の1メートルのあたりでビービー鳴いてたり夜中に網戸のとこに遊びにきてついでに盛大にビービー始めたり(寝られへん)なんだか無邪気です。子供がセミとりをしないからこのあたりのセミ達は遺伝で警戒心がなくなってしまったのかなあ、なんて思ったりもします。今年も夕方によく地中から登場したセミの殻の中身入りがよく歩いているのと遭遇しました。元気よくデンドンデンドン歩いていたのでそっとつまんで手っ取り早く木にしがみつかせてやりましたが過保護でしたかね?まあでもひと夏楽しく元気に過ごしてほしいなあと思いました。  
     
 
  2005.08.17    最近のわたくし事なんですが、まず20年来のおタバコ習慣が、とある事情で突然にちょっとだけ長い小休止にはいりました。ことしの2月11日からなのでちょうど半年経ちました。まず19歳の時にハイライトでクラクラ〜といい気持ちになったのからすっかりハマッてセブンスター、マイルドセブンセレクト(これ長かったです)おやじさんの愛用していたチェリー、たま〜に缶ピース、変わったところでは、雅、ゴールデンバット、わかば、モア、カレント等々。葉巻きも面白かったですね〜。吸わないと火が勝手に消えてくれるんですよ。実に経済的。刑事コロンボのマネして吸ってたらなぜかウマかったです。で今は全く吸っていないんですが、(いつかまた縁があったら吸いたいですね、今でも私はタバコ党!!)それでどうなったかというと、わたしはふくよかになりました。いやあ〜、体は実に正直でして、健康になった分とっても実に栄養分の吸収がよくなりもうした。以前はわりに頬がこけていたのですが、最近てばお肉がついてなんだか笑うと我ながらとってもチャーミングなんですわ。で体重はといいますと、人生最強状態です今。きっと今の時点で余裕カマすと、きっとローリングストーン〜と一気に別の人へと変身してしまうんでしょうと思います。で今回のナベ日記は上手に痩せれる方法をお教えしていただきたいな、と読者のみなさんへのSOSなのです。ナベがホラー映画みたいに変身してしまう前に何か良い知恵をお聞かせくださーい。  
     
 
  2005.08.01    男のひとは基本的にエンジンが好きなのでしょうか?多分クルマやバイクなどに乗らない人は全然興味がないと思いますが、やはり免許を取得してそういう文明の利器を運転していると、親しみがわくというかなんか不思議な充実感があります。そうなるとなんだかいじくってみたくなるんですね。で、簡単なワイパー液補充から始まってだんだんとナンチャッテ整備がエスカレートしていきます。最初はいろんな点検をした後クルマを走らせるとクルマと一体になった感じがしてもうそれだけでチョ〜楽しいんですが、たまーにいらん事をついついやっちゃって走りが悪くなるともうかなり落ち込みますね。で、結論としては、急がばまわれ、さっさと整備工場へ持っていきましょう。大抵は整備士の方の説明を聞いたら、ああこれ自分でやんなくて良かった〜と思います。それと同じで私の商売道具のサックス君も持ち主がこういう性格ですから今までかなりとんでもない憂き目に遭っています。お陰で私はかなり修理技術は身についたのですが、さわったばっかりに音が出なくなって結局高くついた事が山ほどありますね。やっぱり経験がものをいう前に性格が災いするんですな。ちょっとムリそうなヤバめの雰囲気を感じつつも自分でやってみずにはおれないみたいな。ま、でも自力本願で失敗したらあきらめつくからいいのかも。ふと思えばお家のおとうさんてこんなんじゃなかったですか。『どれ、貸してみ!』と言われて貸したばっかりにだんだん違う方向に走っていき、『もういいから』といっても『大丈夫や』とあれこれいじくりまわし結局さらに具合が悪くなって、揚げ句になんかへんな言い訳された日にゃ、ああもう二度と頼まん、と思いますね。おとうさんもがんばっているんですが、結果がともなわないという。よかれと思って努力したにもかかわらず、文句を言われると。なんか人類につきまとう永遠の命題ですね。  
     
