アドリブな日々 Back Number 2012
 

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  2012.12.15     今年もいよいよ押し迫ってまいりました。皆さん風邪、特にノロウィルスとかは大丈夫ですか?意外に流行ってるらしいですからお気をつけ下さいね。

 さて2012年も行き当たりばったりの日々でしたですが、今年も大したことも成し遂げぬまま年末を迎え、ライヴ前ということもあり心なしか余裕のない毎日を過ごしております。

 そんな中でちょっとほっこりした風景をこないだ見ました。先日、車で所用に出掛け、師走の慌ただしい人の行き交う狭い裏路地で、車を止めちょっとぼーっとしていたところ、横断歩道で赤エンピツと競馬新聞らしきものを手に持つちょっと薄汚れたオジサンが、ニコニコしながら車に道を譲っておりました。

 もちろん横断歩道のあるところでは、歩行者が優先ですから先にさっさと渡っちゃっていいんですが、そのオジサン、車の運転がおぼつかなさそうなオバサンに対して、ニコニコと(先行って、ホラ行っていいよ)とばかりに競馬新聞を持つ手で促しておりました。で、車のオバサンも(アラ、すいませんねえ〜。ここらは狭いから苦手なのよ。ありがとう。)と言っているような笑顔で、歩行者のオジサンに道を譲ってもらってました。

 オジサンはその後の車も2、3台通してあげた後、新聞を嬉しそうに眺めながら歩道を渡り、師走の雑踏にナベの視界からその小さな背中は消えてゆきました。そのオジサンの後ろ姿に、まるで師走の寒々とした雑踏の中で灯油ストーブに当たりながらホクホクの焼き芋を食べているような暖かさを感じました。その直後、同じ横断歩道で紳士然としたオジサンが運転するピカピカのレクサスが、その鼻面で周りの歩行者を押しのけるように、我先に直進しようとしておりました。

 一概には言えません。競馬新聞のオジサンはその日たまたま馬券が当たった上機嫌で、優しく周りに接していたのかもしれませんし、レクサスのオジサンはたまたま超急ぎの用で道を急いでいただけかもしれません。物事には両面ありますから、たかがナベの分際で人のことをあれこれ言えないのですが出来れば、心の置き場所はあくせくせず、るだけ平和なところにいつも置いておきたいものです。

 貧なりといえどまたそれも幸せなり。心のあり方でお金はなくでも幸せは何時でも身近に存在することに気付くのではないでしょうか?レクサスを転がせる身分になっても何かに追われて追われて一生を終えるのはいくらお金があっても心が病んでいたら幸せとは言えないと思いますし、ちょっと空しい気がします。

 あと少しで年の瀬ですね。クリスマス、大晦日、お正月と寒気身に染む季節ですが、皆様元気よく良いお年をお迎えくださいませ。年末ジャンボ?もちろん買いましたよ!今度こそ当たりますように!6億当たりますように!
 
     
 
  2012.12.01     『おにいさん、オハヨー!』「あ、おはよーございます!寒いですねえ。」『うん、朝がキツくて。もう大変。フヒヘッヘッヘッ。』 公団のお掃除を管理するお掃除のオバサンにある朝声をかけられました。

 『あ、そうそう。実はアタシ、ここ今日限りで終わりなの。』「えっ、お仕事辞めちゃうんですか?」『いやね、別のとこに移るの。』「えー、そうなんですか。ここ長かったですからねー。寂しくなりますねえ。(※注1)」『あらそう、まあウレシ。ヒャハハハッ。』オバサンは今日も快調です。

 『実はここ家から遠くて。帰りなんかバス一本しかないから。遅くなっちゃうとお家がたーいへんなのよ。』「バス一本だけかあ。そいつぁ大変だ。(※注2)」『そなの、だから家の近くの百合丘に空きがあったから、お願いしてそっちに移してもらうことにしたの。ヒョヒヒヒ。』「ヘー、百合丘に空きがあって良かったですねえ。」『うん、これから寒くなるし朝がとっても助かる。』「そうですか。どうも長い間お疲れさまでした。(※注3)」『うん、お兄さんもね。』

 名前の知らないただ顔見知りのよく笑う公団のオバサンなんですが2年ほど前からナベがひそかに展開している一日一回おはよう運動の結果、ここまで知らない人とくっちゃべることが出来るようになりました。これは、たしかに声掛け運動によって時間のずれたゴミ捨て時にもにこにこにっこり「おねがいしまーす。」『うん、そこ置いといて。』で済むようになり(前は今日違う日だから、とか言って怒られていた。)バイク置き場の落ち葉が心なしか綺麗に清掃されるようになり、気持ち住みやすくなってきたという事実があるのですが、実はこれの別の一面を知るようになりました。

 それは、高齢化です。誰のって?もちろんナベの。基本は超人見知りですから以前は知らない人と喋るのなんてとてもムリで、エレベーターで他の住人と一緒になってもせいぜい挨拶代わりに頭をペコッとかすかに下げるのが関の山でした。ところが挨拶運動で培った度胸が、近年知らない人に軽く話しかけて、或は話しかけられてもすっと対処出来るタッチアンドゴー的な話術が身に付いてきたようなんです。で、話しかけることにそう恐怖を覚えなくなり、挨拶をスルーされても(あら、聞こえなかった?はいはい、じゃまた今度ね)と動揺しなくなり、相手がちょっと喜ぶであろうことを臆面もなく言えるようになり(※注1)、オヤジ的な牧歌的アットホームな会話が抵抗なく口に出せるようになり(※注2)、会話のドツボにハマって抜け出せなくなる前に締めの言葉でその場を去ることが出来るようになったのは(※注3)、高齢化によって『見切り』の力がついたからではないかと自己分析している次第です。コレはこう来たらこう行くからこうして切り抜けてタッチアンドゴー!みたいな。

 たまにそこらへんですれ違いざまのおじさんたちが、挨拶をしてのどかに話し始める風景を見かけますが、秋の光の中でなんともまったりな雰囲気です。きっと彼らはその道の上級者なんでしょう。なべ人生もいろいろと人格が変化していってるようなので、これからどういった旅をするのか楽しみでもあり、まあたぶんにスタンダードなリアルジイサンになる気はしますが。
 
     
 
  2012.11.15     おじさん達に囲まれて打ち上げをやってきました。元女優さんでヴォーカリストの方のサックスサポートで吹いてまいりましたが、やはり綺麗な方にはファンクラブっちゅうとても便利な団体さんが自然発生的に立ち上がるもんなんですね〜。

 ですから、もちろん女性のお客さんもおられましたがその周囲の席には黒いスーツのお仕事帰りのおじさま達。打ち上げにはもちろんおじさま達。演奏後、キャロルちゃんにサックス3本詰め込んで後から行ったので、空席はオジサマたちの中にポツンと一人分でした。でもおじさまはなかなか奥が深いですね。今回は面白いお話を聞いてまいりました。まあ酒の席のお話ですが、お話をしてくださったその方は心理カウンセラーが本業らしいですから、しっかりしたお話のようです。

 親(しん)、智(ち)、愛(あい)、勇(ゆう)。これが人間の持つ4つの魂らしいです。で、何が一番強いかでそれぞれのタイプに別れるそうです。

 まず、勇。このタイプの方は1つのことがずっと続くと嫌みたいで、とにかくなんか新しいことがあったらすぐ食いつく行動派タイプ。合理的だが情熱的。

 愛は、好き嫌いが激しく、お仕事をやるにも一目見て好きと判断したら尽くすタイプで、逆に相手に嫌われたらふーん、じゃあアタシも嫌い!相思相愛が基本なようでホット&ウェットな性格らしいです。

 新はとにかく波風立つのが嫌だそうで、同じ毎日が平和にずっと続くと幸せで、調和を求めるあまり自分の意見がないといわれるタイプだそうです。本当は冷たいそうでーす。また情緒的でもあるそうです。

 で、智は、興味を持ったことに対してのみガーッと堀りさげるタイプのようで、心理を求める知的タイプ。でも考えて考えて動かない、あるいは独りよがり的、クールでドライなタイプでもあるようです。

とてもおおざっぱな説明ですが、要は今回のバンドのメンバーは割にみなさんタイプがバラバラなようで、逆に良く調和がとれてるなあと感心したのですが、これが2つの質問でタイプがわかるそうです。ではいきますよ!

