アドリブな日々 Back Number 2014
 

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  2014.15.15    チェス。響きはなんかかっこいいですが、要は将棋です。パソコン相手に毎夜バトルをやってますが、たいがい勝ちます。

 勝つ理由はいろいろあるのですがひとつには、こちらがマズい手を打ってしまってパソコンが調子づいてきた場合、そのゲームはその場で即、強制終了します。

 またパソコンの強さをマスターレベルにすると演算に時間をかけ始め、やたら強くなるので、適度の弱々の設定にしてます。

 このようにして、パソコンにまったく勝たせないので、ヤツはかなりムカつくのか、将棋盤に雷をたまに落としてきます。それを見てなべは『はいはい、失敗しちゃったね〜』とか『ばっかだなーお前』とか言ってあげるのです。そうすると、腹いせからか、たまにこちらの駒の動きがおかしくなり、相手に有利な展開にすり替えられます。実に人間ぽく作ってありますね。でも、強制終了しますが。

 で毎晩、相手側の陣地を丸裸にしては、独りになった向こうの王様を追い回すのですが、ひと思いには殺らずに、じわじわと遠巻きにいたぶって追い詰めます。
しかもその最中にこちらの陣地は、最強のクイーンだのポーンだのと言った駒を壁みたいに並べて、その超安全エリアのお家の中に自分(王様)が入り、温泉気分を味わいます。じつにねちっこいいぢめですな。性格でしょうか。ヘビ年だし。

 ま、でもひとときの安らぎです。なんのことはない、コタツに入ってぬくぬくしているようなものです。でもそんな穴ぐら的な包まれ感がとても好きです。人との付き合いにもそんな空気があると思います。あ、何だか今、包まれてるなー、ああ、これって包んでいるなー。どちらもその時だけの一過性のものではありますが、その瞬間のつながりの幸せ感を楽しむのも、人生の醍醐味のような気がしてきました。

https://www.youtube.com/watch?v=5_8bmfAv57E このつながり感が、なぜかいいです。

 2014年の年の暮れ。みなさんは忙しい年の瀬をいかがお過ごしでしょうか。また来年も元気にお会いしましょうね。
 
     
 
  2014.12.01    長年欲しい欲しいと思いつつ、なかなか手が出ず、なんとなく憧れのままに過ぎていたものが、ある日ふとしたキッカケで手に入ることになった時、そこに積年の思いが凝縮していたことにはじめて気付くものですね。

 今まで購入を放置していたそれは、それがなくてもさして不自由しなかったのと、やっぱりお値段がね〜、消費税込みで11万円近くするので、どうにも億劫になっていました。

 でも今回、買うぞ!と決めた時点で、迷いが完全に消えました。と、同時にワクワク感がだんだん充満してきて、どうもこの決断は、自分の中の何かを押し上げてくれそうな予感すら感じられて来ました。

 スタンドマイク、普通1万8千円くらいで買えます。まあそこそこの音です。
 ピックアップマイク、3〜4万円くらい、いいのは5万円台がスタンダードです。ですがこのピックアップマイクというもの、小さいパッケージに機能を凝縮しているため、値段のわりにあまりいい音しません。というか、奏者的には現音を再生してくれさえすれば良いのですが、一部のメーカー以外、どれもこれもかなりいびつな音になってしまいます。

 そんな時7年前でしょうか、初めて、あ!これ、自分のそのままの音だ、、、と感じることが出来るマイクと、たまたま出会うことができました。

 それからというもの、『いつかはクラウン』的にずっとそのマイクは狙っていたのですが、前述のように緊急性がないのと、やはり高価なので二の足を踏んでおりました。が、今回ようやく、買う!と決めたその夜に、すぐ新宿サムディのマスターに予約を入れ、2日後、お店で5、6本のマイクヘッドを吹き比べてみました。で、どれもこれも理想的な音でチョイスに苦労したのですが、結果ベストのレスポンスを見せてくれた逸品【Someday Original Mic 8】を無事に購入することができました。

 お買い物は女の幸せね〜!なんて昭和なフレーズがありますが、人生を変えるお買い物もたまにはあるような気がします。今回のマイクはモノは小さいのですが、もしかしたらどうでしょうかね、今後私の人生によい力を与えてくれそうな気がします。実は、こないだ逝った姉貴殿、彼女が後押ししてくれたような気がしてならないのです。なので、12月はいつも以上に明るく楽しいライブにしたいな、と思っています。
 
     
 
  2014.11.20    『あ、そうでございましたら、あっ、今回の内容でですね、お客様の方にもですね、あっ、きっとご満足していただけるかと(笑い)【←ひとりで笑うな!】、あっ、このようなご案内をですね、あ今回こちらの地域の皆様にも、あっ、させて頂いておりましてですね。。。。』

 ある日電話を取ったら、AUさんでした。意外に自分のクセというものは、なかなか判らないものでして、彼にはこれが普通の喋りかたなんでしょう。まあ、NTTは解約するつもりだったので、彼の勧誘するAUひかりと今回契約してあげはしましたがね。あっ、やっぱりこのような電話の喋り方だと、あっ、聞いてるお客さんは、あっ、やっぱり気になって気になって、あっ、イライラすると思いますよ。あっ。

 ただ、人の振り見て我振り直せとはよく言ったもので、えらそうに言った後に自分も似たようなヘマをすることが、実に多くなってきたので、ここ近年あまり人のことはあーだこーだ言わないようにしてます。これが『あの人も年とってからは丸くなったわねえ』ということでしょうか。

 こないだ、マツダのディーラーさんとこに電話した時なんかは、『タコメーターの取り付けなんですが、、、』というつもりで思いっきり『カトメーターですが、、、』と言ってしまい、『はい?』と聞き返されました。タ行とカ行が入れ替わった結果です。カトちゃんペ!のメーター?なにそれ?、、、うーん、全然広がらない。置き去りにされた言葉って物悲しいですね。

 あとは、30分レッスンの最中に2回も連続でぶちかましました。『もっとお腹でいっかりしきを吸って!!!』この時はピアノをガンガン弾いていたので、音にかき消され、こと無きを得ましたが、10分後、譜面の臨時記号の説明で『こんらい、ほれ、ないんだけど』とやってしまい、生徒さんもスルーするべきか潔く突っ込むべきか、微妙な判断を迫られていたようです。ただ肩から力の抜けたうつろなナベを見て、見逃してくれたようでしたが。

 この日記を打ってる最中も『おちゃくさま』『ほちり』なる新細胞が出て来ました。さあ、正解はなんでしょう。ヒント。。最初の段落中にやりました。正解者の方は今年残りわずかですが、何か良いことが起きる、と思います。頑張ってね!