 
  2005.07.16    あ〜、夏はさまざまな生命が躍動する季節ですね〜。夏なのですこしキエーッと涼しいお話しかも。私は植物を育てるのはあまり得意ではありません。先日もアジサイの鉢植えを知り合いの方からいただきましたが、あの花はかなり水を必要とする植物らしいですね。結局水やりに失敗してお花を枯らしてしまいました。現在は枝だけに切り揃えてなんとか復活の日を待っておりますが。。。そうこうする内にまたもや何かの草花を偶然に手にいれてしまい、仕方ないので再度チャレンジすることにしました。でも今回はなかなかいい感じでちっこいお花が咲きましたよ。で、とってもかわいいのでよく見ようと鉢を手のとって近付けた時の目撃したものは!!なななんと、鉢全体にこびりつくように蠢く無数のアブラムシー!ギエ〜ッと思わず落っことしそうになりました。あのムラガリはおそろしいですわ。でもまあそれでも生き物ですしお花に奴らはつきものなんで、せめて網戸からこっちには来ないでの気持ちでサッシにスプレーで線を引きました。今は遠くから水をやっています。でそれは落ち着いたのですが、すでに各ご家庭内にはほとんど必ず昆虫がいますよね。異様な俊足と力強い飛びで家族の団欒に異常な緊張感をもたらすあのブラックな奴が、、、。今回は私のかわいそうな姉のお話です。田舎の宮崎ではこちらと違い茶バネはあまりハバを利かせておりません。かわりに黒いテカってるのがメインです。正式名はヤマトゴキブリというらしいですね。ある夜姉とザ・ベストテンを見ておりましたらパタパタパターと奴が横切りました。で、一斉に2人で警戒体制にはいり、姉がじわじわと追い詰めていったのですが『窮鼠ネコを噛む』のことわざにもありますように『窮ゴキブリ顔面に飛ぶ』ですわ。困ったゴキブリ君は姉の顔にピタッと止まったんですね。『ういやああ〜!!!』あんな恐怖に引きつった悲鳴は今まで聞いたことがありません。直後に寝ていたおやじさんに『ヤカましい!!』と怒鳴られ可哀想にあねさんは踏んだり蹴ったりでした。そのあともかなりショックだったみたいです。がっくり肩を落としておりました。でもあの『ういやああああ』は今でも思い出すとかなり爆笑できます。でも可哀想でしたね。どうもあの感触はねえ、体験した者はどうしてもねえ〜。『ういやああ』笑える〜。  
     
 
  2005.07.01    う〜ん、カラオケ。あれほど苦手なものはないですね。昔はよく歌っておりましたよ。だがですね、ある時ふと振り返ってみたんですわ。この歌声は実際は、いったいどれだけ鐘がなるのだろう、と。それまでの自分は結構陶酔して気持ちよく歌っていたんですが、実際の歌手はかなりクセのある歌い方ですよね。で、無意識にそれをマネして歌っている自分に対してかなりの疑問がわいてきまして。というのは、カラオケの好きな人は実によく研究していて、あるいは声質とかの関係で上手に歌う人とかかなりいます。そういう人に対しては一緒にいった人らも『オオ〜ッ』とか感嘆の声を上げるのですが、なぜか私の歌にはそういう反応が返ってきたことがないんですよね。自分の中では『オオッ、今日もいい調子だぜ!ホンマ小林旭にクリソツ!』なんですがマーケットの反応は結構つれないんです。おっかしいな〜→なぜだろう→もしかしてボク、カラオケ、ヘタ?となった時からも〜歌えなくなりましたね。あのまま自分の実力に気が付かずにいっとけばどんなに幸せだったか。その日以来カラオケにいってもみんなの上手な歌に耳を傾けながら穏やかに微笑んでいるだけになりました。回りの人の中には、この人音楽の仕事していて実はプロ級の声だからあまりこういうとこでは歌わないのかな、ととんでもない勘違いをされていた方も過去に1,2人いたような気がしますが、そうだったらどんなにいいか、、、。と今回の話しにオチはありません。みなさん歌はお好きですか?。歌がお好きなそういうあなたはきっと『オオ〜ッ』のひとなんですよね。ボク、ヘタなんですわ〜。だからカラオケに行ったらそっとしといてね。  
     
 
  2005.06.16    ドライブシリーズ最終回。このコーナーはマニアックな一人旅の密かな楽しみを回想風に勝手に述べさせていただいております。第1回は深夜の高速道路でのハイウェイラジオ、第2回は子供の頃の田舎道でのふとした忘れ物的なモノ。今回は7、8年前の冬、大坂に車で行った時のお話です。これも流れ的にはハイウェイラジオ系の感覚なんですがこの時はまったものは、そのドライブの途中道でのAMラジオです。その時の移動は日程的に余裕があったので、下の道をしかも日本海まわりで移動していたのですが、その冬はわりと寒く山間部は雪で条件が悪かったのであまり距離が稼げず福井の手前で夜になってしまいました。半分迷ったような状況でしかも回りの民家は早々に電気が消えてるし(田舎と熱海は夜が早い)ハラは減ったがコンビニはないしまたまたか〜なりさみしい状況になってまいりましたよ。(これじゃあがんばって隣町まで行かんとな〜んもないかなあ)とぼんやり考えながらふとラジオのスイッチを入れてみました。すると田舎のAM局は周波数が違うらしく神奈川で合わせた局ではビービーいうのみです。仕方ないので運転しながらつまみをグルグルまわしておりますとさすが日本海方面、海の向こうの放送が不明瞭ながら聞こえてくるんですよ。『ビ〜。。。。チョイヤイサー、ハンチョロミーダ、アーコラ。。。ビービー。』といった感じです。なんかおっちゃんがさかんに一人で喋りまくっていたんですが、韓国、北朝鮮、中国どれかでしょうでもあの海をこえてやってきた電波のやたらはるか彼方感が深夜ということもありビミョーにそそりましたねえ。ああここのこの隙間にこの放送は隠れてるんやな、などと考えながらさらに回しておりますといきなりド演歌が流れてきました。『カサブランカア〜グッバイ〜〜〜』皆さんこの歌御存じですか?あとで何かでみたところ鳥羽一郎のタイトルそのまま「カサブランカグッバイ」という曲だったように思います。違ってたらごめんなさい。これがまた私の日本人としてのブラッドを激しく刺激したんですな。曲の内容はというと男と女の辛い別れをハンフリーボガードの名作『カサブランカ』になぞらえてそれをオッチャンがカッコつけて歌い上げたモノでして、ハッキリいって歌い方と歌声は私にはかなりヘロヘロ風なパンチ不足のなんちゅうかズバリ、古き良きのジイサンバアサン狙いの歌やろこれーって感じなのですが、やはり演歌っちゅうのは子供の頃から日本人には馴染んでいるのでスーッと心にはいってくるらしいです。その後は時報前のニュースが流れてまいりましたがAMの電波のあのチープな響きっていいスネ。ニュースの声の低音がやたら響いて疲れた頭と体に心地よかったです。あのニュースの合間に鳴らされるポン!というベルみたいなのも昔ながらの響きでいいです〜〜〜。
はい皆様、3回シリーズの(そうだったのか)私のドライブの楽しみ方、いかがでしたか?また皆様のドライブの思い出なども是非ききたいです。メールお待ちしておりますよ〜。
 