 第一問。あなたは新しいことがあったらとにかくやってみたいと思いますか?様子を見ますか?で、やってみたいだと情熱的の勇、もしくは愛。様子を見るだと冷静の智か親。

 で第二問。あなたは困った人がいてその問題をあなたは解決できないとしたら、それでもなんとかしますか、しませんか?  で、なんとかしたいと思うだと情緒的の愛か親。どうにも出来ないんだから仕方ないと割り切るなら合理的の勇か智。という具合に、人には性格の特性があるようです。

 だからあなたは愛の人だね、と言われるとなんかホメられた気がしますが、反面好き嫌いの超激しい、感情でのみガンガンいっちゃう人。また勇の人だね、と言われると、常に達成を求めるアクティブで華やかな人間だよアタシってとなりますが、考えナシでもあるっちゅうことです。親の人だね、だと平和主義者かあ、ジョンレンンだよ〜俺ってやっぱ、と一瞬舞い上がりますが、ポリシーがないと批判される運命でもあり、智だとじつにクールでカッコいい響きですが、自己チューともいえるそうです。

 ちなみに、ナベは親でした。平和主義の波風苦手な信念のないお人のようです。そういえば、生徒さんには、ナベ先生何吹いてもホメてくれるしホントかなあ、とよく疑われてます。いや、一応根拠は全てあるんですけどね、、、。皆さんは何の人ですか?
 
     
 
  2012.11.01   皆さん、寒いのと暑いのとどちらが苦手ですか?

 ま、暑すぎるとクーラーの聞いた部屋に退避すればよい訳で、寒すぎたらキューッと熱いお風呂に入る、日本人で良かったと思える快感がありますから、逆手に取ればそれぞれの季節で効能はあるのですが。まあでもそれは逃げ場があればの話ですね。

 ある日曜日の寒〜い朝のことでした。その日は寒冷前線が関東平野を通過中で、しとしと冷たい雨が降っていました。ついこないだの話ですからかなり気温は低かったです。私はこの日は天候不良なので、バイクは断念し愛車キャロルちゃんに乗り、仕事場に向かうべく東京駅の前を通過しました。そしてその時に、あ、あ、あまりにも可哀相な光景をを目撃したのです。

 皆さん、東京スカイバスというのをご存知ですか。2階建てバスの屋根がないやつで360度パノラマで青空のもと東京名所を60分〜80分程度の時間で回ってくれるツアーバスのことです。キットそれはツアー客の皆さんでしょう。ツアーに組み込まれているから中止したくても出来なかったのでしょう。

 雨足がだんだんだんだんキツくなってくる中、お客さんだけ2階建ての屋根なし吹きっさらしの過酷な条件のもと、バス会社から支給された透明なビニール製カッパを着させられて、雨に降られながら皆さん一様に不幸なこの現実に耐えながら東京観光をしておりました。というか、誰も外なんか見てませんでしたね。ひたすら雨が顔を直撃しないように、寒風の中で仏頂面でうつむいておりました。乗る前にコンダクターから雨カッパを支給されながら、皆さんさぞかし心中は穏やかでなかったことでしょうね。えっ、ツアー決行するんだ。。。。

 運転手は1階のバス車内で快適な暖房に包まれ心地よくルンルンに運転していたようです。あのー、バス会社はさー、お客さんからお金貰っているのにー、冷たい寒冷前線の雨の下、そのお客さんをガンガン風雨に晒しながらコース巡りしている訳で、いくらなんでもそりゃないよ! いくらスカイツアーがウリとはいえそこは臨機応変、雨降ったらさー、いっしょに一階に入れてやろうよ。寒いぜぇ。

 もうあまりにも痛々しい光景に『ヲイ、それはあまりにもないゼー!』と一人大声を上げてしまいました。そして次の瞬間、笑っちゃ悪いけどあまりにもありえない理不尽さの極みに大笑いしてしまいました。だってあの辛そうなお客さん達のしおれ方といったらば。あの不幸そうな風情を見てたらねえ。大の大人が皆さん一様にしおれちゃって。ツアーバスはそんなずぶ濡れの人達を屋根にたくさん乗っけて東京都内をこれから景気よくグルグルグルグルグルコサミンに回る訳です。見る人見る人みなさんビックリでしょうし、見られてるバスのお客さんは、寒いわ恥ずかしいわムカつくわで、屋根の上で雨に打たれながら負のテンションあがりまくりでしょうね。さぞかし皆さん前の晩から東京観光を楽しみに楽しみにして来たろうに。

 うう〜ごめんなさい〜。人の不幸を笑ってしまうというのは非常識ですよね!解ってます!解ってます!でもやっぱり思い出すたびにあの極限なまでに心の痛い風景はあまりにも可哀相すぎて笑っちゃいますねえどうしても。

 皆さんあのあとお風邪とかは大丈夫でしたか? それとスカイバスさんは透明の屋根を早く購入するように。
 
     
 
  2012.10.15    「熱心だねー。ほんとえらいねー。」 深夜、背後から低いしゃがれた女性の声で急にホメられたら、喜んでいいのかビックリしていいのか怯えたらいいのか訳がわかんないですね。しびこさんのエンジンを分解して早10ヶ月、なかなかセッティングが出ません。セッティングとは要するに完調状態のことなんですが、素人修理は誠に暗中模索の日々です。

 この日も、ライヴ明けに早速昼間っから分解修理を敢行し、結果が出ず、しつこいヘビ年生まれの血が騒ぎ、深夜に路上の案内板のある明るいところで修理をしておりましたら、見ず知らずの初老の女性にスッといつの間にか後ろに回られジッと見物されていたようです。

 『ああ、こんばんはー。」と間抜けな返事をし、そのまま作業を続けておりましたが、その女の人は縁石に腰を下ろし、茶飲み体制に入りました。

 「おにいさん、よくここで見るわよねー。いっつも感心してるの。」『いやあ、そんなことないっす。』「バイクが好きなの?」『はい、古いんでよく修理してるんですよ。』「えらいわねえ、うちこめるものがあって。」

 何言ってもホメてくれます。「ウチの息子も40越えて自転車にハマッちゃっててね。こないだなんか箱根行くって自転車で行っちゃったの。」『へえー、それはすごいですね。』「もういい年なんだから無理するなって言っても聞かないのよ。」『いやいや、健康的でいいですよ。』「えらいわねえ、全部自分で修理してるんでしょ。」

 なんか話がループし始めました。もしやこの方、ウッ払いの方?「私も若いときは、バイク乗ってて阪神高速で一日2回も捕まったことがあるのよ。」(ふーん、首都高じゃないんだ)「えらいわねえ、いっつも感心してるの。よくそこまで打ち込んでるなって。」

 バイク修理はところ構わずやりますので、よく物珍しさにいろんな人に話しかけられますが、酔っぱらいの方に和まれたのは初めてです。この時は集中を要する修理ではなかったので、すでにやる作業は終わったのですが、お話が機嫌良く息子の箱根話の2巡目に突入したので、適当に作業を見つけてお付き合いしました。

 「打ち込めるものがあるのが一番!」「出身が西宮だから阪神高速で2回も捕まったのよ」「こないだなんか集会があるから熱海に自転車で行くって、行ってきたみたいよ」「えらいわねえ、いつも熱心にやってるでしょ」

 概ねこのような内容だったでしょうか、4周ぐらいしました。まあ秋の夜長は冷えるので、そろそろという辺りで『お姉さん。出来た!』と宣言したら、その方はよっこいしょとばかりに立ち上がって、じゃね、と一言。そのままスタスタを夜の闇にお姉さんは消えてゆかれました。

 まあなんてことはない秋の夜の一夜話ですが、見ず知らずの方と和んでお話しするのも変なテンション感があってちょっと不思議な感じがしました。まあいつかの都筑パーキングみたいに2時間も粘られたらかなりへばりますが。

 というわけで、ツーリングに行けない日々が延々続いておりますが、秋の夜長、のんびりとバイク修理に精を出したいと思います。完成したらまたツーリング日記書きますねー。皆様も短い秋を楽しんでください。では。
 
     
 