PS...HP上ではございますが、2014年11月14日、姉、星子急逝につき、年始のご挨拶をご遠慮申し上げます。皆様方におかれましてもくれぐれも季節の変わり目、お体にお気をつけ、どうぞご自愛下さい。
 
     
 
  2014.11.01    骨粗鬆症気味と診断され、運動してくださいとお医者さんに言われて1ヶ月。

 ささやかながら、運動に目覚めました。はい、それは電車を使おう、というミニプロジェクトです。ちょっとした移動には極力電車を使うことにしました。

 東京で仕事をずっと長いことやっていて今更なのですが、普段クルマやバイクばっかりだとついつい電車のありがたみを忘れるものです。でも先日電車かバイクがの2択に迫られるシチュエーションがありました。

 お茶の水のお店に預けた楽器ケースに入れっぱの譜面を新宿から取りに行かねばならぬ、レッスンの合間5時から6時の間の1時間、これを逃すと楽器店が閉まり明日の仕事がチョーやばい!という命題でした。

 私は今までの習慣から脱却し、バイクではなく電車を選択しました。そして初めて電車の機動力の凄さを目の当たりにしたのです。

 まず早足で歩いて仕事場から駅のホームまで9分、待ち時間2分、新宿・お茶の水間9分(これが大きい)、店まで3分、ドアツードア片道なんと23分。

 明日の朝、早起きして現場より先に取りに回る手間暇が、なんとものの46分で完了。ちょっと弁当食ってコーヒー飲んでる間に、お茶の水まで忘れ物を取りに行って帰ってこれるというビックリ事実。バイクでも深夜の時間帯以外は無理です。あるいはバイク便ならすり抜けまくってギリギリ可能かもというチョー時短レベル、電車は都内の移動手段としてはかなり本数が頻繁なのでその点、緊急時の足としてとても頼れる存在です。

 またそれとは別に、なんとこれはとても良い運動になりました。ホームに着くまでにまず程良い階段等のアップダウンに足腰を使うので、必要に迫られて急ぎだとかなり息が切れますが、考えを変えればこれは程良いアスレチックコースですね。おかげでとても良い爽やかな汗をかきました。間に合わなかったら冷や汗だったでしょうが。

 また電車移動はパソコン等で電車網を一瞬で検索できるので、クルマなんかのある意味で運を天に任せた移動にならずに余裕を持って移動できるので、ますますより電車移動で歩く機会の方が増え、どんどん健康になっていくというメンタルにも体にも優しいという、この文明の利器。

 いまだに電車移動でこれだけ感動できる人もどうか、ですが、おかげで先日演奏仕事を昼夜連続でこなすことが出来、これも電車移動のおかげでした。

 ただ2件目は例によって汗臭くなるのがとても気になっておりました。でも電車移動の神は、新しいナベ信者に救いの手を差し伸べてくれていたのです。

 たまたま2件目はシニアの方の集まりだったのですが、どなたかのリクエストでブッフェにくさやが大量に置かれておりました。ので、なべは自分の汗臭さをまったく気にすることなく自信を持ってサックスを吹きまくり、くさやの臭気の中、爽やかな笑顔を振りまきつつ退出したのでした。
 
     
 
  2014.10.15    先日ユーチューブを見ていたら、信号待ちで仲良く一般ライダーと会話する白バイ隊員、というのがあって、ホンマかいなと思ってみてみたら本当に、あんさんら知り合いですか?というくらいに親しげに一般ライダーと会話をしてる白バイ隊員の動画でした。

 へー、こんなんもありなんだなー、と思いつつ、次の日バイクで仕事に向かっていたら信号待ちで白バイが止まっていて、自然とナベはその横に止まる形になりました。

 こ、こ、これは、も、もしかして、チャンスかも、、、!と思ったナベは、おもむろに白バイの方を向くと、なんと伝説通り、白バイ隊員が話しかけて来たではありませんか!

 その白バイ隊員の方は、とても礼儀正しく、ちゃんとシールドを上げサングラスを取り、ナベに話しかけて来ました。なのでなべは昨日ちゃんと予習してあったユーチューブの話術で、カジュアルでにこやかな、いかにもマナーのよいライダーのふりをして応対しました。

 白『めずらしいバイクですね!』ナベ『ええ、80年代の逆車です』 白『Fの一種ですか?』『はい、そうです!えっ、さすがですね!!なんで分かりました?』 白『エンジンの形がFと一緒だな、と思って』なべ『そうですそうです。いやー、一目で分かっちゃうんですね!』 白『いやあ〜(照)(笑い)』なべ『そう、フレームも同じで。すごいですねー』

 とイメトレ通りの絵に描いたようなユーチューブの『信号待ちで仲良く白バイ隊員と会話する一般ライダー』を体現できました。いやあー、なかなか心臓に悪い体験でした。でも、一瞬素に戻った彼らは、ただの普通の気のいいお兄ちゃんで、礼儀正しく爽やかでじつに清々しい時間でしたね。

 その後、池袋でも信号待ちしていた白バイ隊員がいたので、同じように『幸せライダー作戦』でいったのですが、その白バイ隊員はオッチャンで、なぜかナベをジロリと不審そうに見て、さっさと行ってしまいました。
 
     
 
  2014.10.01    こないだ、中腰で部屋をはたいていたら、ハウズダストが舞い散り、フガフガきてハクションしたらですね〜、ギックリ腰になりました。おめでとうございます!

 ヘナヘナ〜とその場に崩れ落ち、再起にかかるまで2時間ほど。ようやく斜めに起き上がれるようになり、それからしばらくして、やっと前屈みヨレヨレのおじいさん状態でなんとか歩けるようになりましたので、2.3日のちにお医者さんにかかりました。

 いやー、腰って全ての動きの源なんですねー。寝てても痛いから膝を曲げた状態でしか寝れないし、一旦横になって起きないと普通に起きるのは痛くてまず無理だし、動くと響くから走るのは絶対無理だし、楽器程度の重量でも腰にくるから立って吹けないし、いやーーーーーーーーー、年ですかね。

 という感じで、受診したら、レントゲン写真を見て先生曰く『骨粗鬆症ですね。』

 GAAAAAAAA----------NNNN!

 ホネソソウソウ?て、あれですか。じいさんばあさん御用達の?

 先生『健康な骨はレントゲンで見ると、縦横の繊維が走っているのが見えるんだけど、ワタナベさんの場合、カルシウムが不足して横の線がほとんどなくなってきて縦の線が目立ってますね。これがおじいさんとかになると、太い縦線のみが残って見えるんです。いわゆる骨粗鬆という状態の手前です。』

 (ワタナベさあーん。カルシウム不足ですってよ!あ、俺か!)

 ガアアアアーーーーーーーンンンンン!

 先生『ワタナベさん、運動してます?殆どしてないでしょ?カルシウムって色んな組織が欲しがるから、運動してないと骨からどんどん持っていかれちゃうわけよ。使ってないから要らないでしょって。だからこんなに骨が弱ってきてるんですね。内臓脂肪もちょっとすごいですね。運動してください。とりあえず好きな運動なら何でもいいです。なんだったらラジオ体操から始めても充分です。ギックリ腰の方はコルセットと痛み止めを出しますから、治り次第運動して骨を鍛えてくださいね。』
 『あとひどい猫背ですね。。。試しに腕を斜め上に2時間上げ続けてみてください。絶対無理ですから。でもパソコンとかで姿勢が悪いままじっとしているのって、背骨はそれをやっているんです。だから背骨の色んなところに無理がきて、ある時ギックリになっちゃうんです。だから姿勢を良くして背骨の負担を減らすようにしてくださいね。』

 スポーツの秋にひどく目覚めた瞬間でした! なのでヨシ!まずはラジオ体操だ。ということで、痛みも引いたある日、ラジオ体操を始めたら、、、、、、

 なんと覚えていませんでした。最初の腕振りの後、音楽は何となく流れるんですが、その後は全部、腕まわーし、いっちにーさーんしい、ばっかりが出て来て他が出て来ない。運動の前に、脳みそに信号が来ていないようです。はーーーっ。これはとてもヤバい。心身ともにとてもヤバい。。。

 なので、2014年10月から長期戦略で運動を始めるとこにしました。うまく続いたらドヤ顔で状況をアップします。いつまでもアップがなかったら、、、再びギックリ腰で動けなくなっているとお考えください。皆さんもお体、大切に。
 
     
 