     
 
  2005.06.01    前回私だけの密かなドライブの楽しみ方をご紹介しましたが、今回は第2弾ということで。これは車を運転する前のまだ子供のころのお話しなんですが、わたしは幼稚園途中まで(例の三王原児童館です)宮崎県でもずうっと鹿児島寄りの都城という町にいてそれからお父さんの仕事の関係で宮崎市内に移りました。(渡辺家ではお父さんお母さんと呼びます。個人的にはトウサン、あるいはオヤジ、の方が格好良くていいんだがなあと今でも思ってます)その関係上たまに市内から都城にドライブがてら連れていってくれることがよくあったのですが、その途中の山間部に子供心に強烈に強烈にソソるものがあったんですよ〜。さてそれはいったい何でしょうう〜。ヒント1、物資を運搬するものです。『山』とこのヒントで分かったらスゴイかも。
 続き。で、わたしがそのあたりに車が差しかかると見たい見たいといつも大騒ぎして車を止めるものだからオヤっさんはいつしかそのあたりで「ほら順ちゃん、飛行機!」とか言って注意をそらすわざにでるようになりました。さあおわかりですか?ではヒント2、林業に関係した施設です。はい、そろそろなんとなく分かってきました?正式名称は分からなくても(私も知りません)ああ、もしかしてあれのことか、と思い浮かぶのではないでしょうか?そう、それは川や谷間を超えて伐採した木などを向こう岸に運ぶ架空索道、すなわちケーブルカーのことです。私の大のお気に入りのそのケーブルカーは少し間隔をおいて2基ありました。もうさびさびで殆ど使われてないんじゃないかといった代物でしたが突然道路脇に何気なく登場するさり気なさと、日常で見ない不思議な形の巻取り機や線を支える三角に組まれた支柱、反対岸の空間にすっと伸びる2本のケーブルの表情のわびさびの具合など、もうこれはまったく理由の分からない胸騒ぎ、マタタビに埋もれて失神!といった感覚ですね。あと1基などは大部分が草に埋もれて現役当時のままの状態で廃棄、放置してあるものですからもうほんっとに見るだけでドキドキものですよ。人が使わなくなって久しいという廃線跡だの朽ち果てたケーブルだのって見てると一気にそれらが栄華を極めた懐かしい輝かしい過去へタイムスリップさせてくれますよね。確かにあった存在として現物がそこにあるんだもん。往路はそんな感じです。で復路はといいますと、これは夢うつつの中の残像として記憶にあります。さあ、それはいったい〜〜、もうええっちゅうねん。はいソレはどんな山道でのたいがい道脇に等間隔で配置してある小さな反射板、そうライトがあたるとそれ自身が光っているかのように輝くあれですな。あれにも表情があるんですよ。山道での帰り、眠
くなった目で外を眺めていますと、真っ暗な遠くの道に車のライトに反応して次々と白い(あるいはオレンジの)ポツポツが見えてきます。やがてそれは光を増してかなり強烈に輝き出します。でも通り過ぎる瞬間、輝く力を失って急に暗くなるんですね。その瞬間の反射板のフっと陰る表情!ここにいるよ〜ここにいるから気を付けて〜と元気に言ってた彼等が、「・・・」と急に元気をなくして闇に帰るあたりがいつまで見ていてもなんかあわれで飽きなかったです〜。前回でお話でのどんな暗闇でもさり気なく守ってもらってるような感じがグっときたのかなあ〜。あの頭がまあるい形もいいよね〜。
 どうですか、すこしは楽しめました?まあ騙されたと思って一回眺めてみてください。ひとつだけ注意点。その日は思いっきり遊んでクタクタになっての帰り道が妙にホロ酔いぽくていいですよ。でもドライバーの人は前見て運転しなさいね。
 
     
 