  2012.10.01    ハマる、という言葉が定着してきたのはここ10年くらいでしょうか。私、何々にハマッてて〜、俺今これにハマっててさー、なんてよく言いますし聞きますよね。じつに便利な言葉ですが、それ以前は一体何と言っていたのかなとふと思いました。私、何々のファンで〜、俺今これに凝っててさー、あたりでしょうか。

 なべは子供の頃はミニカー、プラモデルでしょうか。模型店の看板をくぐると独特のプラモの清涼な空気。いやあ少年ナベの青春でしたね。さらに子供の頃は牛乳瓶の紙の蓋にハマってましたね。結構いろんな図柄や色があって見たこともない蓋を手にすると結構ウットリしていましたね。また更に遡ると、ウルトラマンの科学特捜隊のバッジ収集にハマってました。これもいろんな色があって子供心にウキウキしたのを覚えてます。

 またある一時期、『フランダースの犬』にハマってました。今考えると宮崎駿系列のキャラクターですね。いやなかなかあの人は偉大だ。そのネロなのかパトラッシュなのかよく解りませんが、そのキャラクターが子供心にグサッとツボにハマっちゃって、ネロが好きになり、パトラッシュが愛しくなり、その流れでオヤジ殿に「犬飼って!」と直談判したのを覚えてます。でもオヤジ殿は以前犬を飼っていてそのつらい経験上「犬はどうしても先に死ぬっちゃかいウチじゃ飼わんぞ」とにべもなくつっぱねられ、あまりの切なさになべは枕を涙で濡らした記憶があります。

 スヌーピーにもハマってた時期があります。福岡に家族でプロ野球を観に行った帰り、駅の売店で翻訳物のピーナツブックスを一冊買ってもらい、そして後にも先にもスヌーピーはその一冊だけしか持ってないんですが、これがナベ人生かけがえのない一冊となりました。ストーリーは4コマ風刺物ですから決して子供が飛びつく内容ではないんですが、中途半端に大人になりつつある時期だったので、変にハマっちゃったんでしょう。それにスヌーピーの不思議なキャラと楽しい思い出が重なって、小学時代のハマりものNo,1てとこでしょうか。

 スターウォーズにもハマりました。ピコピコしゃべるR2D2やカクカク動くC3POの大ファンになっちゃってパンフレットを買いあさった覚えがあります。あれで初めて映画の素晴らしさを体感しました。名作だと思います。でもなんでパート2以降話が遡っていっちゃったんでしょうね。同様に宇宙戦艦ヤマトの森雪にもハマりました。あの子、デスラー総統をかばって死んじゃうんですよね。かわいそうだったなー。

 こうやって考えると、これまでの人生常になんかにハマってますねー。最近ですか? 最近はねー、楽器を吹きながら頭の中に譜面を広げてよりクリアーに読み解くことにハマッてますかねえ。要は記憶力のトレーニングといったとこですかね。あとはバイクを分解してちまちま
と作業してます。指先を動かしていると脳がボケないと言いますし。まあこれから先を見越した脳トレ系でしょうか。あ、いかん!肩が上がんないんだった。関節系もやらないと。みなさんのハマりものはいかがですか?
 
     
 
  2012.09.15    当たり前のことですが、人間歳を取ってくると体のあちこちに支障が出てくるもんです。でもこれまで通り40数年生きてこれましたから、この状態が少なくともあと20年くらいは続いて、まあそこら辺あたりからちょっと歩くのが億劫になったり、バイクに乗る回数が減ったりするんじゃないかなーなんて都合のいいことを考えがちです。

 でもどうやら人生そうじゃなさそうです。巷でいろんな年配男性の方と知り合いになったりするとかなり年上に感じたりするのが正直なところで、逆に若い世代の人とお仕事で知り合ったりしても全然自分が年上とは思わなかったりしてるんですが。自分に対する判定は7、8年程は実年齢よりズレておるようですなあ。

 最近右肩が後方に上がりにくくなってきて、このことをたまたま話題にしたら70歳すぎの方に「あ、それ俺と全くおんなじ症状だ。年取ってくると骨が出っ張ってきて神経に触るそうだよ。60肩はどうやっても人間起きるって医者が言ってた。」と言われました。

 この瞬間いろんな思いが頭の中を去来しました。まず、先ほどの7、8年無意識サバ読み理論。これは概ね正しいようです。この方は外見はどう見ても年相応。ですが『60肩』の発言がごく自然だったのでこの方の精神世界は実年齢より7.8年程前の60代初頭に位置してるようです。ナベと同じ思考回路の持ち主です。

 次に、『俺とおんなじだ』発言。ナベ自身は自分ではまあ頑張って40代を疾走しているつもりですが、ひとからげにされた事実をみると、なべの見てくれは世間的にはそうそう若くも見えてないようです。

 次に、やはり体の支障と言うものは確実に起りつつあるということです。ハッキリ言うと『老い』ですな。その前兆が今すでに起り始めていることはまぎれもない事実のようです。でも心はそれを認めてませんからついつい『40肩かなあ、ちょっと違う気がするが、何だろうこ
の痛いの』などと心が勝手に、何か重い荷物を持ったせい、みたいに事務処理をしてしまっていたようです。

 でもやっぱり一番ショックだったのは、俺とお前は同世代!と本気で思われていたことですね。自称60肩の70代男に。でもこれからの人生、より健康に過ごすためにもお医者にはきちんと通った方が良さそうです。皆さんも健康にお過ごしくださいね。
 
     
 
  2012.09.01    甲州街道、山手通り、環状八号線。。。一日に何百万台もの車が行き来する天下の大動脈から横の小道を20メートルほども潜ってみたら、もうそこは知られざる東京のディープな顔が隠されていることを知っていましたか?

 とある夏の休日、奈々子さんに乗って都心の昼街道をのんびり帰路についていたのですが、ふと自分でも何を思ったのかよく判らないまま、一方通行の裏路地に入り込みました。入ってすぐに表通りの凄まじい車の騒音がふと消えたのには驚きました。その道路は迷路のように完全な生活道路で、夏の暑いさなか昔ながらに家中を開け放して涼をとる下町路地裏の生活がそこにありました。

 あまりにもゆったりとした時間がとても心地よかったので、なるべく幹線道路方向を避けて、静かな方へ不思議な空間の方へと足を向けていると、閑静な住宅街に森のような森林公園があったり、坂道の上にはツタが壁一面に絡まった年代物の建物が聳え思わす写真に収めたり、そうこうしているうちに乙女橋と命名された小さな橋に出ました。川向こうは緑に木々が茂ってうっそうとしていますが、春はさぞかし桜が綺麗だろうと思わせる風情で、武蔵野のこじんまりとした一面を思わせます。

 この小さな川は神田川。そう、あなたはもう、忘れたかしら?のあの神田川です。初めて見ました、神田川。昔若者がヤングと呼ばれていた時代に、この川沿いに安アパートが立ち並んで、いろんな青春の一コマが流れていったのでしょう。神田川、という言葉だけでなんかこういろいろグッときますね〜。でも時代は変わっても川のながれはそのままに、と言った感じでその日も多分昔と変わらないままに、水はさらさらと流れていました。また春にでも行ってみようかと思います。
 
       
     
 
  2012.08.15    みなさん、こびとづかん、知ってます?『ずかん』じゃないです。づかん、DUKANです。

 これに遭遇したのは、今年の冬。しび子だったか奈々子だったか覚えてませんが、夜走りの途中で立ち寄ったコンビニの入り口にこいつらの垂れ幕がドーンと張ってあったんです。

 一言で言ったら超キモイ!変!何これ?としか言いようがないキャラクター達でした。いかりや長介や高木ブーのような、おおよそカワイイとは言えない顔立ちのこびとがこれまた面妖なスタイルのなり格好でしかもその生態ときたらなんか生々しい限りの設定で、一瞬いろんなことが頭の中を走ってボウセンとしてしまいました。

 コンビニ名は業界第4位のサークルKサンクスです。まずこれを店の軒先にでーんと飾る方針を打ち出したサークルKサンクス幹部の脳みそを疑いました。さすがメジャーになれない第4位!やることがめちゃくちゃだとまで思いましたね。