       プリンターの調子がどうもおかしくてですね。プリン体ではありませんよ。プリン体も取り過ぎはよくないので、僕もプッチンプリンは月に2つまでと内規で決めてるんですけどね。昨年10月に買ったプリンターの赤が出が悪くなってきました。

 まあ使用頻度が少ないからインクジェットのヘッドが乾燥してインクが出なくなることは知っていたのですが、割にすぐダメになっちゃうんですね。幸いに今回の格安プリンターはインクタンクとヘッドが一体化したタイプなので、インクが詰まってもタンクを交換したらむふふのふ、おっけ〜〜!なのです。

 だがなんと、今回はストックしてあった新品タンクに交換してもまったく赤が出ないのです。ということは本体か?8ヶ月前に買ったばかりなのに格安プリンターゆえに仕方がないのかなー、とも思い修理に出そうとしましたが、購入時のレシートを紛失してしまい保証がきかない事も判明しました。なので急いでいた事もあり費用面から修理より新しくまた購入することにしたのですが、どうも納得がいかない。こうもアッサリとぶっ壊れるもんかいなと。

 で、故障したプリンターはいちおう廃棄せず、新品プリンターの到着を待って新しい純正のインクタンクに交換してみたら、なんと何事もなかったかのようにズーコズーコと綺麗な写真プリントが出てくるではないですか!なんとも、原因はインクタンクだったです。

 付けっぱのインクタンクのヘッドが乾燥してインク詰まりを起こすのは仕方がないにしても、ヘッドをシール封印してある新品までインク詰まりを起こすとは知らなかった。ありえない。純正でないからダメなのか、あるいはインクタンク自体に消費期限があるのかは不明です。なのでプリンターが一台無駄に増えたのですが、さらにありえないのはその価格です。

 すでに私の古いマックに対応してくれてるのが、機能面の最小限なその格安プリンターだけなのですが、本体価格¥4.300-インク付き。でも別売インク代は¥5.100-。

 ん?ちゅうことは、インクがなくなったら本体まるごと買った方が安いっちゅうことですか?じゃあさー、家の中に置き場さえあれば、本体スペアを沢山ストックできるからプリンター本体に関して言えば、もう一生困らないという事ですか?で、お金に困ったらそれを転売すれば丸儲けだから、左うちわっちゅう事ですかね。いいんですか?これは。プリンター御殿建てちゃうよ。

 などと、しょーもない事をつい考えてしまうのも、夏の疲れが相当脳に出てきてる証拠ですかね。みなさんはお疲れではないですか。今年の夏は楽しい夏でしたか?そろそろ涼しくなってきましたから、夏風邪とかデング熱とかエボラ出血熱とかに罹ってませんか。ジキニン飲んで早く治しましょう。体調には充分気をつけましょうね!では。
 
     
 
  2014.09.01    今年の夏も暑かったですね。皆さん、お元気に過ごされましたでしょうか。

 小学4年の夏、母親の道子さんに連れられて九州一周の汽車旅に行きました。あねさんの星子姉ちゃんは水泳の大会でオヤジ殿と熊本でしたから、ヒマそうにしていたチビなべを連れ出してくれたのでしょう。

 九州一周とはいっても子供心にそう感じただけであって、要は都城経由の日帰り宮崎ぐるり旅です。それでも初めての大旅行です。ディーゼルカーの窓を全開にして眺める日南の海岸線は、太陽がキラキラと輝いてとても素晴らしい眺めで、沖に浮かぶ丸い浮きがイガグリ頭のように見えました。もっとも幼少期にはこれを見るたびに、近所のあんちゃんがまた今日も海に潜ってる、と勘違いしてたもんです。

 また記憶に残る風景としては、列車が山間部を走る時、ふと目を落とした深い木々が生い茂る足元に、静かな沢の音と深い水の色をたたえた渓谷が、美しいエメラルドのゆったりとした流れで出現してきたのには魂消ました。こんな美しい景色を間近に見たことがなかったのですっかり大興奮で、その清廉たる美しさと深さに出会えたことに、子供ながらもとても幸せな気持ちになったのを覚えています。そうして山の中の小さな踏切を通過し、また眩しい夏の光の空気はとても清らかで、列車はブワンと警笛を鳴らしながら、一路西都城へ。乗り換え地の西都城駅では、列車を降り駅前ビルに入って、子供心に冷房の効いた贅沢なレストランで、道子さんと一緒にこれまた贅沢にもカレーを食べたのが、今も新鮮な懐かしい記憶として脳裏に残っています。なべにとって生涯の心の旅となったのでした。

 先日帰省した際、この思い出の旅をたどってみました。南宮崎→日南→志布志→西都城→南宮崎 という経路です。が、既に志布志→西都城間は廃止となっているので、”九州一周の旅”は出来ませんでしたが、終着駅志布志までの懐かしい旅となりました。でも、グーグルマップでみると志布志駅から山の中に、廃線跡が思い出の残像のように、淡い一筋の線としてえんえんと伸びているのが判るんですね。

 その日、曇り空に包まれた志布志の駅は、日南線最果ての終着の地となってすでに久しく、南宮崎駅からここまで到達する列車は今では2時間に1本です。駅に降り立ってもすっかり再開発された人気のない駅前に当時を偲ぶものは何もなく、母親ときゃいきゃい言いながら顔を出してたディーゼルカーの記憶を辿るかのように、愚直なまでに真っ直ぐに伸びた線路跡地を、ただじっと眺めているだけでした。

 この当時を思い返すと、まず今の故郷と違うのは圧倒的に、どこへ行っても大人と子供で、宮崎中が溢れかえっていたことですね。人口自体は当時の倍になっているのですが、実感としては不思議になぜか人気のない、寂しい街になった気がします。バイパスも貫通し、飛躍的に便利になった街なのですが、当時の不便な道路事情による渋滞や、電化もされていない脆弱な輸送力のディーゼルカー、ひどい時には郵便列車にすら詰め込まれるといった、不便な中にひしめいていた昔の人々の温もりだけを、今や生活圏としていない身軽な分、身勝手に求めているのでしょう。

 ただやはり当時を思い返すと、やはり懐かしい良い思い出だらけで、キラキラしています。家族の思い出、宮崎の思い出としては18年間の隅々にいつも太陽が輝いていた、そのような感じです。希望を求めてかの地を離れ、すっかり大人になった現在は東京に住んではいますが、じつは人生で一番希望が詰まっていたのは、あの18年間だったように思います。

 2014年、夏休みの日記、終了です。今、外では鈴虫が鳴いています。皆さん、明日からは秋ですよ。
 
     
 
  2014.08.15    皆さん、毎日あっついですねえ〜〜〜。僕は先ほど冷凍庫を開け、一日一本と内部規定のあるパピコ3本目に手を付けてしまいました。

 クロックスもどき。初めて手を出してしまいました。本物のクロックスは2千いくらするんですよね。僕はコーナンで¥398-で、もどきを買いました。なぜ今更クロックスなのか? それはだんだんと心が広くなってきたからです。

 はい、クロックスのデビュー当時はあのペラッとして穴だらけでちょっとふざけたデザインが、心の底から許せませんでした。靴なら靴らしくせい!スリッパなら分をわきまえろ!サンダルのふりもしてからに! と、全く自分の中で評価が上がらなかったんですね。

 で、それに反するように世の中で大ヒットして、クロックスを売らねば、靴屋にあらず!一人一足クロックス!とばかりに、そこそこする値段にも関わらず、どこ言ってもあのふざけた履物が陳列されているのを目に止めるにつけ、私は世を嘆いておりました。