  2005.05.16    夜のドライブってのは気持ちいいですねえ。私の場合、車が好きなので運転そのものが楽しいのですが、ドライブの楽しさはそれだけでなく色んな景色、空気を感じられるところに醍醐味がありますね。で今回のお話しはいつものようにかなりマニアックな私だけの楽しみ方をご紹介します。これは以前大坂によく車で移動していた時にハマったんですがそれはいったい何ですのんと聞かれれば、実はハイウェイラジオなんですよ。こんなんにハマるなんて変でしょ。でもこれが実に私には旅情たっぷり、ああ一人旅、雰囲気でまくりモノなんです。夜、東京をわが愛車キャロル君で一路大坂に向かう、しばらくは神奈川のベッドタウンが高速道の両脇にあったりしてまだまだ日常的なんですが、それでも御殿場だの富士だのインターを過ぎる頃にはもう東京圏外になり行き交う車もなんとなく少なめになってきます。私の場合、あまり音楽はかけないんで一人、物思いなんぞに浸りながらとっても楽しくドライブしているのですが、その辺りになると道の周りは山とかたまに海岸線とかで街の灯は見当たらず基本的に孤独状態です。その時点でふと『道路情報ここから』のシルシを道路脇に見つけると、早速1620Hzハイウェイラジオをつけます。それまで風切り音とエンジン音だけだった孤独な車内に突然、女性の声が響きます。『これより3キロほど先で故障のため、乗用車が1台路側帯に止まっています。付近を走行する場合は注意して走行してください。〜〜』(そうかあ、故障ね、オーバーヒートかなんかかな。でもなんかこういうのいいな、一人ぽっちじゃないって感じが。)しばらくすると案内が一巡します。『こちらはジェイエイチ日本道路公団です。午前0時10分現在の〜〜』(お、また最初からか、もう一回聞いたろ、へえ〜10分おきぐらいでこれって変わっていくねんなあ。)『25キロポスト付近で事故が発生したとの第一報がはいりました。〜〜』(あ、これまだ。ふうん、情報来るの早いねんね。安全のために日夜がんばってくれてるって感じ〜。)『〜〜ハイウェイラジオ掛川よりお伝えしました。』(へえ、この辺りは掛川の縄張りなんね。でも発信所はどこにあるんやろ。この辺り山ばっかし。どっかの山のなかの小屋とかから発信してるのかな。うわ〜、もしそうだったらそれも結構キテるね。いい感じ。夜でも見えないトコからしっかり守ってもらってる、一人じゃないんだよって感じがとってもそそるなあ。)とまあこんな具合です。AMラジオのあのなんともいえないアナログな響きもいいです。圏外になると一気にビビビ〜と声がかき消えてゆく寂しさなんかもベリーグウですねっ。そしてまた私は真っ暗な車内で一人になるんですが、なんとなくほっこりしたものをそこでいつも感じます。じつを申せばあのアナウンスは機械の声を文章ごとに張り合わせて作ってあるみたいなのですがそれでもひたすらな孤独の中でのいっときのほのかな安心感がとってもなんかもうたまんないっす。という訳で、さあ今回もどうやら私だけが楽しかったようです。でもまあ人生は旅ですよ。そう思いません?  
     
 
  2005.05.01    今回は夢のお話です。めずらしく今回はちょっとコワイかも。ストーリーは忘れましたが、私は田舎宮崎に住んでいる設定の夢です。そこで私は家の近くの大淀川のほとりになぜか3部屋あるアパートを持ち家として住んでいるのですが、今はすべて空き部屋なんです。なぜかというとそのアパートは畳が抜け、屋根は穴だらけ、壁はほとんど崩れ落ちているという廃屋なんですね。で、ただの廃虚ならいいんですが、どうもいるんですよ、そこには。どういうことかといいますと、どの部屋も入った瞬間、『モーーッ』とした何かが圧迫をかけてくるんです。意識はなんとか保てるんですがこの息のつまりそうな何かが耳鳴りと共に部屋のどこかに居座っていて、私は早いとこそれをなんとかしないといけなくなってきているんです。でも3部屋それぞれでまったく違った何かの気配と耳鳴りが存在していてしかもそれぞれかなりタチの悪いものらしく、夢のなかで私はかなり絶望感でへこたれているといった内容でした。ちょっとコワイでしょ。わしゃもっとコワかったよ!次!
 これは随分前の夢ですが心にキョーレツに残った名作なのでお話しします。とある海岸にわたしは友達とその彼女と3人で潮干狩りに来ていました。がその日はあいにくお天気が悪くなってきて小雨が降り始めたので、海水浴の監視小屋みたいなとこに走っていって3人で雨宿りをしてたんです。しばらくそうやって雨宿りしながら3人で世間話をしていたのですが、友達の様子がへんです。急に黙りこくってしまったのです。いったいどうしたんだろうと様子をみているとその友達は海岸線の方をみながらつぶやきました。「あ、あいつ、やばい。あいつ、来た」えっと振り返ると大分向こうに何かを持ったふとっちょの背の高い男がこちらの方に歩いています。男の目の焦点はかなりズレた状態であきらかに正常な状態ではありません。そこで3人の頭にある事が思い浮かびました。それはこの付近の海岸にはたまに人を切り刻む殺人鬼が出没するというウワサです。「うわっ。あぶない。隠れろっ。」3人はすぐさま監視小屋の中に隠れました。が、監視のための設備なので四方のドアが開け放しになっていました。やつが来る前になんとか全てのドアを閉めようと急ぐのですが、至る所が空いているのです。それでもなんとか閉め終わって部屋の中央で固まっていますとやつの足音が建物の回りをゆっくりとザシュ、ザシュ、とまわっています。見つからないように息を殺していたその時です。いきなり、部屋の黒電話が鳴り始めました。うわっ、やばい。はやく電話を止めなきゃ、でも止めたら中にいるのがバレてしまう、どうしよう、どうしよう、とドキドキしていたら、フワッと後ろから「デンワ、鳴ってますよ。」と包丁を持った男が電話を切りました。はっと振り向くと一ケ所だけドアが空いていたんです。ギャ〜!次!
 うまいと評判のラーメン屋にラーメンを食べにいった夢です。夢の中ではなぜかガンコな店主には服従しなければいけないことになっていました。で私はそのうまいと評判のラーメンがたべたかったのですが、初回の客はつけ麺を注文しないといけないことになっているらしく他の客が目配せで教えてくれました。で、不本意ながら「つけめんお願いします。」といって出てきたのは、お皿の上にあの幻の秘伝ダレ(夢の中では超有名の設定)にと、そこまではいいのですがつけ麺のメンがなんと1本!これで800円でした。あまりの悲しさに呆然としていると店主が声をかけてきました。店主はなぜか最近テレビで良く見る『不幸の法則」ネタをやる芸人でした。「アンタ、今日はそれだけしか食べれないけど、次からはもうウチのラーメンが腹一杯食える。間違いない!」これはなんかハラたつ夢でした。
 という訳です。夢判断に詳しい方もしいましたらこれはなにかの暗示なのでしょうか?ぜひ教えてください〜。また思い出したら書きますねー。
 