 次にこれの作者。元は絵本らしいのですが何を思ってこれを作り出したんだろう。あえて昭和レトロを狙う画風の漫画家とかはいますが、これはどのジャンルにも属さない、はっきり言って悪夢を引き起こしそうな救いのないキャラクター達。こんなんで子供の心をゲット出来るのか?ただひたすらキモいだけじゃん。

 一例を上げると、
リトルハナガシラ。。。体は小さいが、かなりどう猛な性格・仲間同士でいつも争いが絶えない

ベニキノコビト。。。 奇妙な行動をとる・毒抜きしてシチュウにするとおいしい

セミグルメ。。。夏になるとセミを食べるためだけに現れる ●食べ物セミ(特にアブラゼミ)

シノビイエコビト。。。 ゴキブリを自由にあやつって移動する

 そしてさらにビックリしたのは今年の夏に入って再び、対象商品2コでもれなくこびとづかんクリアファイルが店頭にて貰えるという訳の解らない『こびとづかん』キャンペーンが始まっていたことです。

 まあだやってんだ。。。サークルKサンクスどんだけ好きやねん、こびとづかん。で、店内に入るとちょっと目のつくところには必ずこびとのシールが貼ってあり対象商品がすぐ解るように万全の構えです。クリアファイルが入ってすぐのところにあったんで手に取ってみてみるとかなり作り込まれた配色の印刷で、モノはお金かけたんだろなという感じですが、気色悪い絵がシリーズ4枚ものでばばーんと描かれてありました。4枚並べるとパノラマな1枚の絵になるというやつです。

 うー、キモイ。誰がこんなん欲しがるねん。絵本たるファンシー、メルヘンさがキャラをみる限り木っ端みじんなほどない!これはこんなことやってたんじゃもうすぐファミマかローソンに吸収されちゃうね。大丈夫かほんとに?としみじみ思いました。

 そんな私の手元にはなぜか今そのクリアファイル達が4つシリーズで揃って並んでます。なぜでしょう?
 
      こびとづかん  
     
 
  2012.08.01    皆様お疲れさまです。この時期寝てますか?私は寝てません。正確には超寝坊してますから寝てるんですがね。寝た気がしません。そう、オリンピック。

 柔道。現在では日本は金メダル取るのもなかなか難しくなってきてるようですなあ。世界に広まった競技ですから、それぞれのお国に浸透して新しい技がフィードバックされるようになってきて、それに対応しきれていないようです。

 一昔前は、日本では当たり前の決め技を審判が勉強不足で技を熟知していないなんてこともあったくらい、日本が圧倒的に強かったようですがそれも過去の栄光で、ここ最近前回大会まではタックルまがいの技とかで日本人選手があれ〜って翻弄されるような試合も多々あったみたいですね。

 ルールもかなり洗練されてきてますから、もはや日本人だけに特化したスポーツではないですね。でもおかげで試合がとんとんと進みますから昔の試合みたいにでっかいもん同士いつまでも組み合ってカウンター狙いで行ったり来たりといった退屈さがなくて楽しいです。いまはそんなことしてたらペナルティみたいです。で今回見てたらやっぱ切れのある元気な動きの選手が勝ち上がってます。それと、負けててもここ一発って馬力のある選手。でも判定がもめて取り消しとかはなんか一旦勝った選手の超よろこびぶりが可哀相で、見ているこっちが気まずかったです。

 卓球も頑張ってますね。現時点で金銀は逃しましたが、石川佳純ちゃんの卓球センスは新しい世代を感じます。若いのに究極でへこたれやすかった昔の日本人選手にはないタフな地力が、この子は若いのに充分ある気がします。また佳純ちゃんは勝った時に「ヤーッッ!!」とか叫びながら飛び跳ねて腕を曲げたままブンブンするんで、なべおじさんはそれが見たくって見たくってこの子の試合は心からいつも応援しています。

 水泳も面白いですね。昔は全く外国勢に歯が立たなかったのに、近年の日本人はマクドナルドバリューセットを食っているせいかとても生育が良く、金銀銅もしっかりぶっちぎりで取れる体格のいい選手が増えてきました。なんかゴールタッチの瞬間に水の中からベロンとでてくる金銀銅の名前に日本人のローマ字があると無条件で「よっしゃあ!」と叫びますな。まあまだ選手の層は薄いですがもはやヨシヨシ決勝出ただけでも良くやったみたいに、健闘を称えるだけのレベルじゃないところがとっても気分良いですわ。

 よくわからんのがフェンシング。いやルールは解るんですよ。先に突いた方が勝ちでしょ。ただね、早すぎて見えないんです。なんか刺さりそうなクニャクニャの剣をお互いカチャカチャやってたかと思うと急にドタバタと絡んで、いきなり片方がヨッシャーみたいに頭のランプピコピコさせながらガッツポーズをするんですが、今なにしたん?で感じです。スローでも全然訳が解らない。しかも刺さりそうであぶなっかしい。なべにはなんかストレス溜まる競技です。

 とまあこんな感じであと10日以上ありますので体力もつか心配ですが、でも頑張りたいと思いますので応援よろしくお願いします。頑張ります。先生来なかったら自習しててくださいね。
 
     
 
  2012.07.15    今年の冬、奈々子さんで夜帰途についていた時のお話です。ゴールデンレトリバー級の大型犬がウォンウォン鳴きながら道ばたを走っていました。

 昨今、野良猫は沢山いますが野良犬は滅多に見かけなくなったので、ちょっとビックリな光景でした。でもそれよりもその犬は一直線に街道を走り抜けているので夜とはいえ交通量の多い街道筋では、超危険です。仕方がないので、マラソンランナーに自転車で並走して走っている監督みたいに取り合えず周囲に注意喚起をしながら並走しました。

 でも、犬はもちろん信号は無視ですし、いつどのタイミングで対向車線に飛び出すか解らないので、ここは20メートルほど先回りして、住宅街の小道へ誘導するようにでかい奈々子さんを斜めに通せんぼ状態にして止めました。もしそのままの勢いで奈々子さんを追い越してしまったら、その先はより交通量が激しいので万事休すだったのですが、犬はなんとかうまく誘導されて裏通りに入ってくれました。

 でもまだ走り続けています。どうやっても止まる気配がないので、もう一か八か追い越して先にバイクを止め下車しました。犬は迫ってきます。でかいのでさすがに怖かったですが、気合いを入れて、ガシッッッと組み止めました。確保成功!

 ですが、そこからがいけません。犬暴れる暴れる!これはいつかのコネコの時のように恩を仇での逆襲も想定されますから、犬を抱きかかえるように足を浮かせ、咬まれないように用心して犬の後頭部に自分の頭を回り込ませ。。。。さあ、どうする。動けなくなりました。

 犬は鳴く鳴く、耳元だからもううるさいったらなんの。ずっとそのままでいることも出来ませんから、なんとか苦心して携帯をポケットから出し、110番を頑張って押してすばやくヘルメットの耳元にさしこんで、近くの電柱に書いてある住所を告げ、なんとかしてくれい!と応援要請をしました。

 でも体重30kg近くある犬をしゃがんだ状態で確保し続けるのって、今まで使ったことがないような筋肉がプルプルーっとあっさりと限界を超えますね。訳の分からん部位の腰、背中がめっちゃしんどかったです。多摩警察はバイクで5分くらいのとこなんですが、40分くらいしてようやく来ましたね。一体何をやってたんでしょうか?