 ですが、もうそんなクロックスとの闘いにを疲れ果てた私は、家のスリッパが絶滅したのをきっかけに一足購入してしまいました。以前まだまだクロックスと闘っている時、知り合いのオッサンから『クロックス履いてないの?ありえない』と言われ、チョーむかついた記憶映像が頭をよぎりましたが、大人になった私はクールにその感情を押し殺し、レジに向かったのです。

 履いてみて、クロックス。。やはり許せない。アヒルの足みたいだ。だけど軽い。便利だ。履きやすく手間要らずだ。そこそこグリップが効く。楽に走れる。重宝するぜ。いや、これから重宝してやるよ。

 今年の夏は、積年の複雑な気持ちとともに過ごしてます。

 ちょっと笑うコール&レスポンス・おっさんか?https://www.youtube.com/watch?v=qs_-emj1qR4

 耳を疑う羊・これもおっさんか?https://www.youtube.com/watch?v=Aw43FUCkIb8

 みなさん、残りの夏休みも楽しく過ごしてくださいね。
 
     
 
  2014.08.01    みなさんは、『ももくろ』知ってますよね。僕は知りませんでした。先日新横浜でセンターの発表会があったのですが、ちかくの日産スタジアムでこのモモクロのライヴがあったようです。

 この熱中症大流行の時期に真っ昼間からの屋外ライヴ公演、マーそれだけでもすごいですねえ。おかげさまで、ヲタク様達が一斉におこしになられて、近隣の駐車場は止めるのが至難の業でした。アイドルとヲタク様には熱中症は関係ないのかな。

 で、無事発表会も終わって最初のレッスン、楽器を吹く前のウォーミングトークで(アップではない)、このももいろクローバーZの話になって、そこに追従するヲタクの話になりました。

 このお昼のクラスは品の良いマダムクラスなのですが、生徒のお一人の方がライヴが好きで以前たまたまこのヲタク様達と会場で遭遇したそうです。さすが女性ですね、冷静に分析されてました。

『あの人ら、男ばっかり集団だから近くを通ると臭いのよねえ』
『で、みんなで一斉にジャンプとかするから会場が揺れてちょっと怖い、ここ大丈夫かしらなんて思っちゃう』
『それで、あんまり近くの席だったりすると汗が飛び散ってくるから、そう、結構すごい量のしぶきが飛び散ってくるの。もうやめてー、て感じ』

『でも意外に礼儀正しくて、自分らが応援する以外の歌手の人とかの時はスッと座ってじっとしてる。で、アイドルとか出てくるといきなり立ち上がってヲタ芸を始めちゃったりして結構面白い』
『そう、ペンライトをくるくる振って、ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!みたいな』
『それがみんな結構動きが合ってたりするから、あーすごいなあ、なんて思っちゃったりする』
『もうそこまで極めてるんだったら、それをとことん極めて欲しいと思っちゃいました。結構こういう男の子もアリかななんて思いました。なかなかカッコいいと思いましたよ』

 僕の周辺でヲタク文化が一般の方に認知された瞬間でした(大げさ)。いやでも、一般の主婦の方に認めさせるそのヲタクの力と言うか文化度と言うか、ぼくはオタクといえば高校時代のオタク西山君のイメージが強いので、いまだにウーンなんですが、『ヲタク、なかなかカッコいい』かあ。ぼくはこの生徒さんはなかなか精神の自由度の高い方だなあと思いました。時代はいつの間にかかなり進化していたようです。

 今日も暑いですね。暑いですが夏ですから、頑張って乗り切りましょうね。ヲタクさん達を見習って、汗しぶきを飛び散らせながら今日も一日お元気で!!!
 
     
 
  2014.07.15    わたしは食いしん坊なので、目の前のお皿を綺麗にナシにしないとどうしても気になるタチでして、でもこの習性を生かしたナベ仕事術をこないだ開発しました。

 夏が近づくこの時期は、自身のライヴ活動、お仕事ライヴサポート、生徒さんの発表会、その下準備等で2、3ヶ月ほどあれこれ目が回る忙しさになります。なかでも書いても書いても終わんないのが譜面書きで、私の夏の風物詩といえば、セミの声と扇風機とバンド譜、の3点セットでございます。

 でも書く要領が悪いせいか前述のように全然終わってくれないので、どうしても億劫で後回しになり結果、終わんないよ〜というネガなプレッシャーがいつまでもいつまでも続く悪循環に毎年陥ってました。

 でも気付いたのです!後回しにするからいつまでもチョーめんどくさいんだ、じゃあサッサとやりたくなるような状況になれば良い。そう考えた時、ナベは何かが気になりだしたらそれが解決するまでスッポンのように食らいつくというヘビ年特有の邪悪なしつこさがあったじゃないか。そう気付いたのです。

 そこで応用したのが、レフトオーバーディッシュシステム、と呼ばれる方式です。これはパソコンなり机なりに、急ぎ順めんどくさい順にお仕事項目を張り出しておき、気になる状況を作り出すと言うものです。頭の中でモヤモヤとめんどくさいなーと思い続けるのは、後ろ向きの感情がぐるぐるぐると回っているだけで、そこからなかなか次のステップに行を移せませんが、バーンと気になる場所に可視化しておいて、しゃあない、やるかあ、という諦め、そう諦めの気持ちにさせるのが、レフトオーバーディッシュシステム、というものです。

 ただこれは、いざやり始めると、チョーめんどい大物がまず先になくなるので、そこでまず大きな達成感が自信を生み、さらにひとつひとつ減ってくことで食べ残しのお皿がだんだんと綺麗になっていくという、擦り込みの快感に共通するポジティブな気持ちが生まれ、だんだんと仕事がエスカレートしてゆき、もう早くやっつけたくて仕方がないというせっかちな気分にまでさせてくれると言うものです。

 周りはうっとうしいでしょうね。昨日まで、あーすんません、近いうちに提出しますねー、なんてコソコソと逃げ回っていたやつが急に、昨日の夜そちら様宛に資料の方、確かにお送り致しましたのでご確認のほどヨロシク!どそ!ヨロシク!などと急にドヤ顔でのさばりだすんですからね。

 ただこれは仕事が一段落したら短期燃え尽き症候群という落とし穴があり、現在ナベは身動きできない状態です。はやくレフトオーバーディッシュシステム・クリア!もしくはエクストラ!もしくはレジェンド!をアップグレードせねば!お、やる気になってきたぞ!(方向が違います!仕事せー)
 
     
 
  2014.07.01    演奏旅行に行ってまいりました。場所は愛知県豊橋市で、とある名門女子高等学校の夏恒例の音楽鑑賞会でした。

 音楽鑑賞会、、、もう思わず襟を正さずにはいられないテンション感ですね。僕ら普段は瞬発力で音楽をやっているようなもんですから、アカデミックな響きに正直慣れてないんですが、名称はともかく、音楽ですからそこはもう楽しんでいただけたらヨシとしてください、の気持ちで普段のテンションでいく覚悟で演奏しました。

 僕が小学生の頃、民音という楽団が学校に来て、小編成の室内楽を体育館で披露してくれました。曲名は覚えていませんが、有名なクラシック曲ばっかりだったのでとても楽しく、何より生の演奏にすっかり魅了された1時間でした。正確にはあの感動の体験が音楽人生の出発点だったようにも思います。それだけ心に残る演奏でした。

 そこに原点があるものですから、いつか大人になった時はあんな素晴らしい学校演奏を披露して、子供達に音楽の楽しみを伝えられるようになりたいと、つねづね思っておりました。