     
 
  2005.04.17    恥ずかしい話、第2弾。これもかなりキャッとさけんでロクロ首なお話です。大阪時代には今考えると、よくそんなことやったよなあなんて事が沢山沢山あるみたいなのですが、これは当時組んでいた歌モノバンドのツアー先でのハプニング。その仕事は滋賀県の琵琶湖河畔のとあるライヴレストランでのディナーショーの演奏でした。時はバブル、企業も一般人もみんなカネを持っておりましたからよくそんな仕事が入ってきておりました。実際ウチらのメンバーの顔ぶれはかなりインチキの入ったハッタリで世の中を渡ってきたようなオッサンバンドリーダーにまだまだ超未熟者のキーボードにサックスにベースの3人(みな24〜26才ぐらいした)、看板の女性ヴォーカルはというと本職は大阪は高槻の駅前のスナックで働いているチーママでした。まあでも滋賀からしたら大阪って超都会なんでしょうな。大阪のバンドっちゅうだけでもうすごいおもてなしぶりでしたよ。で、ディナーショーが始まったわけですが大抵しょっぱなは楽器のみの演奏で場を盛り上げるんですが、実はこの日ベーシストが大学の試験でこれなかったんですね。(なんじゃそりゃあ〜)で私が人肌脱いでシンセベースを使ってベースパートを担当することになりました。今考えるとチョオー恐ろしいハナシ。ほんま若いってすごいことやらかしますわなあ。でですな、ここからが本編です。いざ呼び込み!大拍手!扉が開いて客席からステージにおもむろに上がっていきます!で拍手が鳴り止まないうちにカッコよく演奏スタート!!カウントワン、ツー、スリー、フォー、ジャーン!!。???思いっきり変な音!???もう頭真っ白になりました。えっっっ、ベース音とキーボードが合わない!!なんでやなんでや!これは実はキーボードのアホがキーボードのセッティングをなぜか半音ズラしたまま弾き始めちゃったからなんですよ。でもにわかベーシストの私の真っ白の頭にはそれが何度ズレてるのかわかりません。分かったのはこれは早くなんとかせねば、ということです。で、どうナントカしたかというと、素早くボリュームをゼロにして私の鍵盤から音が出ないようにし、そうしてそれからわたしはなんと、ノリノリで弾いているフリをしはじめたんですね〜。そう、私は真面目に弾いているんだけれども機械とPAの不都合であたかも客席には音が出なくなりました〜、でもプレイヤーはノリノリだからステージにはちゃんと音が返っていていい演奏をしていてあのノリノリのプレイヤーはトラブルには気付いてませんみたいな。。すべてPAの人が悪いですみたいな。。でもさすがにそれからの1時間半ず〜うっと、こんなオーバーアクションとかひたっている顔とかで持たすのツラかったですわ。アップビートの曲ではノリまくってるフリして鍵盤をグリッサンドさせたり、バラードでは陶酔した顔して肩をクッといからして鍵盤ひいたり、あーもーキャー!!さすがにアンコールきませんでしたね。まあ今考えれば正直に始めの時点で間を取って仕切り直しすれば良かったんですが、そこは猪突猛進、若さですよ、プロなんだし、大阪から来てるんだし、ハプニングには慌てず対応するのがプロなんだし、というようなですね、感じだったんですわ。でもかなり慌てたからこそああいう恐怖の選択をしちゃったわけですなあ。多分100%バレてたとです。お客さんもお金を出して1時間半もの間、私の演技を見るの辛かったやろうなあ。ごめんなさいねえ〜。  
     