 まあでも来てくれたことは有り難かったです。犬も近所のおばさんが水を汲んできてくれたので、抱きかかえられたまま飲んだのですがようやくパニックから覚醒したのでしょう。それからは大人しくなりました。

 警察トラックの荷台のケージにもすんなり自分から入っていきましたからもちろん飼い犬でしょう。で、さすがにここからは警察の情報網が威力を発揮しました。なんでも、ビッコを引いた大きい犬を見かけませんでしたか、との問い合わせが警察に一件ありとのこと。管轄を越えて情報が共有されるみたいですね。またそれと前後して、歩行者からの情報として慌てて道を走る飼い主とおぼしき女性が、同様のことを行交う人に聞いて回っていたとのこと。補足情報として原付に乗った男性(ナベ)が犬をかばうようにして走っていたとの情報も寄せられていました。

 ずべてこの犬に合致します。ので、とりあえずその問い合わせのあった人に多摩署まで来てもらうことにして、この犬をそのまま多摩署に引き取ってもらうことにしました。なべはといえば、ついて行っても良かったのですがバイクのヘッドライトが入れっぱなしで奈々子さんバッテリーが超やばかったので帰ることにし、近くの交番で訳の解らない拾得物の書類(この場合、一割貰うとしたら何かなあ。犬との一日お散歩券かなにか?)に署名をさせられて帰宅しました。

 次の日多摩署に問い合わせて聞いたところ、やはり問い合わせの方が飼い主さんだったそうで、目出たく再会出来たとのことでした。そしてその電話口でのヤンキーみたいな(ほんまに!ダルそうな尻上がりの学のなさそうな話し方で。)口調の女性警察官さんが今回の事件を通して唯一人、ご苦労様でした、と言ってくれました。

 この犬の名前はジョビー君(覚えにくい!)だそうで、後日飼い主さんからお礼の電話がありました。なんでも急にトラックの音かなにかに怯えてパニックになり家を飛び出して行ったそうで。今後気をつけますとおっしゃっていました。はい、是非気をつけてくださいね。ジョビー君取り押さえるのって大変だったんですから。

 ただ1つだけ今回の事件で気に食わないことがあります。警察に犬と一緒に原付バイクの男性が走っていたと通報した人!そこのアナタ!!
  うちのバイクはナナハンですよ!ナナハン!
 
     
 
  2012.07.01    先日、ナベママの法事で田舎に帰りました。で、今回は地元民の私ですら知らなかった驚愕の事実を知ることとなりました。それは、、、。

 みなさん、チキン南蛮食ったことありますか?ありますよね。あのタルタルソースのかかった鶏の唐揚げです。ナベも高校時代、昼弁当でよく注文したものです。宮崎のチキン南蛮は、こっちのと味付けが違い微妙な隠し味的な何かがあるんです。で、今回、宮崎は県北の延岡にその元祖といわれるのお店があるというので、わざわざ食いにいきました。

 ナベはあのタルタルの微妙な隠し味が気になって、その秘密を知りたかったのですが料理人ではないのでとりあえず食べれたらいいや、の気持ちで片道3時間かけて延岡まで行きました。その店は駅に近い裏通りにひっそりとある『直ちゃん』というお店でした。

 お店の暖簾をくぐって入ると、狭い店内になぜかやたら年配のオバチャン店員が多かったのですがお客さんは4、5人といったところでしょうか。で、奥に陣取り早速チキン南蛮を注文。元祖チキン南蛮のタルタルの秘密にせまりたいと思います、などと自分に対しナレーション
をつけながら、出てきたそのチキン南蛮には何と!タルタルソースが載ってない!!

 言葉が出ませんでした。松田優作ならここで『なんじゃあ、こりゃ!!』と叫ぶのでしょうが、なべは気が弱いので叫びませんでした。で、後からタルタルが出てくるのかと思いしばらく待ってみましたが、オバチャン店員が「以上でご注文はよろしいでしょうか」と言ってきたので、この店ではタルタルはないっちゅうことが判明しました。

 タルタルなしが元祖だったというのはとても衝撃的でしたが、更に衝撃的だったのは、このチキン南蛮、めちゃくちゃ旨かったんです。というか、チキンの揚げ方から衣の付け方からなにもかも絶品と言った感じで、味付けはタレのみ。このタレのみの南蛮が元祖だそうです。なんでも先代の直ちゃんというオジサンが修行中に考案しヒット商品となったらしく、それを宮崎で有名な『味のおぐら』がネーミングをパクってタルタルソースヴァージョンを作り出したようです。

 なので、なべはパクリから入って本物にようやく出会うことができたわけです。でもパクリのチキン南蛮の方が全国区になってますから、こればかりは何が正しいとは言えませんね。でも元祖もパクリも充分美味しいですから今回の帰省は、あらためて宮崎の食べ物はとてもおいしいということが判って、とても満足です。皆さんも宮崎にお越しの際は、『おまる茶屋』のお寿司やサバ寿司、『百姓うどん』のうどん、『らーめんきむら』のとんこつラーメン、『味のおぐら』のカレー、ハンバーグ、そして『直ちゃん』の元祖チキン南蛮を是非ご賞味くださいね!!さらにおみやげにはかるかん、炭火焼地鶏、銘菓ななんばな、飫肥天ぷらなどがありますからお待ちしております!!!
 
       
     
 
  2012.06.15     プリンター。私なべは、6年ほど前に購入いたしましたキャノンのMP600という機種を愛用しておりました。が、ある日ライヴのポスターを印刷した時、急に暖色系の色が薄れ何とも寒々とした青色な風景色が印刷されました。

 インクジェットのプリンターにありがちな目詰まりです。これは、プリンター自体のクリーニング設定ではなかなか解決しない問題なようです。なべもプリンター内部のクリーニングを何度も繰り返しましたが、結局どうにもなりませんでした。

 メーカーではちょっと前まではプリンターヘッドのみ取り寄せることが可能だったようですが、最近ではこのような部品のみの注文は受け付けなくなったようです。ヘッド自体はカンタンに取り外せるのですが、商売にならないのか修理でしか対応しなくなり、あるいは買い替えを暗に勧めているのかもしれません。

 まあでもこの程度でいちいちモノを廃棄していたら産業廃棄物が増えるばかりなので、いろいろ探してみたらありました!漬け置きクリーニング液なるものが。

 これは、お店のひと曰く、「まあこれで直るとは限りませんがね〜。」だそうですが、何事もチャレンジです!液は各プリンター用にそれぞれ出ていてしかも2種類ありまして、顔料用と染料用です。カートリッジのやたらでかい黒インキは文字用だそうで顔料だそうです。それ以外の色はすべて染料でカラー印刷とかで使うインクだそうです。ちなみに顔料は水や油に溶けず、染料は溶けるそうです。同じ着色料でも種類があるんですね。知らなかった、、、。

 この取り説によると、プリンタヘッドに半日ほど漬けてくださいとのこと。ですが残念なことに半日漬けても詰まりは解消されませんでした。もうガックシきましたね。なんか自分の使っている愛用品がもう使えないんだーとなると、なんだか可哀相で可哀相で。で、もうダメもとだからヤケクソで今度は一日丸々液にヘッドをつけてみましたところ、帰ってみたらなんとヘッドがいつのまにか液をすっかり吸収しておりました。

 かなり手強い目詰まりだったようです。ですが、じっくり我慢して漬けたら、この洗浄液はいつかはちゃんと目詰まりに浸透するようです。もし同じお悩みをお持ちの方がおられましたら参考にしてくださいね。なのでめでたくMP600君は現役復帰と相成りました。いやあ、綺麗に印刷できた時には嬉しかったですねえ〜。なのでまた秋のライヴポスターは暖色系の色合いで印刷しますので、乞うご期待です。プリンターを自分で直しちゃったもんだからなんかウキウキと嬉しかったある日の出来事でした。
 
       
     
 
  2012.06.01    皆さん、キリンラーメンなるものをご存知ですか。わたくし先日このキリンラーメンなるものをゲットしたのでございますが、お味は白濁した醤油味でじつにやさしい、懐かしいお味でした。

 6食入りで500円とお値段は全然お安くないんですが、キリンの絵の入ったビニールに昭和レトロな文字フォント『キリン』の文字にこれまた今の感覚では発想すら出て来ない『家庭用ラーメン』の文字が、なんか時空をさまよっている感じがしてクラクラします。

 中身は透明のビニールに乾麺と粉スープが入っているだけの6個詰めで実に簡素なんですが、先に申しましたように一口目の印象が、じつにお腹に優しい、とてもグッドな感覚でした。

 なんでも昭和40年代はラーメンといえばまだまだ屋台で食べるものという時代だったようで、ご家庭でも気軽にということで、『家庭用ラーメン』、親しみやすいようにということで『キリン』、がロゴマークになったようです。

 ちょっと高めのお値段ですが、一部包装を障害者施設で行うなど社会貢献にも寄与している商品ですから、一度機会があったら皆さんもお試しくださいね。検索したらネット注文も出来るようですよ。日頃お世話になっている人とか、サックスの先生とかに感謝の気持ちを込めて贈られてはいかがでしょうか?きっと大喜びされると思いますよ。ちなみに味噌味と塩味もあるようですね。私はそちらはまだ食べていませんが。
では。。。
 