 そう思ってはおったのですが、やはりそこは普段の音楽生活の地金がどうしても出てしまうようですね。今更、にわかに崇高なる演奏など出来るわけもなく、ましてや子供とはいえ千人を超すうら若い女子高校生を前にして、体内の別のモーターが作動しないわけはなく、ハッと気が付いたらパーカス仲間と一緒に吸い込まれるように客席に乱入して、女子の熱気の中を練り歩いておりました。

 しかもサックス演奏を共に楽しんでいただく!という、教育的名目で、吹いている音にトリルを付けさせるべく、おとなしそうな清楚な子を狙っては、その子の手を握ってロングトーンで楽器のトリルキーを一緒にプルプルプルと操作するという、ナベ秘伝の演奏体験術(セクハラすれすれ術とも言う)で会場を盛り上げて来ました。

 キャーッてなもんですよ!もうあの感銘を受けた民音のヴァイオリニスト達の気高い感動も、軌道がずれるとこうもオッサンテイストになってしまうのか、といういい見本です。じつに姑息な手段です、我ながら。

 それでも終演後に、校長先生様がわざわざご挨拶に訪れてくれまして、じつにご丁寧な御礼のお言葉を賜りました。なんでも後で聞いたところによると、ここの女子高出身の女の子は躾がとても宜しいそうで、愛知県では男性人気が特に高いそうです。このりっぱな校長先生にしてこの子達あり、といったとても素直でいい子達でした。手も握らせてもらえたし。

 という、個人的には、あの民音楽団の理想の演奏にははるかに及ばないながらも、自分が楽しませてもらったからヨシとする、その点では心に残る演奏旅行でした。私はいつになったら、大人になれるのでしょう。あ、手握りトリル技は、ナベのパテントですから、他のプレイヤーの方は使用禁止です!(こんなこと言ってるから進化しないのかなあ)
 
     
 
  2014.06.15    こないだ、ツアー帰りにお仲間になったプレイヤーの方々と、車中でいろいろお話をしました。

 いろいろとエグイ話とかもあって、お話しくださった方に承諾を得てからでないとできないお話とかもあるのですが、けっこうビミョーなセンでもあるので、とりあえず今回は感銘を受けた話からしますね。

 昔から超食いしん坊で、目の前に食べ物があると視界からそれが消えてしまわないと気になって気になって仕方がないタチなので、自分に出された料理も、かごの中のお菓子も、ひどいときは手つかずの他人様のお皿も担当するくらいに、守備範囲の食べ物をキチンと綺麗に整頓するクセがあります。

 でも料理自体には興味はなく、ダシがどうの、隠し味がどうの、新しい目線でアボガドカレーがどうだ、とか言われても、フーンて感じです。ですからハラ減った状態で台所に立って、ゼロからこまやかな料理を1時間かけて作るなんて、もーチョー論外なんです。カップ麺に保温飯ぶっ込んで、それでとってもとってもご馳走さまなんですよ。

 でも相方のサックスの方(女性)が、料理が好きで〜と言う話になって、ついでに運転しているリーダーの方(男性・白いおヒゲのダンディーさん)も、実は料理が好きで、と言う話になりました。ナベ的にはどうしても空腹を抱えながら料理をチマチマ作る、そんなめちゃストイックな行為が信じられない、そんな自虐的すぎる、Mそのものではないかいな、と思ったのでいろいろと話をしたのですが、ひとつの理解を得ることが出来ました。

 料理が好きな人にとっては、料理を作ることが快感なんですな。どうやら。自分でその時に思い描いた料理を自ら創り上げることこそが、達成感というか。自分で思い通りのモノ(料理)を作れるという魔法をリアルに噛みしめることができる行為そのものとでも言いましょうか。

 ここ最近バイクだのクルマだのを分解しては組み立てて、以前より良い状態に仕上げることを趣味としているので、お料理好きな方のお話も何となく納得がいきました。なるほどねー。手っ取り早く空腹を満たすことより、自分の手によることの完成度なんですな。

 あーなんかハラ減ってきた。
 
     
 
  2014.06.01    さてみなさん、一年ももう半分過ぎて、次のお正月の準備は整っておりますか。早いものですね。あまりにも早い。これから暑い夏がやって来ますから是非ともアゲアゲでいきたいものです。

 わたし、メガネを現在4つほど持っておりまして。ライヴ、演奏用を2本、クルマ&バイク整備用を1本、家用を1本。ですが、不思議な謎がありまして、これがお分かりの方は是非教えていただきたいのですが。

 4本ともになのですが、右目レンズの特定の部位だけがいつも曇るのです。それも気付いたらフッと。それまで何ともなかったのに、いつもいきなりです。

 レンズの内側なら目の湿度とかでなんとなくの原因は判るのですが、レンズの外側なんですよね〜〜。顔の前で鼻息が逆流を起こして曇る?どんな鼻息?あるいは顔の表面からなんか出てる?でもそれならレンズの内側が曇りそうですが。

 僕は髪の毛がテンパー入っているので髪のクリンの回転に乗って、蒸発した頭の蒸気がいつもそこに当たるのかな?そういや最近髪切ってないなあ。雨の日なんかサリーちゃんのパパみたいになるんですよね。

 そういや高速に乗っていて、いつも感じる人間心理の不思議があります。追い越し車線をゆっくり走っている車があるとします。高速の追い越し車線ですから、あまりゆっくりだとちょっと迷惑です。で、仕方ないので走行車線に入ってその車を抜かそうとします。するととたんに、抜かさせん!とばかりに大抵の車は速度を上げます。これも不思議です。条件反射というものでしょうか?

 で、そういったちょっとタチのよくない車とかの前に入るとするじゃないですか。で、そのままだと煽ってくるのですかさずサンキューハザードをカチカチさせると、十中八九はとたんにしゅーっっと減速するんですよね。何で?

 カッカきてたのがサンキュー言われたら急に冷静になるのかなあ。何で急にいい人になるのかが不思議で。

 これから暑い夏を迎えます。皆さんも心が曇ったりカッカしそうになったら、サンキューの気持ちと冷えたビールでクールダウンしましょうね。
 
     
 
  2014.05.15    私は子供の頃から喘息をもっているので、現在は吸入薬を毎朝晩欠かさずやってます。これをやりだしてからは、一度も発作が起きてないですから現代医学ってすごいですねー。

 で、最近はもうお薬を貰うだけになっているので、いきつけの総合病院では、5.6名内科医がいるのですが、わたしは医師の指名をせずに手早く済ますようにしてました。ですがある時、その日当たった髪ボサボサ医師から『かかりつけ医はちゃんといるのでしょう?その先生に診てもらうように』となんか怒られたので、今回は医師の指名を前からお世話になっている先生にしました。

 その先生も、実はしょっぱな発作が起きて診察に行った時、『ぜんそくは死ぬ病気ですから、こうなる前にちゃんと普段からケアしないとダメです!』と、こっちはゼ〜ゼ〜しんどいのにガツンと一喝され、しゅんとなったことがあるもんですから、なんか怖いんですよねー。でもまあ、かかりつけ医に診てもらえ、なので、指名して診察してもらったところ、今回はなんとも超優しかったんです。

 『発作は出てない?あ、そう。(ニコニコ〜)』『じゃ、深呼吸して、はい、お胸の中もいいですね(ニコニコ〜)』『ハイ!お大事に(ニコニコニコ〜)』

 鬼の形相のイメージがあるお医者さまにニコニコされると、なんかもぞもぞと落ち着かなくなります。ムシの好かない上役がやたらと親しげにしてきたら、どうにも対応に苦慮しますよね。どういったスタンスを取れば良いのか?なんかそんな感じだったです。

 が、よく考えてみるとやはり医者も人間、指名を受けると嬉しいみたいです。例の髪ボサボサ医師が超不機嫌だったのは、医者はだれでもいいという無指名の患者にムカついてたんでしょか?じゃあためしに次回指名してみましょうかね。でもそんなことやってると、いつかバチが当たるかもだから、次回から頑張って鬼先生にこちらもニコニコと心を開いてみます。またレポしますね。
 
     
 
  2014.05.01     気候もようやく温かくなって来て、花粉症とか皆さん大丈夫ですか? 僕は目と鼻が詰まりまくっています。

 でもやっぱりあれですかね、気温が上がって来ると、だんだん体と心の関節もほぐれてくるんでしょうか。ほぐれる途中はなんかギクシャクしてますが、暖気運転が終わった辺りから、まただんだんと調子を取り戻してくるような気がします。皆さんは、春はどうお過ごしだったですか?