 
  2005.04.01    まだ若いころは全然良さが分からなかったものに盆栽があります。よくおじいちゃんとか波平さんとかが庭とかに並べたりしてますが、あれって女性の方も年をとったらハマルものなんですかね?それはあんまり聞きませんよね。やはりああいうものは男性の趣味なんじゃないかなと思います。そして自分だけの小宇宙を持つ喜びという趣味は年齢と共に対象こそ変わってもそのそのコレクション的スタイルはかわらないものなのかなあ、と思います。私はチビナベの頃は牛乳ビンの紙のフタ(あれって実にいろんな色と模様があって集めるの楽しかった〜)、幼稚園の頃はウルトラマンの科学特捜隊のバッジ(プラスチック製でちっこいアンテナが伸びるやつ)、小学生ではミニカー(これはハマリマシタ〜、また当時のミニカーは作りがラフで妙に魅力的でした)あとはゼロ戦とか戦艦大和のプラモデルに続いていってだんだん大人になっていくのですが最近久々にハマッタのがペットボトルのキャップにオマケで付いているジオラマ(鑑賞用の模型みたいなやつ)です。どういうものかといいますと、6個1シリーズになっていて繋げるとお茶畑の風景になるのと、農家の庭先の犬がいたりネコがいたりお婆ちゃんが日なたぼっこしてたりの風景シリーズです。これらはとってもちっちゃい(3センチ四方角)のですがよくみるとかなり精密にできとるんですわ、これが。お茶畑のには、軽トラがあぜ道をブルルルー走っていたりじっちゃんがお茶の葉を摘んでいたり清流の脇で水車が回っていたりもちろん色もしっかり白の軽トラに茶にくすんだ茅葺き農家に透明な青の清流、なあんかボーッと見てたらなごみますよ〜。庭先シリーズは縁側のフスマが半開きで奥が少し覗けたり、とっつあんが麦わらを顔にかけて昼寝してたり、もう平和な田舎の風景がそこにはひろがっております。そういうのにはまっている私なので、じきにこういうのが嵩じて盆栽なんかに
走り出すと思うんですよ。だってあれも自然の風景のジオラマでしょ。この幹のくねりがいいとか、このコケの付き方がどうだの、う〜ん、この葉の茂りは微妙だとか、きっとそれって楽しい会話のような気がします。分かります?ワカンナイかなあ。なんかまた一人で盛り上がっちゃいましたね。というわけで、もし今何かとっても楽しいものにハマッておられる方いましたらぜひメールで教えてくださいね。なべと共に平和なオタクの会でも開きましょう!待ってま〜す。
 
     
 
  2005.03.15    最近私がよく読んでいる本で「鉄道廃線跡を歩く」というのがあります。内容はまさにタイトルそのままで、廃線となった鉄道跡を昔の写真や資料と照らし合わせながら今どうなっているかを検証していくというシリーズです。ある時サラリーマンのおっちゃんがこの本を電車の中で熟読していたんですが、そのタイトルをちらっとみたナベ男はこんなスバラシイ本が世に出ていることに大感動し早速次の日、本屋に買いに行きました。
 これについては、分かる人と良さが全然わかんない人とパカーン分かれるかなあと思います。実際これのどこがどういいのか、そのグッとくる心の深淵の部分を文章にして表現するのは難しいですね。ですが古い錆びたレールや風化した橋なんかの写真を見ると本当文字通り心がグッッとくるんですね。これはいったいなんなんでしょうか。懐かしい時代へのノスタルジー、、、車社会の波に押され消えていった栄枯盛衰の悲哀、、、な〜んか当たっているけど違うなあ。確かにそのあたりなんだけれども、そういう型通りのフレーズだけでは表現できない何か、もっと強烈にグググッとくるんですよ僕の場合。そう、中学生の時、愛しい花子チャンのことを想ったら思わず胸がキュンとなったあの感じ、胃かいようの少し上あたりをじんわりと親指指圧されてるようなウッ紙一重のあの感覚。そう、なにかがナベ脳の記憶の海馬に刷り込まれていて古いレールだの砂利の残るような廃線道だのを見るとやたらマイハートがざわざわするんだと思いますわ。先日も横浜赤レンガ横で昔の貨物駅を再現したレールの埋め込みなんかを見ながら「オーウ、いいねえ」と感動してました。そう、取り残されたレールにやたら反応するみたいです。あのレールってのはなんかいいですねえ。このレールの先にはどんな街があるんだろうとか、人のいない山の中なんかにもひたすら続いていく孤独さかげんとか、、、。いつしか人々に忘れ去られてひっそりといつまでも佇んでいる哀愁がいいのかなあ。また今回も一人で勝手にで盛り上がっちゃいましたね。でも今すごく楽しいから次回もこんなノリですよ、きっと。
 
     
 