      キリンラーメン  
     
 
  2012.05.15    昔、トワイライトゾーンというショートストーリー仕立ての映画がありまして、その中で時間の番人のお話がありました。

 ある朝、男が起きてみると、家の中を青い服を来た作業員達が家具という家具を家から運び出しているじゃありませんか。ビックリした男は猛烈に抗議するんですが、青いのっぺらぼうの作業員達は、忙しい、邪魔するな!とばかりに男を押しのけて、モクモクと作業を続けます。

 そうこうするうちにようやく人間の責任者らしき男が登場するんですが、何とその男曰く、我らは実は時間の番人で、お前達人間のすごす時間の積み重ねの瞬間をひとコマづつセッティングしているんだ、という話です。ですから例えば、ただ単に道を歩いているとしても、あそこからここまで歩く間に時間の狭間の中で例の青い作業員達が突貫工事で道を鋪装して、1秒前と寸分変わらない街の風景を作り上げ、その1秒が終わったらすぐさま先回りして、数秒あとのまだ真っ白な空間に終わったばかりの風景のモノ、ベンチやクルマ、街路樹などを移し替えて全く同じに一から作り上げるそうで、そのために人間に気付かれない特別な時間の流れの中で膨大な人数の青い作業員達がちょっとづつ変わっていく同じ街の風景を作っているそうです。。

 でもたまに彼らもしくじって、モノを置き忘れたり、置く位置を間違えてセッティングしたりするそうで、実はこれが人間の間でよくあるあれ、さっきここに置いたはずなのに!無い!という現象になるそうです。でも彼らはそうした時も上手く立ち回って多少人間の記憶を都合良く修正し、ああ、そうだった!ポケットにいれたんだ!みたいに思わせといて、次の時間でそのものをさりげなく戻すみたいです。

 こないだそれをやられました。外したはずの部品が無い!絶対絶対バイクの横に置いたハズ!でもなんボ探しても無いんです。そのとき多分彼らは私の脳を必死に改ざんしようとしてたと思います。私はそれが判ってましたから、あーあ、君たち、失敗しよったなあ、僕はここに絶対置いたよ!さあどうする!失敗だね!とぶつぶつ独り言を言いながら家に帰ったら、さっきしまって持ち帰った工具箱の中にその部品はありました。

 さてここで問題です。これはやはり青い作業員達の作業ミスでしょうか?それともなべの思い込みでしょうか?私は絶対青い作業員たちの失敗だと思います。信じてもらえますか?
 
     
 
  2012.05.01   「どうも、あたしロサンゼルス警察のコロンボといいます。」悲しみに暮れる演技をしている犯人に、殊勝な態度で同情を示しながらの初対面シーン。ピーターフォーク主演のご存知、『刑事コロンボ』。

「いえ、ただね、ちょっと気になったもんですから。いやわたししょっちゅうこういうことあるんですよ。ついど忘れしちゃって。でも気になって仕方がないもんですからつい何度も聞いてしまうんですが。わるいクセでね。かみさんにもしょっちゅう言われるんです。メモを取らないからだって。いやメモは取るんですがね、今度はそのメモをどこかへ忘れるんですよ。で、なんでしたっけ?あー、そうそう、この皿は灰皿ですか?」犯人宅へ時間外の訪問をして悪びれながらも唐突な質問をするコロンボ。

「あとひとつだけ!あの日は晴れてましたが、ここがなぜか濡れてたんですよ。じつに不思議でね。なぜでしょうか?お解りになります?」「あー、それはうちではスプリンクラーを自動でかけてるから、きっとそれで濡れてたんじゃあないですか」「あ!スプリンクラーね!そっか、そいつは気付かなかった!なーるほど。これで全部スッキリです!ご協力感謝します。」「いえいつでもまたどうぞ」思いもよらなかったきわどい証拠を突きつけられながらも、うまく言いくるめられたと思いホッと上機嫌の犯人と笑顔のコロンボ。

「いったい私が犯人とでも言いたいのかね!コロンボ君!」「いーや!とんでもない。そんなことコレッぽっちも思ってません。第一あなたが犯人ならつじつまが合わないんですよ。動機という点でね。」核心に近づきながらもうまく相手の怒りをひょうひょうとかわしながら犯人の描いたシナリオの綻びを解していくコロンボとだんだんいらだちを隠さなくなってきた犯人。

「そう言えばあの日は予想外の暑い日でしたね。気温も37度を超えてたとか。それじゃあ今夜はどうもごちそうさまでした。」と犯人に対して決定的な一言をさりげなく残して笑顔で夜の闇に消えていくコロンボ。

「いや、コロンボさん。あなたは良くここまでワインを勉強されましたな。」全てが暴露されたにもかかわらず、なぜかホッとした様子の犯人が、連行中にコロンボからボトルとグラスを贈られ、それを一口堪能しながらつぶやいた犯人の敬意の混ざった言葉。

 H・マンシーニ作曲のご存知のテーマ曲。名曲ですね。もともとは大きく刑事ものシリーズ全体のテーマ曲らしいですが、日本では刑事コロンボの曲として定着したようです。宮崎では土曜日夜のゴールデンタイムに放送されてました。この曲を聴くと、土曜日の夜の密やかな開放感と明日は日曜日という楽しい嬉しいひとときの高揚感でしあわせいっぱいになった小学校の頃を思い出します。彼の大好物だったチリがたまに無性に食べたくなり、おふくろサンにねだってはみたもののそんなもの宮崎のスーパーには売ってなかったですね。

 昨年このわたしの秘かなヒーローは心臓マヒでなくなりました。晩年は自分がコロンボだったことすらすっかり解らなくなっていたということですから、わたしにはコロンボもなにもかも子供の頃のままのつもりが、やはりあの懐かしい日から相当年月は経っていたようです。でも心の中ではあのやぶにらみの不思議な笑顔が日の光を浴びて今もいきいきと健在で、たまに休日前夜この曲を思い出しては懐かしい時を反芻して夜更かししてしまいます。。

 いよいよゴールデンウィークですね。休日前夜は充分ワクワクしましたでしょうか?皆さんも楽しい嬉しいひとときをお過ごしください!
 
     
 
  2012.04.15    昨年一年間ぶっ通しで取り組んできた不動バイクの復活作業がようやく終わりを迎え、最近いきなりヒマになってきました。

 振り返ってみると、出口のない迷路をグルグルまわっていたような不毛にも感じた一年間でしたが、毎日バイクをバラしては組み立てることの繰り返し作業はこれはこれで一種の生活の一部になっていたようです。

 そしてようやくポンコツバイクを自力復活させたことは実に充実した達成感があったのですが、あの苦しかった悪戦苦闘の日々が不思議と懐かしく感じる最近なんですよ。そう、燃え尽きちゃったんですね。不安一杯のまま未開の分野に足を踏み入れ、無我夢中でオイルまみれに指を真っ黒にしていっぱいいっぱいに取り組んでた毎日がいつのまにか気がつくとふっと一段落し、その後燃え尽き症候群になってしまいました。

 禁煙中の状態にも似ていますかね。仕事以外にタバコを吸って一息入れるという別の作業、私の場合不動バイクを何とか動くようにしなければならないという作業でしたが、それの時間がなくなったんです。することが急になくなったことが逆にストレスに感じられ、情緒不安定な毎日がしばらく続くことになりました。これはちょっと辛かったですね。

 で、しかたないので次なる娯楽というか、やることを考え出しました。それは『問いかけダイエット』です。

 一体どういうことかと申しますと、何かを食べようとしている時、あるいはお昼のお弁当を買おうとしている時、そういった時に自分自身に問いかけるのです。

 (おい、今おまえはオニギリ2個に、ジューシーサンドイッチ、さらにはからあげクン、食後のカステラまで狙っているようだが、本当にそこまで飢えているのか?お前の腹具合はそんなにハラペコか?)

 (なあ、いま森永チョイスの箱を開けたようだが、夜中の12時だぞ。ホンマに今食わないと寝られなくなりそうか?)