 春の夜を今、とあるダンスのPVにハマっておりまして。最近有名になりつつあるらしい、(実は知らない)ジョンテ・モーニングというオネエっぽいダンサーのユーチューブです。

 ずいぶん前にカミングアウト日記を書きましたが、あれ4月1日記事ですからね。皆さんよろしくお願いしますよ。で、要は何にハマっているかと言えば、音楽とダンスの世界が何だか不思議。うーん、なんなんでしょう。クラブラップにジャズダンスというくくりだと思いますが、アブノーマルとスタンダードが融合した、変な違和感とでも言いましょうか。

 正直、ダンス踊れる人が羨ましいと思いました。僕、今から張り切っちゃおうかなあ、読売カルチャーにダンススクールあったかなあ、とも一瞬だけ0.5秒ほど思いました。

 ただ、世の皆さんの楽器を始めるきっかけにも、きっとこういうのがあるんじゃないかと、ふと思いました。ので、ダンサープロジェクトは今回は仕方なく中止して、私はそのエネルギーをサックスにフィードバックする事に専念したいと思います。

 そんな矢先に学校演奏のお話、しかも女子校!頑張ってキャーキャー言われに行ってきます!言われるかな?そのためには、やはりこのダンスの才能を生かすべきか?踊ったことないけど。では!

ジョンテ・モーニング『ハイキックパウ』
https://www.youtube.com/watch?v=7WEQ6q5fskA
 
     
 
  2014.04.15    春は気温も上がって過ごしやすくなり、気分も楽しくなるべき筈なのに、春はなんか時間がなく気ぜわしい季節なような気がします。変化が多いせいでしょうか。

 一日の締めの夕御飯は、とても精神的なウェイトが占める割合が大きいのですが、こないだ行きつけのすき屋が、『お客様の満足のためにパワーアップ改築中!』との垂れ幕で真っ暗だったので、頭の中ですき屋マップを広げたのですが、もうなんとですねえ、その晩は連続で5店舗ほど、改装中やら謎の閉店やらで、スカばかりでした。

 近所とはいえ5店舗も巡回するとクタクタになります。腹も減ってるし。でも、最後に何とか対向車線にすき屋を見つけたので、安全確認をシッカリ行い、おもむろにバイクを横付けしました。

 あれは、ナベの空腹 vs 春の神様との闘いだったように思います。やはり人間、ハラ減ると気持ちに余裕がなくなり、なにかミスをしちゃったりするので、ギリギリの攻防でしたが、むんと心を落ち着け、いつかは必ず勝つと信じ、最終的に牛丼並盛250円税抜きに、ちゃんとありつく事が出来ました。ぼく勝ちました。くだんね〜。

 と言うわけで、春はなにかとざわざわ忙しいですが、こないだ、なんと、対向車の運転手が歯ブラシで歯を磨きながら運転しているのを見てしまいました。うー、これはどうでしょう。あのー、皆さんスルーしてもらって構いません。  はい、僕はかなりその先が気になり、同時に想像したくない風景でもあるので、うーんと唸ってしまったのですがね、車の中でしょ。どうしたんでしょう。大人として車外にそれを出したりするのは大NG!、マナー違反もいいとこですが、だからといって、まさかのまさかの、ゴックン? うー、読んじゃった人、災難でしたね。

 では最後にちょっといい話。春ライヴも終わり、お客様から頂いたお花があったので、ライヴの日からずっと花瓶に生けてました。で、お花のお世話はいつもついつい忘れがちなんですが、今回は毎日水を入れ替え、匂いを嗅ぎ、おおー君たちまだまだいい香りするねえ〜、すごいじゃん!と褒めたたえ、霧吹きで湿らせて、アゲアゲで接していたら、なんと2週間以上経つ今日においても一部のお花が良い香りを放ってくれています。お花ってなんか感情を持っているようで、まだ匂いがするかどうか、ちょっと朝が楽しみな最近でした。
 
     
 
  2014.04.01    その町は田舎の農村地帯なので、一軒一軒の距離が離れている関係上、新聞配達は都市部のそれと比べるとかなり効率が悪くなります。でも、一家に一紙かならず必要なものなのでどんなに時間がかかっても配らないわけにはいきません。
 そのお兄さんは毎朝、というより毎深夜2時半に起き、3時にトラックでドサッと運び込まれてくる新聞を、雨の日も、雪の日も、台風の日もビニールで包み、仕分けして配達に出掛けます。もうこういう生活を20年以上続けているそうです。体調を崩してどうしても配達を休んだ日は20年間で2、3日だけといいますから、たいしたものです。

 じかた(地方)と呼ばれるその職業は、宴席で芸者さんが舞いを舞う後ろに控えて、じつにサビサビとした喉と、絶妙なる撥さばきで三味線を操る、芸能職人です。そのお姉さんは、この世界では大先輩ですが今だに若手を率いて、宴席を盛り上げ、彼女のブッキングリストはひと月ぎゅうぎゅう詰めらしいです。その超多忙の合間に、後進を指導し、また趣味で習いたいという一般の方にも門戸を開き、技を教えているというから、そのバイタリティやすごいです。

 ボウリングにハマり、マイボウルを購入して通い詰めること10年以上。一時は心筋梗塞で倒れ、医者には『延命どうします?』とすっかりサジを投げ出された状態だったそのお兄さんは、ボウリングやりたさに意識が戻り、メキメキと復活して呆れる医者を尻目に病院を退院して来たそうです。その後、肺炎で倒れた時もボウリングやりたさに見事復活し、これじゃいかんということで、毎日足腰を鍛えるための散歩を自分に課し、その成果で再びアベレージは上がって来たそうです。

 やるからには世界一。これを念頭に彼女が新たに挑戦したのは水泳。私は知りませんでしたがスイマーマスターズというのがあるらしく、公式記録でなんと彼女は世界記録樹立を果たしたそうです。それだけではなく、さらに記録を伸ばすべく専用のコーチに習い、何と自分の世界記録をも塗り替えた強者です。

 これらのお兄さん、お姉さん達。一番年下が92歳、一番年上で100歳。その水泳のお姉さんはマスターズ世界記録100歳枠だそうです。もうどんだけやってくれるのかっちゅう、あきれますね。元気のよさにも程がある。

 でも若手も頑張ってます。先日、以前文通していたモンゴルの知り合いが、日本に来て横綱に昇進したので、お祝いにタイをぶら下げて両国まで行ってきました。日本名は阿南田君と言うのですが、よく両国のゲーセンとかに連れ出しては遊びながら日本語を教えた甲斐があって、流暢な日本語で横綱の決意を、見事な口上で申し述べておりました。しこ名は鶴竜といいます。皆さんよろしく応援してやってください。
 
     
 