  2005.03.01    もう春ですね、ということで今回は子供心に春の空といったお話しです。40年前の日本はまだまだ未開の国といった感じで道路なんかもちょっと脇にそれるとかならずジャリ道だったような気がします。私が幼稚園にちょうど入った頃というのはまわりの景色もそんな田園風景が広がっておりました。その事件がおきたのは、多分三王原児童館(さんのうばるじどうかん、と読みます)に通いはじめて2.3日目のころだったと思います。その朝、私ははじめてひとりで三王原児童館に向かいました。昨日まではおかあちゃんと楽しく通ってたのですが今日から一人立ちです。その道はもう歩き覚えた道ですが、かすかな不安と共に歩いておりました。でですね、自分ちの長屋の団地がとぎれたところでふと、左のほうをなにげなく見たんです。そこは白い砂埃の舞い立つジャリ道でしたが、なんとそこには真っ赤な目をキンと釣り上げた世にも恐ろしい鬼がバーンとこっちを睨み付けておりました。もうビックリしたのなんの『ギャ〜!』と泣き叫びながら幼いナベは一目散にお家に走っていきました。『わやおえいあ〜ぎゃ〜』と半狂乱のちび息子におかあちゃんもびっくりしたでしょうな。で、結局その日も一緒に三王原児童館にいくことになったのですが、その鬼の正体は、といいますと、チビナベが心底ビックラこいた鬼の顔というのは実はジャリ道にとめてあった軽自動車の後ろの顔だったんです。昔の日本車というのは顔の表情に味があるというか優しい顔、キッと恐い顔、すま〜した顔、と色とりどりでした。で、チビナベの見た車というのは後日冷静に見たところ、前の方の顔は目がキョロっとしてて愛嬌あるんですが、後ろったら赤いテールライトがキイーっと釣り上がっておるもんですからもう度胆を抜かれちゃったんですね。で、そのあとどうなったかというと、大人になってから聞いたところによると、うちの親がその車の持ち主に話して、車の向きを反対側にして止めてくれるように頼んだそうです。なぜなら、チビナベが通園中、見なきゃいいのになんかとっても気になるんでしょう、見まい見まいとしてチラッと見てしまうんですなあ、で、『ギャ〜ア〜!』となって家に帰るみたいな。でもその持ち主の人もいい人でしばらくたつと丸い目の前の方を向けて止めてくれるようになりました。なんかむかしの人って余裕があったというか優しいですよ。それでナベはめでたく一人で三王原児童館に通えるようになりました。でもたまにその車の持ち主がその事を忘れて後ろ向きに止めるのでその後1、2回は騒ぎになった記憶があります。こうして春が近付いてまいりますとやわらかくなった空気の匂いにふとその頃のことが思い出されます。子供の感性ってほんと面白いですよね。今でもその言葉にならないびっくりの感覚はうっすらとなつかしく憶えています。子供にとっては世の中は未知のことだらけですからそういう風に感じることができたんでしょうな。か〜わいっ。  
     
 
  2005.02.14    今日は久しぶりにガクガク〜来たお話です。なんてことない話なんですけど、ある日わたしは仕事を終わって東急田園都市線で家路についておりました。中はある程度満員で私はおとなしく座っていたんですが、前に立っていた60過ぎの初老のオッチャンの携帯が急にチャンカチャンカ鳴り始めました。電車の中では携帯で話す声ってなぜかよく通るんですよね。そのオッチャンも小声で話せばいいのに、ほろ酔いらしく上機嫌で喋りはじめたんですな。「うん、なに〜?えっとね、えと今、溝ノ口ぃぃ。あとね、あとね、15分くらいっかなあ。そのくらいに着いててよ。うん、うん、じゃ〜ね〜。」文章としてお伝えできるニュアンスはこれが限界なのですが、わかりますでしょうか、なんだかゴロニャンニャン!て感じなのですよ。女性ならまだなあ〜んとなく理解できますが、初老の紳士がいきなり「うん、まだちゅかないよ〜」ってモードで展開しはじめたら周りは妙にソワソワしてしまうんですね。なんかそういうあなたはお願い!私には見せないで、と言った気持ちです。で、10分ほど経ちまたチャンカチャンカ来ました。、今度は何言うんやろ、と周りの意識が一斉にオッチャンに向けられました。期待と不安ですね。「はいー、もしもし〜(なぜかすごくウレシそう)、あのね〜あとね〜5分ぐらいだから、5分ぐらいでたまプラーザに着いちゃうから迎えにきてよ。(だーれと喋っとんやろなあ)うん、うん、もうじき着いちゃうよ〜。じゃ〜ね〜。ヨロピクー」これを聞いて周りの方々は一斉に心の中でガクガクガクーっとなったです。まったくオッチャンたらカマしてくれましたよ。ある冬の夜の電車内の出来事でした。  
     