 (最近代謝も落ちてきているんだから、牛丼は並み盛りでいいんじゃないか?そのかわりにコールスローは認めよう。)

 (今日予定のラーメン二郎は別格だから不問とする。そのかわりにちょっと昼ご飯を調整してみないか?)

 これが不思議と効果あるんです。もちろん煩悩の虜と申しますか、煩悩の申し子として天から降ってきた私ですからムダなガマンは一切しないことを条件にこの『問いかけダイエット』を始めました。ですからハラ減ってる時は深夜だろうがなんだろうが食います。ただ、このように食う前に必ず問いかけるのです。

 (ちょっとハラつまんでみ。マシュマロが乗ってるようなフカフカ感だがこれを絞ってハラ割ったったら気分いいぞー。)

 ちょっと冷静な自分をそこに置くことで、ささやかな蓄積を狙っています。蓄積といえば、同時発プロジェクトとして『貯金』も『問いかけダイエット』同様スタートしました。これは一時取らぬ狸の電卓が20年で二千万をたたき出すという夢のようなところまでいったんですが、まあ冷静になって実際実行可能なところで一日300円の貯金をすることで折り合いをつけました。というか300円の倹約ですね。

 2012年はこのような新しい娯楽を始めました。また経過報告しますね。
 
     
 
  2012.04.01    昨年のお話ですが、バイクで帰宅途中になんと道路上に子猫がしゃがんでいるのを目撃しました。というか、そのすぐ横をすり抜けたんですが、一瞬まさかと思いました。でも万が一を考えて、バイクを止めすぐそこに戻ると、やはり子猫が追い越し車線に腰を抜かして座り込んでいるじゃああーりませんか。

 見ると確かに生きてはいますが、多分不用意に幹線道路上に出てきて、凄まじい交通量に動けなくなってしまったものと思われます。たまたま赤信号で車がストップしてたのでセーフでしたがナベが近づいてようやく我に帰ったのか、いきなり逃げ出しました。

 でも逃げ出したはいいんですけど、安全な歩道ではなく対向車線に飛び出したからさあ大変。こちらは青信号になって車が加速し始めてます。なので、はねられないよう充分注意しながら「止まれー!ネコ!ネコ!ちょっと止まって!」と大声でわめき散らし両手を振りながら、車列を一時的に止めました。子猫も迷惑ですがナベも大概です。でも仕方ありません。

 その子猫は一台の止まった車の下に逃げ込んだのですばやく鷲掴みにすると、子猫は暴れてつかんだ手を噛みついてきたりしましたが、危険なのでとりあえず現場を離れてすぐにバイクの所まで戻りました。

 元々ノラネコなんでしょう。しかも最初の腰を抜かしていた路上で失禁していたので、もうクサイのなんの。猫ちゃんのおしっこは濃ゆいのでちょっとキツかったです。しかも、落ち着かせようと撫でているにも関わらず腕の中で暴れまくり、敵意に満ちた目で撫でている手に爪を立てたり、隙あらばナベの喉笛めがけてするどいキバを剥いてきます。やっぱライオンの種族ですなあ。勇ましいというか、こんなチビでも闘いの仕方を本能で知っていますね。

 でもなんか危険を犯して救出はしたものの、クラクションはバンバン鳴らされるわ、肝心の子猫には感謝もされないどころか喉を咬みちぎられそうにはなるわ、手袋とジャケットに浮浪者の匂いが染み付くわ、もうさんざんでした。なんか自分が可哀相になってきましたね。

 でもどっから来たのかは知りませんがもうヘタな所には放せないので、脇道から住宅街にだいぶ入って、車の来ない茂みの中に放しました。すばやい逃げっぷりから判断してどうやらどこもケガはしていなかったようです。

 まあ命が助かったから良かったんですが、あの敵意に満ちた目はなんか忘れられなかったですね。まあでもきっと懲りたでしょう。すっかり臭くなって毛だらけになった手袋を見ながら、もう2度目はないからね、あんた少しは気をつけなさいよ、と心の中でつぶやいたある夏の夜でした。
 
     
 
  2012.03.15    ライヴ前になるとよく口内炎が出来ます。普段と変わらず生活してますし、ただのぐーたら人間なはずなのに、無意識にいろいろと段取りを考えたりなんかして人並みにストレスが溜まっているみたいですね。

 楽器吹きにとって、口の疾患は結構ダメージが大きくて、最悪なのが下唇の裏。唇を巻いて演奏しますから、真っ白に口を開けた口内炎君が歯に当たって、うきゃあー、でなもんです。
 次にほっぺたの裏でしょうか。空気を貯めて吹く感じですから伸縮性のあるほっぺたなんかは拡張しますでしょ。状況に慣れたら麻痺してまあ何とかなるんですが、しばらく喋ったりなんかでちょっと間があくと、また吹き始めに凄いのがやってきますねー。

 めずらしいところで舌の上。味蕾がなんか具合悪いなあーと思っていたらある日パックリと白い粒のお目見えです。これもまたピリッピリッと当たるところがなんかヤな感じですね。

 今回は舌の下のところに出来ました。楽器は舌を使いますから演奏中、ある一定以上に舌が伸びた瞬間、ズコーン!を衝撃が走りまくりました。まあ対策としては、口内炎用の消炎スプレーを買ってきてしょっちゅうピュッピュッと当ててたんですが、スプレーがチューッと白いクレーターにダイレクトに当たった日にゃあ、これまた容赦ない気絶するような痛みでしたね。醤油を塗り込めているような感じといったらよろしいかと。効くと信じているから我慢はすれどかなりなもんでした。
M系の方にはおすすめかなあ。

 でも皆さん、そんな口内炎プレイヤーにお付き合いいただいて、今回もありがとうございました!次回も口内炎共々お楽しみに!!
 
     
 
  2012.03.01   旅に病んで夢は枯れ野をかけめぐる。

 江戸時代の俳人、松尾芭蕉の生前最後の句ですね。中学だか高校だかにこの句を知りました。びょうびょうたる枯れ野に心を奪われ、その人生の大半を旅に過ごした一人の人間の生きざまが、この句には凝縮されていますね。

 人間も動物ですからねぐらと食べるものとがちゃんとちゃんとあって、フツーに平和に生活出来た方が今も昔も良いに決まってますが、この句はまったく正反対の世界に位置してますね。まあ芭蕉さん程の俳人ともなれば実際には行く先々でちゃんと厚遇を受けて、食うには困らなかったようですが、それでも今と違ってすぐコンビニがあるわけでもなし、ちょっと道を外れれば野ざらしの行き倒れなんかも普通にあった時代でしょう。自己責任でなんとかなる平和な今の世と違いますからね。

 それでも旅に出る、風雅の道といえば聞こえが良いですが、まあかなり気合いが要りますわなあ。それでも旅に心奪われるこの原動力は何なのかというとまさに、この北風の吹きすさぶ荒野の風景、それなのでしょう。

 いまナベは2台のバイクに憑依されておりますが、特に寒風身に沁みる冬の季節に走っていると、何とはなく芭蕉の魅かれた枯れ野の世界の匂いが解る気がする時があります。心のタガが外れて空の彼方に意識が飛んでいったような自由な感覚、それは匂いに触発される時もあれば、行き交う風景に何かを感じることもあります。いずれにせよ一種のトランス状態とでもいいましょうか。説明出来ない何かに動かされて芭蕉も一生を旅したのでしょうか。

 寒さがまだまだ厳しい季節、インフルエンザなども流行ってますから皆さんお気をつけ下さいね。ではまた。
 
     
 
  2012.02.15     2年間履き続けたブーツがつま先からベローンと口を開けるようになってきました。さすがに限界が来たようです。お値段はそんなに高くなかったですがやはり日本製は持ちがとっても良いですね。ありがとう、と心からお礼を言ってお別れしました。

 実は彼には通販で買ったブランチャーノとかいうメーカーのカッチョいいロングブーツの相棒がいたんですが、コイツがまた中国製にありがちな形だけというやつでした。買って一ヶ月で土踏まず辺りの接着が取れてきて雨が降ると水がしみ込むパターンだったので、先のブーツ君に2年間も孤軍奮闘してもらったわけです。