  2014.03.15    皆さんこんちは。まだまだ寒いですね。こないだ団地の廊下にテントウムシが歩いておりました。
が、活動するにはビミョーな寒さだったので動きがにぶにぶで、このままでは踏まれてしまうので、手足を巻き込まないよう紙をテントウムシの下にゆっくり差し入れて、手のひらに乗せて風の当たらないブロックの影に入れて、寄せ保護しました。3月に入って既に2名ほどですね。

 虫の苦手な方には何の興味もないでしょうが、この虫の保護というのは実にデリケートな作業でして、手のひらからちょっと落っことしただけでその場では、なにすんねん!と暴れますが、大抵そのあと具合が悪くなります。虫にすればビルの屋上から落ちたようなもんなんで、当たり前といえば当たり前ですが、小さすぎてついついおずおずと扱い、逆にポロッといっちゃったりしますから、虫付き合いも気をつけたいものです。

 またデリケートな作業といえば、お返し関係も人付き合いにおいては大切ですね。特に記憶力減退がとみに激しい昨今においては、一個の油断が取り返しのつかない事になります。この方、チョコくれたっけかなあ、と思えば思うほどいかにも頂いたような気にもなります。あるいは、あれ、この方一見がさつだけど(ガサツなんはおのれじゃあ)なんかよくしてもらったような気がするかもー、と気になり始めたら、いかにもそんなことがあったような嘘か本当がわからない記憶が蘇ってきたりします。実にいい加減なもんです。頭も生活態度も。

 言い訳しますけど、ホント覚えてないんですよ。砂糖と塩を間違えた位にインパクトある手作りチョコとかだったらさすがに鮮明な記憶が残りますが、普通に有り難く頂いてありがとう〜って美味しくいただいて、一晩寝たら全て忘れるというこのハト並みの記憶力。

 のでこの際、恥を忍んで皆様のお知恵を貸していただきたいのですが、チョコとかくれたかどうかのさりげない確認の仕方ってなんかないですか?
 
     
 
  3014.03.01    タダで物をもらうと嬉しいもんですね。それがなかなかにタイムリーに使いたいものだったりするとなおさらです。

 こないだ、ガソリンスタンドに灯油を買いに行った時、ちょっとご年配の女性の方が担当してくれました。ガソリンスタンドとかは、危険物扱いの知識が一般レベルでも、働くのはだれでも大丈夫みたいですね。そのお方もガソリンスタンドを極めたとかいう風ではなく、どっちかというとホカ弁屋とかで働いてる方が似合う雰囲気なのですが、腕っ節だけは強そうで、18L灯油ポリタンクをいとも簡単に積み込んでくれました。

 そして支払いを済ませた時に『今、ジャンケン大会というのをやってまして、私とジャンケンして勝ったらもれなくティッシュを差し上げてます。』とか言うもんだから、最近すっかりくだけてきたナベは『ほんとに?いいの?勝っちゃうよ。』とか言っちゃったりなんかして、本当に勝っちゃいました。

 で、その方がくれたのがスコッティーのカシミアティッシュ。1箱だけですがこれ高いんですよ。いやあすっかり嬉しくなっちゃって、最近別の人格を演じることに慣れて来たもんだから気さくなアンチャンを演じて『お姉さん、優しいねえ。わざと負けてくれたでしょ?』とかちょっとヨイショしてあげたら、『そうじゃないのよー。アタシ、ジャンケンは強いんだけど、今日アタシ、2回しか勝ってないの。負けっぱなしなのよ。』とちょっと拗ねたような風情で言って来ました。

 なので、『あらー、そりゃ、残念だわ。ちょっと悔しいね〜。』と言うと『うん、クヤシイ。』と言って、お見送りしてくれました。で、ナベ的には、いいもんもろたし、地元でのなんとも明るい交流のひととき的な爽やかな時間だったので、去り際に軽くクラクションを鳴らしたんですが、笑顔で振り返った時、目が合ったそのお姉さんは、マジ顔でこっちをジッと見ていました。

 ちょっとコワかった、、、相当悔しかったらしい、、、負けた相手に慰められたのが、、、
 
     
 
  2014.02.15    『連絡があって保育所受かったんですよ!』 とある寒い2月の休日、なべがバイクちゃんのオイル漏れ修理を、さびいさびい言いながらやっていたら突然声を掛けられました。

 当然ナベが関与するような事柄ではないので、どっかの主婦の人がお話ししているんだろうと判断し、せっせと手を動かしていましたが、その後の沈黙が気になって、猪首をねじって後ろをみると、2回下にお住まいの主婦の方が、ナベの方をじっと見て佇んでおりました。

 一応、?と思い「こんちは!」と明るく声を掛けてみたら『保育所受かったんですよ!』と改めて言って来ました。

 (あ!俺だったの?)と慌てて、「保育所ですか?受かったんですか?」と食らいついていきながらもこの段階では、このお話に絡んでいる自分の立場と、肝心の話が全く見えてません。 ただとりあえず緊急スクランブルでご近所付き合いモードが自動点火したので、この場合ナベは小学校の頃、近所の花屋のオッチャンの人懐っこい太っ腹笑顔と地元訛り風の鷹揚さ加減でガッハッハといくことにしているので、判らないなりにも、全部判っているよ、オウオウそれ気にしとったよ風に振る舞うことにしております。長いね。

 「保育所受かったんだ。そりゃあ良かったよー。」(完全オッチャンモード)『連絡が来ないから区役所に問い合わせてみて。結果聞くの、もうドキドキなんですけど。っていったら、ああ○○さん、通ってますよ。てアッサリ言われて、ハーアアてモウ気が抜けちゃって。てっきりハガキで来るもんだとばっかり思ってたから、一向に来ないし。思い切って電話したら担当の人にそう言われて。ついでに失業扱いにもなってますよーって言われたからもう嬉しくって。』

 「ああー、そーなんだー。そりゃ良かったですねー。ママもこれからどんどん忙しくなるからねえ」と全く話が分かっていないなりに、絶対はずれないであろうところにボールを入れながら、どんどん話が勝手に進んでゆきます。大体、ナベはその主婦の方とママ友でもないし、ただバイクの修理中にすれ違う程度のご近所ママさんから、こうオープンに色んなことを言われたら、もう受けて立たないわけにはいきません。

 「保育所はなかなか受からないらしいからねえ。(ホンマに?んなこた知らないよ)すごいラッキーですねー。(これは正解のはず)」と満面の笑顔で受け身を繰り広げていたら、もう一人ご近所の主婦の方が階段から降りて来たので、よっしゃこの話題をその人に引き継いだろうと思っていたら、『協議ようやく始まったんですよ。』と、これまたナベに軸線がぴたりと合った視線で話しかけて来ました。

 (ウオー、なんじゃこりゃあ!俺って実はママ友扱いだったのかあ?)と、フリーズしつつも頭の中で(協議?協議?)と演算が猛スピードで始まってます。『保険屋が入ってくれて、消防署って特別な保険に入ってるみたいで、、、』「へー、フツーのじゃないんだ(何だよフツーのって)」『ええ、違うらしくって。それでいろいろ書類を出さなくちゃなんないから、これからちょっと実家行ってくるんです』「実家で協議あるんだ(何をおれは言っとるんだ)」『いや、実家で働いていることになってるから書類作んなきゃなんなくて』「あー、そうなんだ。提出書類は漏れがあるとどうにもなんないからねえ(訳分かんないけど、絶対正解を言ってるはずよ)」と、紡いで紡いで、ようやく挨拶して和やかに締めることが出来ました。