 
  2005.02.01    今回はキャッと叫んでろくろ首になる!というお話をひとつ。わたしが20代の若かりし頃、大坂でのライヴハウスでのことです。当時は仲間内でアフロファンクバンドを組んでおりまして結構はげしメの音楽をやっておりました。でサックスソロっちゅうのは目立ってナンボのモンですので、わたしも結構ハッスルして吹きまくっておった訳ですわ。で、自由度を広げる為にコードの要らないワイヤレスマイクをガツーンとサックスにくっつけて、足をハネ上げるわ腰を振りまくるわもうノリノリでソロに突入いたしましてもう会場もノリノリ。でよせばいいのに、ブリブリ〜ッとロングトーンをカマしながら客席にジャンプしようとしたのですが、1メートルぐらいステージが高いのでとりあえず、客席に昇り降りする用の木の階段に着地しようしたのね。でも楽器を高らかに吹きあげながらジャンプしたので、目測を誤り平たい階段部分を狙ったのにその両脇を支える枠の部分に足をついてしまいました。ので当然そのままツルリといき、一瞬に風景がでんぐり返ったのとキャ〜という悲鳴とドターン!あいてててーっという衝撃でお客もプレイヤーもPAもアゼンとしておりましたね。でもまあガンバッテすぐにサックスブリブリーっと華麗にターンしながら立ち上がったのですが、これもやんなきゃよかったですよ。後でビデオを見てみたのですが実にカッコつけながらジャンプしている姿はとてもいいんですが、その格好のままスウーッと客席の下に何事もないように消えていく様はもうなんといいますかカッコ悪いを通り越してもういい大人なんだから、、って感じですよ。またその後テレ隠しにあわててターンしながら立ち上がったでしょ。回りのお客も手のひらをひらひらさせてアオッてくれながらも、でも顔は大爆笑しとるんですよ。かっこつけてコートの襟なんか立てちゃってシブク歩いてたらバナナの皮に滑ってもうたーってなカッコ悪さでしたよ。でもみなさんもあるでしょ、こんな、ふと思い出したら一気に頭に血がのぼって恥ずかしくて、もうキャッとさけんでろくろ首にでもなってしまいたいような話。わたしも公表したんだからメール送んなさいよ、これを見た人。  
     
 
 

2005.01.20

   以前書いておりましたチャリンコ世界一周の旅のお話がいつの間にか終わっていたのにお気付きの方いらっしゃいましたでしょうか。実はあのあとの展開がなんともなさけない幕切れだったんで自分でも書く意欲がなくなってしまったのが断筆(大げさ)の原因だったのですが、やっぱり書きますね。
 最後の章は侠友、吉田拓の友情編でしたが結局そこでナベの根性は永久にヘシ折れてしまいまして残りの大坂〜九州宮崎間はズルしてカーフェリーに乗っちまいました。自由の風を求めて走り出した青春の一ページの締めくくりがカーフェリーでっせ。あ〜もうカッコわり〜。という訳で今度は宮崎からの帰りはどうすんの、という話ですが、これはさらにカッコわるく宮崎の実家にチャリンコを放置してきて電車で東京に帰ってきてしまいました。しかもその思い出のチャリンコは例の恐怖のホシコ姉ちゃん(因縁の姉弟編参照)が宮崎で乗り回したあげく、どこかで盗まれてしまいました。どこかで大事に使われていたらいいんですが、もしかしたら万景峰号に乗せられて北朝鮮にでも渡っていってしまったんでしょうか?とこういうお話なんですよ。壮大な男のロマンのイイ話のトドメが星子姉ちゃんの乱入によってとっても間抜けな話になってしまいました。
 (人のせい)なので次回からは開き直って今までの超かっこわるかったハズカシーイお話でも書きますね。たくさんありまっせ〜。
 
     
 
 

2005.01.01

   わたしは数年前より生まれて初めて宝くじというものを買うようになりました。最初はなぜか照れくさいもんですね。(なんでやろ?)「す、すいません。宝くじのやつ、千円分ください。」「一枚300円ですから3枚分でよろしいでしょうか?」「あ、じゃそれで。」「番号はどうなさいますか?」「??えっ ?」「連番にしますか、3枚バラバラにしますか?」「あ、もうおまかせします。」というぎこちない買い方でしたね。でもそこのお姉さんはなんとも真剣に3枚選んでくれましたよ。目の色がマジでした。「じゃ、3枚900円です。」「はい」 千円出しました。「お釣100円です。はい、こちらです。当たりますように〜。」これには感動しました。なんかすごくいい感じじゃないですか、この一言。そのお姉さんはその後もずっとその売り場にいて、私もかならず宝くじを買う時はそのお姉さんから買うことにしています。といっても彼女の選んでくれた宝くじは年末もサマーもグリーンも一枚としてカスリもしないのです。たぶん私と一緒でかなりの確率でかのおねえさんもクジ運がない方だと思います。ただですね、彼女の「当たりますように〜」の一言が気に入っちゃいましてね。100%の確率でクジ運のないワタシがほのかな夢を夢見て宝くじを買って、お姉さんの一言でなんかほっこりしている図ってなんかサザエさんぽくて、良くないですか?ああ、よくわかんないですか。まあいいです。とにかく、彼女から宝くじを買うと「きっときっときっときっと当たりますようにー、当たれー!」といった力いっぱいの邪念がスーッと溶けるように消えていき、「当たったらいーなー」といったラクチンな気持ちになれるんですよ。このあたりがすごく一般庶民ぽくて自分でわれながら楽しい〜。ですので、皆さん今年もよろしくお願いしますね。  
     
 
   
 

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