 なので今回はちょっと頑張ってまともそうなメーカーを、お値段も頑張ってチョイスしてみたんですが、最近どうも脇が甘いですねー。リチャード・スミスというメーカー名だったのでイギリスあたりだろう、とろくろく確認しなかったのが失敗で、またもや中国製でした。後で気付くところが、まあなんともヤキが回ってきた証拠です。

 はい、やはり今回もちゃんとしかけがありました。このブーツはファッションベルトがリングを中心に足裏と足の甲、かかと3箇所に通してあるタイプのやつなんですが、何と歩いていると、このベルトがいつのまにか足からスルッと抜け落ちちゃうんです。抜け殻は馬の口輪みたいに路上に転がっているので、その姿は何とも情けないことこの上ないです。

 パチッと止めるボタンがゆるゆるなんですね。なんでこんなに中国のお品物は詰めがおおざっぱなんでしょうか。コンビニで頑張っている中国人の留学生さんたちは、愛想いいし仕事は出来るし頑張ってるんですがね。

 なのでナベも今回は頑張って修理することにしました。まずホームセンターで同じ大きさのスナップボタンを買ってきました。で、スカスカの中国三千年伝来のボタンをニッパで頑張ってむしり取り、買ってきたスナップボタンは片面がトゲトゲになってますからそれをベルトに押さえつけて咬み込ませ、裏側から受け皿を当てて両方をプライヤーで挟み込むと、なんとそれだけでハイ一丁上がり!

 もうウットリっす。あれれ、もう出来ちゃった、何と仕上がりがバッチリじゃん、俺様完璧じゃん!という充実感がフツフツを湧いてきましたねー!これが合計8カ所あったので、8回の幸せがありました。ギュッギュッ、出来た!パチン、ハマったー!いい感じイー。このしびれ具合、親指が喜んでるゼ!これこれこの感じ!この抵抗感だよ。ある程度押さえてこそパチッとハマる、この瞬間のこの適度な緊密度、スッキリ感。やはりこんなチマチマしたパーツは日本製に限るね!幸せを運んでくれる日本の工業力水準の素晴らしさに大興奮したある日の休日でした。
 
     
 
  2012.02.01    昔よく作ったレシピでナベが自信を持ってお勧めするメニューにケチャップライスがあります。本日はこれの作り方をお教え致しましょう。

材料。。。卵2個、バター細長いのを1センチくらい切った分量、塩、こしょう、ご飯(あたたかくてOK)、ケチャップ。

 作り方。。。
 1。まずバターをフライパンで過熱し、白い煙が上がりだしたら溶き卵をブチ込みます。
 2。さらにスグにご飯をドカンと真ん中にぶち込みます。
 3。弱火にします。
 4。卵とご飯をほぐして混ぜ合わせます。
 5。塩こしょうを加えます。
 6。適度にほぐれたら、強火にしてケチャップをかけて一気に炒めます。
 7。おしまい。

 ナベが好きな場面は、煙りのでだしたフライパンにとき卵をぶちまけて、均一に広がった卵の上にご飯をドカっと乗っける瞬間です。なんかお料理番組みたい。

 卵がですねー、バターを吸収してご飯がいい具合にパラパラになってくれるのと、弱火で丁寧に炒めるので焦げ付かないという、さらにフライパンをサッとひいて中身をひっくり返すという匠の技とが相まって、いかにもお料理しとるという満足感、ちょっと職人みたいなフリが出来ます。この料理は具材は卵だけ、所要時間5分、必要に応じてカンタンに特盛りにも出来るととにかくインスタントでお安くつく点がいいですね。是非試してください。お礼はチョコレートでいいですよー。
 
     
 
  2012.01.15    冬になると食欲が増しますよね。あれなんでなんですかね?寒いからそんなに代謝が活発になってないはずなのに。ブルブル震えるのって意外にカロリー消費するとか。

 そんな時期を狙ってかどうか判りませんが、秋口から冬にかけてまたドンブリ業界が活発化しております。最近は牛丼一杯300円以内で収まるのでお財布にもとっても優しい業界戦略ですね。

 じつに男らしいのが『かつや』ですね。いつ行っても100円引きのチケットくれます。しかもこないだなんか有効期限が切れてたのを出して、あっ、と思ったのですが「大丈夫ですよ。100円お値引き入ります。」とさらっと言ってくれました。カロリーなんか一切表示してないし、メシはパワーつけるために食うんじゃ!といった基本姿勢がありありと見てとれます。

 あとなべが好意を寄せているのが、老舗の『吉野家』ですね。ここは牛鍋丼がお豆腐入りでなかなかヘルシー&280円でこれまたお安い!味にこだわってアメリカ産牛肉が入って来ない時期にオーストラリア産に乗り換えることをしなかった下町職人的な気質を感じます。店員の中国人留学生さん達も実に教育がしっかりしていてキリッとしていますから気持ちがいいですね。メニューも最近はカレーとかも頑張って研究しているみたいでたまに食べてあげてます。

 一時期ハマっていたのが『松屋』です。ここの牛焼き肉定食はサラリーマンのオジサン達にとって手軽に美味しい焼き肉が頬張れる実にウマイ逸品です。なべなんかは人の目を気にせずに、フィニッシュは必ず残った焼き肉2枚をご飯の上に油ごと乗っけて、仕上げにバーベキュー味のタレをドボドボかけてサブサブと食います。んまいですよーーー!

 『すきや』はメニューの数では群を抜いてますし美味しいんですが、深夜帯では人件費削減のため店舗によっては一人体制で営業をやっているようでよく強盗に入られるようです。食券券売機も経費削減で置いてないのでちょっと幹部の皆さん、考えて上げてくださいね。

 珍しいところでいうと『なか卯』でしょうか。こちらも牛丼が安くしかも和風すき焼き風なので一気に食べれちゃいます。がー、シート席の背もたれが結構飛び出ていて背中を押されるようでゆったり休めません。店の回転をよくしようという考えがありありでちょっとどうかなー、といったところです。

 とまあナベ式ダイエットはどこ行ったの、っていう感じですが、体重計で有名なタニタ食堂方式をチャーンと取り入れてます。それは、、、

 まず、お野菜をしっかりとってお腹を繊維質で満たし、次にお味噌汁系のあったかいものでお腹を温めかつふくらまして、その後おもむろにメインディッシュの牛丼なりカレーなりに向かいます。でなるだけゆっくりと食べるのが満腹中枢を刺激してくれて良いようです。繊維質のおかげで吸収バランスもなかなかよろしいですし。まあでもやっぱり一番は運動ですね。次にタニタ式お食事法でしょうか。皆さんのお腹はいかがお過ごしでしょうか?
 
     
 
  2012.01.01   皆さん明けましておめでとうございます!本年もどうぞ宜しくお願い致します。

年末年始の出来事。。。

 恒例年末ライヴが無事終了しました。ナベライヴはオリジナルが多いので静かに聴いてくれるお客様が多いのですが、今回のライヴではジャズライヴにつきもののジャズオジサンの掛け声『オーイエイ!」がなかなかいい、ちょっと笑えるタイミングで入ってきまして、ようやくナベライヴもここまでこれたかとちょっと感無量でした。

 出先でコンビニに入ったら、140円以下のオニギリ全品100円セールに当たることが多く、しかも最近ハマりだした(南高梅おにぎり)(こんぶオニギリ)(塩オニギリ)などにありつけることが多く、お腹とお財布に優しいセブンのオニギリに大感謝です。

 一年以上探し続けていたナナハン奈々子さんのバイクのシートが海外オークションで出品されました。円高なので今まで業者を通していたのですが、手数料も考えてみるとチリも積もればなので、頑張って個人輸入に切り替えました。アヤシい英語のきわどいやりとりがありましたが無事落札出来ました。到着した色褪せた中古品は早速お手入れグッズでツヤツヤにしてあげて、もううっとりですわ。ちなみに英語は100%翻訳ソフト君の実力です。

 生徒さんが新しく楽器を購入され、その際にハードケースは要らないとのことでシュガーバターの樹と交換で譲っていただきました。新品楽器ケースと30年物のボロボロのセルマースーパーアクション80のアンバランスさに一人ニヤリを繰り返しております。

 皆様、2012年はご機嫌よく迎えられましたでしょうか。謹賀新年!今年も元気によろしくお願い致します。 
 
     
 
   
 

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