 いや、我ながら素晴らしい高得点でした。導入からうろたえること無く落ち着いた滑りで、表現力も話術的な技術点も年齢相応のオッチャンモードのショートプログラムをこなしたと思います。もうちょっと若い頃だったら最初のステップあたりで動揺でアワアワして転倒していたことでしょう。意外に伸びのある演技力は我ながら褒めてやりたいと思いました。でも、主婦の方ってかなりオープンマインド?あるいはなべは、いつのまにかママ友レベルのオッチャン扱いになってるのかなあ。
 
     
 
  2014.02.01    1月のあるお休みの日。作業に夢中になっていて気がつくと、もう日が暮れかけていました。いつになく寒さの少ない空気が空を見上げる気持ちの余裕を生んだんでしょう。

 夕空はさほど綺麗な色でもありませんでしたが、その藍色のグラデーションは一日を照らしていた太陽が西の彼方に、まさに去り消えようとしている構図そのままにくっきりと浮かんでいました。夕焼け空に魅かれるような物心つき始めた頃からざっと数えて35年以上は経ちますが、不思議といつも頭の中に浮かんでくる音楽は35年前の古いポップミュージックです。

 人生の原動力となった時期のそれは象徴的なものなんでしょうか。相当に自分の中にその音楽で湧き上がってくる感性というものは食い込んでいるようです。40億年以上もずっと輝いている太陽と一緒で、あの頃の感覚がそのままにずっとずっと自分の中で輝いていて、なにかの拍子にぶわーっと噴き出してくる感じですね。気持ちは全く違和感なくその感覚に馴染みますから、現在の自分よりかなり中心に立っているようです。マア今の自分はそれの発展系のひとつというか、それの部下とでもいうか。

 ようやく2月に入り気分も、そろそろまじめにお仕事をしようかな?ほんとに?という雰囲気にようやくなって来ました。でも出遅れると焦ってがんがんやり出すタイプなようですから、ちょうど1月が丸々終わってちょうどいい時期な気がします。皆様は調子良くいけてますか?調子のイマイチの方はこちらをご覧ください。常識がひっくり返されてリセット効果で調子が出るかも。ぼくは途中途中でひいい〜っと悲鳴を上げました。じゃまたね。

【宇宙ヤバイ】星の大きさを比較 日本語訳付き http://www.youtube.com/watch?v=UsP-C3J0PjU
 
     
 
  2014.01.15    大阪でくすぶること10年あまり。当時大阪でバンドを組んでいた友人の一人が30歳を契機に東京進出(関西人はこういう表現をします)をすると言い、ここで東京に出なかったらもう一生出る機会はないからと言い、はたと自分も考えました。大阪でもマアそれなりにタレントさんのバックのお仕事とかは頂いてはいましたが、それで?と問うてみると、いやちょっと待て、と言う自分がいて、やはりここはひとつ自分も考えるべきという結論に達しました。

 フットワークが軽い30代だからこそ出来たと思う、再度の上京でした。とりあえず引越先を確保するために出てきた、久しぶりの渋谷の街のネオンを山手線から眺めながら、とにかくとにかく最初はここで生活の根を張ることだけでもなんとかしたいと、実際すでに生活の根を張っている車窓の下の沢山の人達を眺めながら、うらやましく渇望した記憶があります。

 それから18年程経ち、お正月開け半月も経過したにもかかわらず、ナーンかやる気になんなーい、とか、風邪ひいたー体だるいー、とか言ってゆるゆるに過ごしている自分が現在おります。とりあえず、生活できる居場所、仕事だけでも欲しいいい!と願ったあの純粋さはどこへ行った?とふと思いましたな。生活できてんじゃん、音楽のお仕事頂いてんじゃん、ライヴ活動もさせてもらってんじゃん。有り難いと思いなさい!!!渋谷のネオンの灯をボーッと眺めながら子供のようにふるふると心細そうにしていたくせに、ちょーっと慣れたからと言って、やる気になんなーいとか甘えたこと言うんじゃないわよ!とか、18年前の若ナベに激怒されそうな18年後のなべでした。

 いや、言いたいのは、外に職場という居場所があって、自分の帰るささやかなお城もあって、人とたまにはお酒なんかも飲めて、健康で毎日を過ごせてるのは有り難い幸せなことですねー、居場所があってそこでコーヒーなんかを飲める時間があるという贅沢さ、ということを最近よく思うからです。

 皆さん忙しすぎてストレスがたまりやすいとは思いますが、今いるその場所はかりそめにも天が与えてくれた居場所だと思いませんか?、やなことがあっても辛い場所と思わず、テンパった時こそ、ちょっとサボってコーヒーしましょう。大きくフーッとため息のひとつでもつきましょう。ネジを緩めるサボリならどんどんお付き合いしますよ。
 
     
 
  2014.01.01   明けましておめでとうございます!2014年、午年。今年もよろしくお願い致します!

 今年も年末年始はだいぶ冷え込みましたが皆さんお風邪など召されずにお元気に過ごされましたでしょうか?僕は風邪をひきました。

 やっぱ、年末に緊張のロープが緩んだ瞬間に引いちゃうようですね。でも良くないのは大型連休を骨の髄までしゃぶってやろうとする貧乏人根性ですね。それがどうやら体力をむしばんだようです。そう、今年は寒風吹きさらしの中、35万キロを達成した愛車のキャロルちゃんのエンジンをオーバーホールしました。

 トータル7日間で全行程終了しましたが、最初のワクワク感はどこへやら最後のほうなんかは、あーあのめんどくさいのをまたやんなきゃならんのカア、寒いのにー。頭痛てー、ダリー、よだきいー(宮崎弁で疲れたの意)の連続でした。プロの人は大したもんですね、こんなめんどくさい作業をお金もらってるからとはいえ、毎日キチンとやるんですからね。自分はたまにやるから楽しいんであってそれも楽しさ一瞬、よだきさ9割です。ライヴで楽器吹いている方がやっぱ性に合ってます。

 それでもいつか終わりは必ず来るもので、ようやく仕上げの火入れをやっている最中に2度ほど通りがかりのオヤジさんが声をかけてきました。やっぱりこういう車関係の注目度は男性の方が圧倒的に高いですね。声をかけてくださったお二人ともに初老の方だったのですが、エンジンの音がいいねえ、自分で出来ると楽しいだろうね、なんてお話をしている最中のお顔はもう子供そのもののキラキラした表情でした。

 おとなだから、こどもだから、なんて区分けはなんなんでしょうね。ざっくり割って考えてみると要は好奇心の数なのではないのかなと。いろいろ知ることで好奇心は満足しますが未知の世界はどんどん減っていきますね。実際はもっとより奥地にいろんな知られざる世界はあるのでしょうが、大人=老化っちゅう大命題が公平にのしかかってきますんで、好奇心を感じる心もそれを探究する気力も薄まってくるのは現実なとこだと思います。だから黒酢やらグルコサミンやらニンニク卵黄が大人には必要なんです。

 そのお二人が黒酢を飲んでいたかは永遠の謎ですが、高校生とは言いませんがどう考えても20代後半チックなキラキラ趣味話をオッサンふたり北風の中、延々30分ほどしていた気がします。よくペットは子供の心のまま体だけ大人になると言われますが、人間も一緒じゃんねー。まあ大人になれば雑多なことは覚えますが、やはり楽しいことに没頭している時が一番輝いてみえるんだなと、その輝いたオジサンのお顔を眺めながら思いました。

 さあ今年も、ぜひとも皆さんとご一緒に輝ける1年を過ごしたいと思います!どうぞ本年もよろしくお願い致します。

    2014 元旦
 
       
     
 
   
 

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